実物提示教育/Show and Tell
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Show and Tell / 実物提示教育 (2)(青)
ソーサリー
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の手札にあるアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚、戦場に出してもよい。
3マナで好きなカードを手札から戦場に出すことのできる呪文。Eurekaの色適正化&バランス見直し版であったのだが、それでも十分な脅威となった。
お互いに手札のカードを戦場に出すため、自分はこの呪文を使用した分カード・アドバンテージの面では自分のほうが損になり、対戦相手の出すカードしだいではこちら側が不利になってしまう。しかし、対処が不可能なほどの大型クリーチャーや、そのターンに即死コンボを決めるためのコンボパーツを戦場に出すことができれば、それらのデメリットは帳消しになってしまう。
分かりやすい例は、MoMaにおいてドリーム・ホール/Dream Hallsが禁止カードに指定された後、精神力/Mind Over Matterを戦場に出す手段として使われた(→実物提示モマ)。その他、ズヴィバーゲンなどのバーゲンデッキで裏のエンドカードとも呼ばれたヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainを戦場に出す手段としても用いられた。
レガシーでは、グリセルブランド/Griselbrandや引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなどのファッティや、全知/Omniscienceなどのコンボパーツを戦場に出すための手段としてよく採用されている。→Show and Tell、集団意識
- アクティブ・プレイヤーからターン進行順にカードを選んでいき、その後選ばれたカードを同時に戦場に出す(APNAP順ルール)。手札のどのカードを選んだか明確な限り、実際に戦場に出すまでカードを公開する必要はない。
- 日本選手権99では、MoMaメタでサイドボードから投入された偏頭痛/Megrimを出されたが、MoMa側が出したのは新緑の魔力/Verdant Forceだったという話がある(いわゆるV作戦)。
- このようにサイドボードにファッティを投入することで一種のアグレッシブ・サイドボーディングとなるのもこのカードのひとつの魅力といえる。
- エクステンデッドで使えた時期は、手札に来たファッティを素出しする手段として青入りのリアニメイトに投入されることもあった。
- 実物提示教育とはいうが、イニストラードの大悪魔や文字通りの世界の終末、「世界の始まり」と称されたものやWotCの黒幕など、レガシーでのアカデミーでの"実物提示"はもはや「逃げて隠れて」どころの騒ぎではない。
アカデミーの教室で「見せて教える」と、たいてい「逃げて隠れる」大騒ぎになってしまう。