真紅の花嫁、オリヴィア/Olivia, Crimson Bride
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伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 貴族(Noble)
飛行、速攻
真紅の花嫁、オリヴィアが攻撃するたび、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それをタップ状態かつ攻撃している状態で戦場に戻す。それは「あなたが伝説の吸血鬼(Vampire)をコントロールしていないとき、このクリーチャーを追放する。」を持つ。
三度目の登場となるオリヴィア・ヴォルダーレン。限定的なリアニメイト能力を持つ伝説の吸血鬼・貴族。
マナレシオは6マナ3/4と高くないが、攻撃誘発で墓地からクリーチャーを攻撃している状態でリアニメイトでき、それを加味すれば打点はマナ・コスト相応以上。速攻による奇襲性と飛行による通しやすさも噛み合っている。
リアニメイトされたクリーチャーは伝説の吸血鬼をコントロールしていないと追放されてしまうデメリットを持つが、基本的にはオリヴィアが生存することで維持できる。ETBや攻撃時誘発と組み合わせ、短時間の生存でアドバンテージを得られるようにしておくと有効に扱いやすい。また伝説の吸血鬼がいなくなる前に生け贄に捧げるなどして墓地に送り返してしまえば再利用が可能。
難点は自身の重さと、タップ状態で戦場に戻す都合上、ブロッカーを増やすことはできない点。これが出るまでに押し込まれている状況では能力を誘発させるのにリスクが伴い、折角得たアドバンテージを還元することができないままゲームエンドに持ち込まれては元も子も無い。出てからリアニメイトまでにわずかながらタイムラグがありインスタントの除去で対応されやすいという欠点もある。タフネスは4あるので、火力に対しては多少の耐性があるのは救いか。
逆に戦場に残り続ければ、次々にアドバンテージを稼ぎ続けるエンドカードとなる。構築においては吸血鬼の部族デッキや、シンプルに強力なクリーチャーと組み合わせてリアニメイト戦術に繋いでいくデッキに採用できるだろう。
リミテッドでは強力なボム。フライヤーを排除してから殴っていれば、クリーチャー戦が中心のリミテッドでは圧倒的な制圧力を見せる。
- リアニメイト能力は背景ストーリーにおけるエドガー・マルコフ/Edgar Markovの蘇生と血魔術/Blood magicによる支配をイメージしているものと思われる。
- 他のクリーチャーという条件は無いので、伝説の吸血鬼をリアニメイトした場合はそれ自身が定着の条件を満たす。
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関連カード
- オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
- 戦争に向かう者、オリヴィア/Olivia, Mobilized for War
- 真紅の花嫁、オリヴィア/Olivia, Crimson Bride
- 富裕な無法者、オリヴィア/Olivia, Opulent Outlaw
ドラキュラシリーズ・カード
ドラキュラシリーズ・カード版はアンデッドの姉妹/Sisters of the Undead(イラスト)。
- アンデッドの姉妹はブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物。彼女ら三人はドラキュラ伯爵/Count Draculaの花嫁であり、姉妹/Sistersと呼ばれるが、血縁上の姉妹であるかどうかは不明。三人とも本名は不明。ドラキュラ城/Castle Draculaを訪れたジョナサン・ハーカー/Jonathan Harkerをその美貌と妖しげな魔力によって魅了しつつ吸血しようと試みるが、既の所でドラキュラによって制止される。後にドラキュラ退治を企てていたアブラム・ヴァン・ヘルシング/Abraham Van Helsingとミナ・ハーカー/Mina Harkerの前にも現れ、対決する。一時はヘルシングを魔力で魅了し戦意を喪失させるが、最後にはミナによって正気に戻されたヘルシングによって三人とも討ち果たされた。
- かつてMark Rosewaterは、本カードと同じくオリヴィアを表すカードであるオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenの開発中のカード名が「ドラキュラ伯爵/Count Dracula」であったことを明かしていた[1]。奇しくも「ドラキュラ伯爵/Count Dracula」のカード名は不笑のソリン/Sorin the Mirthlessのドラキュラシリーズ・カード版に与えられることとなり、本カードにはその花嫁の名が与えられることとなった。
ストーリー
エドガー・マルコフ/Edgar Markovとの結婚式を開こうとするオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren。結婚によって吸血鬼/Vampireの最大の血統の当主となり、イニストラード/Innistradのすべてを支配することを企む。
詳細はオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren (ストーリー)を参照。