前兆の機械/Omen Machine
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Omen Machine / 前兆の機械 (6)
アーティファクト
アーティファクト
プレイヤーはカードを引けない。
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを追放する。それが土地カードである場合、そのプレイヤーはそれを戦場に出す。そうでない場合、そのプレイヤーは可能ならばそれをそれのマナ・コストを支払うことなく唱える。
ドロー・ステップにライブラリーの一番上のカードを引くのではなく、その場で強制的に使用させるアーティファクト。野生の喚起/Wild Evocationに少し似ている。
既存のデッキは大きな影響を受ける。このカードが出た後は手札が増えなくなることも合わせ、カウンターなど受動的なカードやタイミングを選ぶカードを多用するコントロールやコンボデッキに対して特に有効である。ただし、フィニッシャーをタダで戦場に出させてしまう可能性には注意。
- ミラディンには似たような能力を持つ上天への門/Gate to the Aetherがあった。マナ・コストも同じ6マナ。
利用
以下のような方法で優位にゲームを進めることができるだろう。
- 燃え立つチャンドラ/Chandra Ablazeやテフェリーの細工箱/Teferi's Puzzle Boxなどで対戦相手の手札を空にする。
- フラッシュバック等の墓地利用、パーマネントの起動型能力を主力にした手札に頼らないデッキ構築をする。
- 根囲い/Mulch、宝物探し/Treasure Huntなどの「手札に加える」系の手札補充カードを採用する。
- 占術、師範の占い独楽/Sensei's Divining Topなどのライブラリー操作、教示者や有毒の蘇生/Noxious Revival等で、リセット呪文や引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn等の影響力が大きいカードを積み込む。
- 時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerやドラニスの判事/Drannith Magistrateで対戦相手の呪文を唱えられなくする。
ドロー自体を禁止しているためライブラリーアウトで敗北しなくなるので不要なカードをライブラリーから削ってしまうのも選択肢である。
しかし、このカード自体が6マナと重いため、マナ加速もコントロール要素もないのではさすがに厳しい。このカードを出した後に無駄となるカードを減らしつつ、いかにコンスタントにこのカードを出せるようにするかのデッキ調整が必要と言える。新たな造形/Shape Anew、実物提示教育/Show and Tell、蔵の開放/Open the Vaultsなどの直接戦場に出す手段も考慮すべきだろう。
その他
参考
- 壁紙 (WotC,十一段目)
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ファイレクシア陣営 - レア