呪文織りの渦巻/Spellweaver Volute
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墓地のインスタント・カードという、一風変わったエンチャント先を持つオーラ。
ソーサリーを唱えると、エンチャントしているインスタントのコピーが作られる。呪文織りのらせん/Spellweaver Helixのカード名とコンセプト(墓地カードの利用・誘発条件)を受け継いだカードである。
インスタント再利用は1回使い切り。しかし墓地に複数のインスタントが溜まる中盤以降ならエンチャント先には困らないだろう。一度エンチャントしてしまえば、後はそれらを自動的に使い回せるので、非常に効率の良いアドバンテージの稼ぎ方が可能になる。インスタントのドローなどを使い回すことにより、コントロールを揺るぎ無いものにできる。直接クリーチャーのコントロールが可能な火力を擁するカウンターバーンでは特に有効性が高い。インスタントの色やマナ・コストに関係無く使用できる点も良い。
一方、ソーサリーを唱えられる時でしか再利用できないのが弱み。したがってカウンター呪文などにエンチャントする事は通常考えられない。また立ち消えというオーラ特有の弱点もそのままで、その点にも注意が必要である。
- 対戦相手のインスタントも問題なく利用できる。その場合はインスタント・カード限定の墓地対策としても機能するが、手間が掛かりすぎるのでオマケ程度の活用法。
- バイバック付きソーサリーやボガーダンの鎚/Hammer of Bogardanと相性が良い。同じ時のらせんブロックには秘教の思索/Mystic Speculationがあり、3マナで手札を減らすことなく誘発させられる。
- 時のらせんブロックのリミテッドではコモンのインスタントに有用な除去が多いため、かなりのアドバンテージが期待できる。ソーサリーが無いと使えないものの、2回も誘発させられればアドバンテージ面では充分と言える。
- 急かし/Quickenと間接的なシナジーを持つ。インスタント・タイミングでソーサリーを唱える事によって、例えばカウンター呪文でも再利用が可能になる。これを踏まえると、カウンター呪文にエンチャントしているだけでブラフになりうる。
ストーリー
渦巻/Voluteとはくるくると回るらせん状の結合魔法(binding magic)。呪文織り/Spellweaverはこの”渦巻”を用いて、複数の異なった種類の魔法をより合わせる(イラスト)。
登場
- Lexicon of the Future(Internet Archive)(マジック米国公式未来予知特設サイト)
参考
- コピーカード
- カード個別評価:未来予知 / タイムシフト - レア