世話人の才能/Caretaker's Talent

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Caretaker's Talent / 世話人の才能 (2)(白)
エンチャント — クラス(Class)

(次のレベルになることはソーサリーとして行う。そのレベルの能力を得る。)
あなたがコントロールしている1つ以上のトークンが戦場に出るたび、カード1枚を引く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
(白):レベル2
このクラス(Class)がレベル2になったとき、あなたがコントロールしているトークン1つを対象とする。それのコピーであるトークン1つを生成する。
(3)(白):レベル3
あなたがコントロールしているすべてのクリーチャー・トークンは+2/+2の修整を受ける。


子守りの才能を得るクラスエンチャント。レベル1は1ターンに1回だけ、自分のトークン戦場に出る時にドローのオマケが付く。

単独では何も起こらないが、トークンを生成する手段を併用すれば長期的なカード・アドバンテージに繋がる。対戦相手のターンにも誘発してくれるので、繰り返しトークンを生成できるシステムと同時に採用しておきたいところ。レベル2に上がるとトークン限定で、更にそのトークンのコピーを作り出せる。もちろんこのコピーでもレベル1の条件を満たし、要求するマナが小さいので連続して使うことも視野に入る。なお、レベル1・2が参照したり、対象に取れるトークンはクリーチャーに限定されない。食物手掛かりなどは比較的緩い条件で生成しやすく、組み合わせるとアドバンテージを確保しやすい。

レベル3になると、やはりトークン限定だが全体強化。当然、これについてはクリーチャー・トークンでなければ無意味。手間がかかる分だけ修整値が大きめで、新生で生成される貧弱なトークンも中堅クリーチャーに早変わり。トークンを中心とした戦術は横並びを前提としており、ずらりとクリーチャーを並べた後にレベルアップすればあっという間にオーバーキル級の打点を叩き込める。

全ての能力がトークンに関与している以上、必然的にトークンを主軸としたデッキに採用することになる。登場時のスタンダードの範囲には同じくトークンだけを全体強化できる花粉盾の兎/Pollen-Shield Hareが存在。修整値はこちらより低く、トークンの展開自体を補助する能力は無いが、強化までに合計8マナもかかるこちらに対して2マナと非常に軽い。他の強化などと組み合わせて短期決戦を狙う場合はあちらを、ドローを用いて長期的にアドバンテージを確保して息切れを防ぎながら、十分な戦力が並んだらレベルを上げて一気に勝負を決める戦術であればこちらを採用するといった使い分けが妥当なところか。得意とする展開がそれぞれ逆に近いので、対戦相手のデッキに応じてサイドインサイドアウトで対応していくために両立するなんてのも考慮できる。

登場直後のスタンダードにおいては、むしろコントロール系デッキでの採用が目立つ。放浪皇/The Wandering Emperorこそ入れ替わりでスタンダードを去っているものの、太陽降下/Sunfallミレックス/Mirrexにドローがつくのは魅力的で、コントロールが確立したあとは全体強化によってフィニッシャーにもなれる。推理/Deduce大天使エルズペス/Archangel Elspethなどで自然にトークン生成手段を用意したり、ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask's Forgeと並べることで、毎ターンのドローソースとしつつ相手に対処を迫るなどの試みが見られる。

リミテッドでは合致したカードばかりで染めるのは難しいが、新生などでトークンを生成する手段を確保するだけなら然程問題にはならない。ある程度合致するカードをピック出来たのであれば、確保しておく価値はあるだろう。

関連カード

サイクル

ブルームバロウレアクラスエンチャントサイクル

参考

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