偽善者、メアシル/Mairsil, the Pretender
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
偽善者、メアシルが戦場に出たとき、あなたはあなたの手札やあなたの墓地からアーティファクトかクリーチャーであるカード1枚を追放し、それの上に檻(cage)カウンターを1個置いてもよい。
偽善者、メアシルは、追放領域にあってあなたがオーナーである、檻カウンターが置かれているすべてのカードのすべての起動型能力を持つ。あなたはそれらの各能力をそれぞれ、毎ターン1回のみ起動してもよい。
イス卿の迷路/Maze of Ithで有名なイス卿/Lord Ithの弟子にして宿敵、メアシル/Mairsilがついにカード化。ストーリー通り、他者を檻に幽閉(追放カードに檻カウンターを置く)してその力を自分の能力のように使うことができる。
刻印と違い、一旦戦場を離れてしまっても追放したカードを参照し続けることが出来る上、追放するカードを墓地からも選べる点が画期的。戦場に出るたびに能力を増やせるので、統率者戦における統率者としてはもちろん、明滅などの一時的に追放するカードとの相性は良好。特に霊異種/Aetherlingのような自己ブリンクを持つカードと組み合わせることで、少ないマナで効率よく能力を誘発させることが出来る。
壊死のウーズ/Necrotic Oozeなどと異なり各能力が1ターンに1回しか起動できないため、パンプアップのような複数回起動したい能力とは相性が悪い。ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskのようなタップを含む強力な能力を持つものを多めに採用したり、威圧の杖/Staff of Dominationといったアンタップできる効果で他の能力に繫ぐなどの工夫が必要であり癖の強いカードであるが、組み合わせによっては多彩な戦術が取れるので使い手の技量が問われる1枚といえる。
ルール
- 起動型能力を得る効果の基本的なルールは起動型能力#他のカードの起動型能力を得るを参照。
- このカードが能力を持つのは戦場に存在している時だけなので、サイクリングや不朽などの別の領域にある場合にのみ機能できる起動型能力は使用できない。
- このカードの2つの能力は関連している能力ではない。カードを追放したあと一度戦場を離れても、再び戦場に出れば以前追放したカードの能力を得る。
- 「毎ターン1回のみ起動」という制限は領域を移動させ別のオブジェクトとすることで同一ターンでも再び起動できるようになるため、前述の霊異種などを追放していれば毎ターン2回起動できるようになる。
- そのほか蜃気楼の鏡/Mirage Mirrorなどのコピー効果で自身を上書きしたり、水銀の精霊/Quicksilver Elementalで自身の能力を得る事でも制限を回避できる。
ストーリー
メアシル/Mairsilは、兄弟戦争/Brothers' War後のドミナリア/Dominaria・テリシア/Terisiare大陸の魔術師。人間の男性。
魔道士議事会の一員であり、禁断の魔法を用いて師であるイス卿を裏切り、魔力を持った檻に幽閉した。その後ジョダー/Jodahによって救出されたイス卿によって城塞諸共に滅ぼされたが、その際に小さなルビーの指輪に自らの魂を封じ込め、リム=ドゥール/Lim-Dulやヤヤ・バラード/Jaya Ballardの手に渡りながら以降2000年間を生き延びた[1][2]。
詳細はメアシル/Mairsilを参照。
参考
- ↑ Mairsil, the Pretender/偽善者、メアシル(Card Preview 2017年8月10日 Chas Andres著)
- ↑ 『統率者(2017年版)』(伝説のクリーチャーの紹介)