栄光の闘技場/Arena of Glory
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土地
あなたが山(Mountain)をコントロールしていないかぎり、栄光の闘技場はタップ状態で戦場に出る。
(T):(赤)を加える。
(赤),(T),栄光の闘技場を督励する:(赤)(赤)を加える。このマナがクリーチャー呪文のために支払われたなら、ターン終了時まで、それは速攻を得る。(督励されたパーマネントは、次のあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。)
モダンホライゾン3のレアの土地サイクル、赤は督励により、唱えたクリーチャー・呪文が速攻を得る赤マナを生み出す。
生み出したマナはクリーチャー以外に使ってもよいが、実質2マナ使って2マナ出しているので単に次のターンにアンタップしなくなるだけ。次のターンのマナ基盤と引き換えにクリーチャーに速攻を付与するカードと考えるべきだろう。山さえあれば戦場に出たターンから使用できるので奇襲性が高く、有用なサボタージュ能力や攻撃誘発型能力を活用できるクリーチャーとの相性が良好。リミテッドでは単にアタッカーが増えるだけでも対戦相手の計算を崩しやすくなるので、確保しておくと終盤の差し合い・読み合いで大分有利に立てる。
構築では、やはり優秀なサボタージュ能力、攻撃誘発型能力を持つクリーチャーを搭載したデッキに採用が見られる。ボロス・エネルギーでは火の怒りのタイタン、フレージ/Phlage, Titan of Fire's Furyの脱出コストに赤マナを支払い6/6の本体+稲妻のらせん/Lightning Helix2発分の火力でライフレースを有利にできる点が評価される。
- 描かれている風景は督励を初めて扱った次元/Planeであるアモンケット/Amonkhet(通常版イラスト/ボーダーレス版イラスト)。建物にはハゾレト/Hazoretの意匠が見られる。
- 出典によって記述にややぶれがあるものの、ハゾレトが課す激情の試練/Trial of Zealでは修練者/Initiateが造反者/Dissenterと、もしくは修練者同士で戦うことを要求され、皆がハゾレトの魔法により戦いへの欲求を高められる。2体のクリーチャーに速攻を付与できる仕様は複数陣営の戦闘衝動を焚きつけるフレイバーを反映したデザインともとれる。
- 破滅の刻には「プレイヤー自身を督励する」というコンセプトのもと[1]土地のアンタップを制限する代わりに強力な効果を持つ神々の最後の呪文サイクルが存在した。いずれもペナルティが強くトーナメントで使用されるには至らなかったが、土地自体が督励を持ちアンタップ制限の代わりに効果を発揮できるこのカードは同デザインの調整版ともとれる。
ルール
- 栄光の闘技場と山が同時に戦場に出る場合、栄光の闘技場はタップ状態で戦場に出る。
- 督励して生み出したマナを、クリーチャー呪文以外の用途に使用してもよい。
- 生み出したマナをそれぞれ別のクリーチャー呪文に使用したなら、それぞれが速攻を得る。
- マナそのものが持つ性質のため、マナを生み出した後に栄光の闘技場が戦場を離れても関係ない。
関連カード
サイクル
モダンホライゾン3のレアの土地のサイクル。対応する基本土地タイプの土地をコントロールしていないかぎりタップ状態で戦場に出る。それぞれ描写された次元/Planeを舞台としたセットのメカニズムを使った能力を持つ。
- 記念碑的列石/Monumental Henge(歴史的/ドミナリア/Dominaria)
- 革新のアーチ道/Archway of Innovation(即席/カラデシュ/Kaladesh)
- 密偵長の大霊堂/Spymaster's Vault(謀議/カペナ/Capenna)
- 栄光の闘技場/Arena of Glory(督励/アモンケット/Amonkhet)
- 変容する森林/Shifting Woodland(昂揚/イニストラード/Innistrad)