追加コスト
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追加コスト/Additional Costは、カードをプレイする際に、通常のマナ・コスト以外に必要とするコスト。
Shrapnel Blast / 爆片破 (1)(赤)
インスタント
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この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。爆片破はそれに5点のダメージを与える。
解説
カードに指定されている追加コストは、コストの支払い時に支払う。追加コストはマナ・コストではないが、コストであることには違いないので、支払えば返ってくることはなく、追加コストを支払えない場合はそもそも呪文を唱えることができない。
コストの支払いはスタックに乗らない。よって、それに対応して何かすることは不可能である。
- なお、追加コストの支払いが任意になっているものは、それを支払えない場合にも呪文を唱えることができる。
- 追加コストがマナである場合もある。追加コストがマナであっても、それはマナ・コストではない。
- 「戦場から墓地に置かれたとき」に誘発する誘発型能力を持つパーマネントを追加コストとして生け贄に捧げた場合、まず追加コストを支払った呪文や能力がスタックに乗り、続いて生け贄に捧げたパーマネントの誘発型能力がスタックに乗る。これは追加コストがコストの一部であるためである。
- 唱えるためのコストに対するコスト軽減カードで、追加コストの分も減らすことができる。
- ただし、これは「本来のコストと追加コストを両方減らす」ということではない。一つの「唱えるためのコスト」に対して、増加させる効果と減少させる効果が重なっているだけである。
- 例えば、覚醒の兜/Helm of Awakeningを1つコントロールしている時に転覆/Capsizeをバイバックで唱える場合、マナ・コスト(1)(U)(U)に対してバイバックで(3)増加、覚醒の兜で(1)減少が適用され、支払うコストは(3)(青)(青)となる。
- 記憶の水晶/Memory Crystalの場合は「唱えるためのコスト」ではなく「バイバック・コスト」を減らす。このように指定されている場合は、指定されたコストしか減らせない。
- ルールに関係ない部分では、マナ以外のコスト(手札を捨てる、パーマネントを生け贄に捧げるなど)をこう呼ぶことが多い。
- 過去の追加コストには「追加コスト:カードの効果」という表記のものがあった。そのため、起動型能力のように追加コストを複数回支払えば、支払った回数だけカードの効果が起きるという勘違いもあった。これらのカードはオラクル変更で現在の「~を唱えるための追加コストとして、」の表記に修正されている。