ドルイドの誓い/Oath of Druids
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エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
誓いサイクルの緑版。クリーチャーのマナ・コストという概念を崩壊させるカード。正規のマナ・コストを支払わなくてよい効果を持つ様々なカードの中でもトップクラスの評価を受ける。
また隠れた利点として、これを中心としたギミックにはさほどスロットを裂かずとも良く (ドルイドの誓いとクリーチャー数体から可能)、他の部分の構成にもそれほどの影響を及ぼさない事が挙げられる。つまりハイブリッドデッキにしたり、他のデッキにこのギミックをタッチで仕込む事が比較的容易く、そういったものも実際に活躍していた。
これをメインに組んだデッキには、カウンターオースやスパイクの誓いなどさまざまな種類があり、オース系デッキと総称される。スタンダードでは、カード・プールの狭さから目立った活躍ができるデッキ足り得なかったが、エクステンデッドではエクソダス参入直後から禁止までの間、ずっと「クリーチャーデッキに対して抜群に強いカウンターデッキ」として存在し続けた。カウンターオースでBob Maherがプロツアーシカゴ99を制し、ローテーションでガイアの祝福/Gaea's Blessingを失った後は、スーサイドオースがプロツアーヒューストン02を制するなど禁止カードに指定されるまで常にメタの一角を占めていた。
- 誘発する際のチェックとして(アクティブ・プレイヤーの)対戦相手1人を対象とするが、効果はその対戦相手に何もしない。
- クリーチャー・カードを戦場に出すのと、残りの公開されたカードを墓地に置くのは同時である。日本語では置く領域によって訳語が違うので分かりづらいが、英語オラクルでは1つの「puts(置く)」で両方の置く領域を指定している。
- 一時期、2009年10月のオラクル更新で、クリーチャー・カードを戦場に出した後で、残りのカードを墓地に置くように変更されていたが、2010年1月29日のオラクル更新で元に戻された。
- ガイアの祝福/Gaea's Blessingと極めて強いシナジーを有し、特に長期戦型のオースデッキには不可欠なギミックである。
- 禁忌の果樹園/Forbidden Orchardとの相性も抜群。このカードによって、ヴィンテージでのオースが一気に強化された。
2004年1月1日よりエクステンデッドで禁止カードに指定される。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも禁止カードに指定される。
関連カード
- ウルザズ・デスティニーでは、PIG能力でこれの効果を発揮するクリーチャーの猟場番/Gamekeeperが登場した。
サイクル
エクソダスの誓いサイクル。各アップキープ開始時にアクティブ・プレイヤーが不利な状態ならば効果を発揮する。
- しもべの誓い/Oath of Lieges
- 識者の誓い/Oath of Scholars
- グールの誓い/Oath of Ghouls
- 魔道士の誓い/Oath of Mages
- ドルイドの誓い/Oath of Druids
参考
- オース
- カード個別評価:エクソダス - レア
- 壁紙(WotC)