昂揚

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登場セット
イニストラードを覆う影
異界月
モダンホライゾン2
モダンホライゾン3
ダスクモーン:戦慄の館
ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ

昂揚(こうよう)/Deliriumイニストラードを覆う影で登場した能力語


Topplegeist / 倒し霊 (白)
クリーチャー — スピリット(Spirit)

飛行
倒し霊が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
昂揚 ― 各対戦相手のアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれる場合、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。

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Traverse the Ulvenwald / ウルヴェンワルド横断 (緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれるなら、代わりにあなたのライブラリーからクリーチャー・カード1枚か土地カード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。



Reaper of Flight Moonsilver / 空翔る月銀の魂刈り (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)

飛行
昂揚 ― 他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:ターン終了時まで、空翔る月銀の魂刈りは+2/+1の修整を受ける。あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれるときにのみ起動できる。

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[編集] 解説

あなた墓地にあるカードカード・タイプが4種類以上含まれる場合に使用できたり強化される能力を示す。イニストラードを覆う影のテーマである「狂気」を、精神の比喩であるライブラリーの対極である墓地が一定のレベルを超える事で正気を失うフレイバーで表すメカニズム。

イニストラードを覆う影ブロックでは全に存在する。モダンホライゾン2でも再登場し、こちらではに割り当てられたメカニズムとなっている。ダスクモーン:戦慄の館ではと赤とに割り当てられ、クリーチャー・エンチャント有色アーティファクト・クリーチャーが条件達成の助けになるようになっている。ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキでは積み上がる死者の山/Death Toll(黒緑)のテーマとなっている。

[編集] ルール

[編集] その他

  • 墓地のカードを数えるメカニズムとしてオデッセイ・ブロックスレッショルドの変形版といえる。
    • 実際にセットのデザイン過程ではスレッショルドも試されたが、条件の達成の容易さが構築リミテッドで違いすぎるため調整が難航し[1]Ken Nagleがカード・タイプを数える方向を思いついた[2]
    • イニストラードを覆う影には他にもオデッセイ・ブロックのメカニズムであるマッドネスが再録されている。
  • イニストラードを覆う影には昂揚によって強化される常在型能力を持つクリーチャーが複数存在するが、いずれもタフネスに強化を与えないようデザインされている。
  • Deliriumとは、せん妄状態、精神錯乱状態のこと。
    • 同じ単語が過去に狂乱病/Deliriumと訳されている。フレイバー的には昂揚よりこちらの訳語の方が似合っているが、マッドネスと似たような意味になるため混同を避けたのかもしれない。
    • 開発時の名称はInsanity(精神病、狂気)であったが、不適切であったため変更された[3]
  • イニストラードを覆う影の昂揚を持っているカードにはグロテスクな触手や異常な海綿状組織、異様な色彩が描かれている。
  • ダスクモーン:戦慄の館開発時点でのストーム値は高めであったが、フレイバーや条件がセットのテーマと合致していたため再登場に至った[4]

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 Finding Delirium(Internet Archive)/昂揚発見(Latest Development 2016年3月25日 Sam Stoddard著)
  2. Chasing Shadow Part1/影を追う その1(Making Magic 2016年3月14日 Mark Rosewater著)
  3. Trivial Pursuit: All Innistrad/『イニストラード・リマスター』のトリビア(Making Magic 2025年1月13日 Mark Rosewater著)
  4. Odds & Ends: 2024, Part 2/こぼれ話2024 その2(Making Magic 2024年10月7日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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