石巨人/Stone Giant

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他のクリーチャーを放り投げることで飛行を与える巨人。ただし、投げたクリーチャーの着地までは面倒をみないらしく、終了ステップに破壊されてしまう。

対戦相手の防御用クリーチャーが揃ってしまったあと、突破できなくなった小物を強引に通すためなどに使われた。

• これが放り投げる対象としては、ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalkerなどの「そのターン中に手札に戻る」クリーチャーとの相性がよいといえる。冥界の影/Nether Shadowなどの自動復活する類やボール・ライトニング/Ball Lightningなどの歩く火力も悪くない。同色の再生持ちクリーチャー情け知らずのエロン/Eron the Relentlessとも相性がよい。
  • ヴィーアシーノの砂漠の狩人と組み合わせる場合、石巨人の能力による破壊とヴィーアシーノの砂漠の狩人の能力による手札に戻る効果は同時に誘発するため、後者を後にスタックに積む（先に解決する）ことを選べばよい。
• 初期状態だとタフネス2以下のクリーチャーだけを放り投げることができるが、パワーを上げればもっと大きなモノでも放り上げられるようになる。
  • 非常に理不尽かつ意味があるかというと難しいが、パワー強化/タフネス低下の効果をうまく使えば自分自身を投げることもできる。
• イメージ的には奇妙だが、初めから飛行を持つクリーチャーを投げることもできる。投げ飛ばす勢いが強すぎて、そのクリーチャーは着地に失敗して死んでしまうのだろう。
• 後の世になると、「投げる」というと投げ飛ばし/Flingの連想で「クリーチャーを生け贄に捧げて直接ダメージにする」ような意味合いになるが、それ以前は「投げる」といえばこれの能力を指していた。

類似カード

特記しない限り、石巨人とは違って破壊でなく生け贄。使い捨てにならないタイプは空飛ぶ絨毯/Flying Carpetの項を参照。

• Goblin Kites - タップでなく(赤)を支払って起動。対象がタフネス2以下限定だが、コイン投げに勝てば生け贄を免れる。赤2マナのエンチャント。（フォールン・エンパイア）
• Krovikan Elementalist - タップでなく(青)(青)を支払って起動。(2)(赤)支払えば+1/+0修整も付く。黒ダブルシンボル2マナ1/1クリーチャー。（アイスエイジ）
• モグの大砲/Mogg Cannon - +1/+0修整付き。生け贄でなく破壊。2マナのアーティファクト。（テンペスト）
• 低地の鈍愚/Lowland Oaf - 対象がゴブリン限定だが+1/+0修整付き。赤4マナ3/3クリーチャー。（ローウィン）

参考

• カード個別評価：基本セット2010 - アンコモン
• カード個別評価：第５版 - アンコモン
• カード個別評価：第４版 - アンコモン
• カード個別評価：リバイズド・エディション - アンコモン
• カード個別評価：アンリミテッド・エディション - アンコモン
• カード個別評価：Masters Edition - アンコモン