黄泉からの橋/Bridge from Below
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エンチャント
トークンでないクリーチャーが1体戦場からあなたの墓地に置かれるたび、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
クリーチャーが戦場から対戦相手1人の墓地に置かれたとき、黄泉からの橋があなたの墓地にある場合、黄泉からの橋を追放する。
ゾンビ・トークン大量生産エンチャント。ただし、効果を発揮するのは墓地にあるときのみ。戦場に出てもなんら影響を及ぼさない、未来予知らしいぶっ飛んだエンチャントである。
とりあえず墓地に置いておけばいいので、共鳴者あたりで捨てておけばビートダウン・デッキの息切れ防止にはなる。その場合は色を合わせる必要がないので、赤や緑のデッキなどにも問題なく入る。また、共鳴者次第では「相手の除去に対応して墓地に置く」という動きができるため、奇襲性を持たせることも十分狙える。
反面、相手がクリーチャーを生け贄に捧げる手段を持っていると、任意のタイミングで追放されてしまう。それでもマナを支払って出したわけではないため、墓地に落とした手段によっては、直接的にアドバンテージを失わずに済むか。
その性質上、クリーチャーの少ないパーミッションデッキ相手には極めて効果的。また発掘やバザールの大魔術師/Magus of the Bazaarなどの直接墓地に落とすカードとも相性が良く、これらのものをキーカードとしたコンボデッキがナルコブリッジやブリッジ・ヴァインである。
- この能力はif節ルールの制約下にある。あなたのクリーチャーが墓地に置かれることで能力が誘発しても、解決時に黄泉からの橋が墓地になければ効果は及ぼさない。そのため、対戦相手はそれに対応してクリーチャーを墓地に置けば追放する能力が誘発し、結果トークンは出ない。
- 普通に戦場に出して普通に破壊というのでは、アドバンテージ的に損をしすぎる。せめて危険な研究/Perilous Researchなどで。
- 虚空の力線/Leyline of the Voidを使えば、追放されるリスクを防げる。ヴィンテージのドレッジでは、このシナジーを利用するため、メインデッキから黄泉からの橋と虚空の力線を4枚ずつ積むことが多い。
- Modern Mastersに新規イラストで再録された。
2019年7月12日(Magic Onlineでは7月8日)より、モダンで禁止カードに指定される[1]。モダンホライゾンから甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolisや狂気の祭壇/Altar of Dementiaを獲得し大きく強化されたブリッジ・ヴァイン、通称ホガーク・ヴァインは、高い勝率やキルターンの早さからメタゲームを歪ませてしまっていた。ホガーク・ヴァインを弱体化させつつ他のデッキへの影響を最小限にする禁止カードの選択肢としては、他にホガークや狂気の祭壇も検討されたが、最終的には、将来再び問題を起こす可能性が最も高いこのカードが選ばれた。
- このカードは「未来からの再録」という設定の未来予知と再録セットにしか収録されていないので、「新規収録前に禁止されたカード」という前代未聞の記録を打ち立てた。これは、新規収録されているセットが発売されてすぐタイプ1.5で禁止された精神の願望/Mind's Desireをも上回る最速記録(?)である。
- モダンホライゾン2でこのカードの大魔術師である橋の大魔術師/Magus of the Bridgeが登場した。
脚注
参考
- 墓地にある間に機能する能力を持つカード
- カード個別評価:未来予知 / タイムシフト - レア
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - レア
- カード個別評価:Modern Masters - レア
- カード個別評価:スペシャルゲスト (イクサラン:失われし洞窟) - レア