ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem
提供:MTG Wiki
アーティファクト
(T):(黒)を加える。
(2)(黒):ターン終了時まで、ファイレクシアのトーテム像はトランプルを持つ黒の5/5のファイレクシアン(Phyrexian)・ホラー(Horror)・アーティファクト・クリーチャーになる。
ファイレクシアのトーテム像にダメージが与えられるたび、それがクリーチャーである場合、その点数に等しい数のパーマネントを生け贄に捧げる。
再録禁止カードのクリーチャーへと変身する、マナ・アーティファクトのサイクルの1つ。黒はファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator。
現在は暗黒の儀式/Dark Ritualが無い上、クリーチャー化にもマナがいるため、本家のように1ターン目に出す→2ターン目に攻撃というような芸当はできない。その点、高速デッキよりもコントロール戦略に向いた、本家とはかなり性質の違ったカードとなっている。
クリーチャー化カードの常として除去に対して一定の除去耐性があるのだが、ペナルティ能力の都合上、その強みが相対的に大きい。ソーサリー火力を食らう心配が無いし、またインスタント火力を食らいそうな状況でもクリーチャー化せずにマナ・アーティファクトに徹することで最低限の仕事はできる。そのため、山を見かけるだけで手札に腐ることになりがちだった本家より、汎用性は非常に高くなっている。また自分で全体除去を撃つ場合も、マナ加速をしつつ効果をやり過ごすことができるため非常に相性が良く、滅び/Damnationは正にうってつけである。
サイクル中サイズが最大でクリーチャー化に必要なマナも軽く、起動タイミング次第でデメリットの軽減もでき、最もアーティファクトになった恩恵を受けたといってよいだろう。事実トーナメントでもサイクルで一番見かけることが多い優秀なカードである。
とはいえブロッカーを常に意識しなければいけないのは以前と変わらないし、これが収録されている時のらせん周辺には黒焦げ/Char、火葬/Incinerate、心霊破/Psionic Blastなどの優秀なインスタント火力があるので、安全性が上がっているもののリスクは低くない。黒ならば手札破壊などでの安全確保の上で出撃するのが賢いだろう。黒がらみのコントロールデッキにおけるマナ基盤兼フィニッシャーにも適する。
- 初出時はクリーチャー化後のクリーチャー・タイプはホラーだったが、2021年6月のオラクル変更でファイレクシアン・ホラーに変更された。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
時のらせんのトーテム像サイクル。再録禁止カードのクリーチャーにクリーチャー化できるマナ・アーティファクト。
- 雷のトーテム像/Thunder Totem
- 時エイトグのトーテム像/Chronatog Totem
- ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem
- フォライアスのトーテム像/Foriysian Totem
- ウェザーシードのトーテム像/Weatherseed Totem