頭蓋の摘出/Cranial Extraction

提供:MTG Wiki

2024年7月18日 (木) 00:11時点におけるBluE (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Cranial Extraction / 頭蓋の摘出 (3)(黒)
ソーサリー — 秘儀(Arcane)

土地でないカード名を1つ選ぶ。プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、選ばれたカードと同じ名前を持つカードをすべて探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。


指定した名前カードプレイヤー1人の手札墓地ライブラリーから根こそぎ追放するソーサリー

ロボトミー/Lobotomyと違い、デッキキーカードさえ分かれば、対戦相手の手札内容に関係なく、それを戦場以外から潰すことができる。そのため、コンボ対策としての性能は格段にこちらの方が上。その上シングルシンボルなので容易にタッチできる。コンボデッキにとってはかなりの脅威となるだろう。しかし、ウィニーのように、特定のキーカードというものが存在しない速攻デッキにはほとんど効かず、1枚挿しフィニッシャーが多いウルザトロンなどに対しても完全な対策カードにはなり得ない。

カード・アドバンテージに直結しづらいのも弱点である。また上記のように相手のデッキによって有効度がかなり違うので、メインデッキから何枚も投入することはなく、サイドボードへ投入するのが一般的。

コンボデッキ側がこれを使われてキーカードを落とされると、その時点で勝負が決まってしまう場合がある。そのためコンボデッキ側は、サイドボードにこれを入れたり(もちろん「頭蓋の摘出」を指定)、キーカードを分散させたり、といった対策が必要になる。

また秘儀であるため、花の神/Hana Kami語られざるもの、忌話図/The Unspeakableで回収し使いまわすことができる。何度も撃てば、コンボデッキでなくとも相手の手札はボロボロになるだろう。

  • 勘違いしやすいが、この効果でカードを探すのは頭蓋の摘出のコントローラーである。対象となったプレイヤーではない。
    • 公開する」とテキストに書かれていないので、手札やライブラリーは公開しない。しかし、「探す」と書いてあるので、探すプレイヤーはその時に手札やライブラリーを見ることができる(そうでないと意味がない)。
    • デッキの中身を知られたくない場合は、投了することでそれを回避できる。
    • バベルデッキ相手にはシルバーバレット対策行為として効果的なのだが、打つと自分が膨大な枚数のライブラリーから(対象が何枚入ってるかもわからないまま)探し、相手はそれを切り直すという非常に手間の掛かる作業となる。面倒だからって「自分はこっち半分、君はそっち半分探して」と対戦相手に頼んだりはルール上許されない。
  • 何らかの方法(横殴り/Sideswipeなど)で対象が変化しても、カード名を宣言するプレイヤーやカードを探すプレイヤーは変わらない。また、ライブラリーや手札といった非公開領域から特定の条件のカードを探すとき、ルール上「見つからなかった」ことにすることは適正である。
    • よって、自分に跳ね返されても全く関係ないカードを宣言することができるし、何を宣言したかに関係なく手札やライブラリーから追放しないことを選択できる。それどころか、不必要になってしまっているカードを追放してデッキ圧縮することもできる。ただし墓地は公開領域なので、宣言したカードが墓地にあれば追放しなくてはならない。
  • 初出当時のレジェンド・ルールは対戦相手のクリーチャーも考慮していたため、自分が伝説のパーマネントを使う場合に対消滅を予防するといったことも可能であった。
  • アングルードLook at Me, I'm the DCIが元ネタ。それをトーナメントで使用できるようにしたものが頭蓋の摘出である[1][2]
  • 印刷された日本語版のルール・テキストでは、「その後そのプレイヤーのライブラリーを切り直す。」となっており、頭蓋の摘出を撃ったプレイヤーが対象のプレイヤーのライブラリーを切り直すかのように読める。心因検査器/Psychogenic Probeなど、切り直しを参照する効果との相互作用に注意。

関連カード

参考

  1. Card of the Day - June, 2005 - 6/17参照
  2. Card of the Day (2005/06)(Abominable Empire、上の記事の邦訳)
QR Code.gif