終止/Terminate
提供:MTG Wiki
恐怖/Terrorの不特定マナ・コストを赤マナに変更したら、クリーチャーを種類を問わず破壊することができるようになった。
色拘束がきつくなり、プロテクション(赤)のクリーチャーを対象に取れないという欠点も新たに生まれてしまったが、非常に汎用性の高い除去となった。
プレーンシフト時代は、ダメージでの破壊が不可能に近いサイカトグ/Psychatog対策として登用された。アラーラ再誕での再録時も、ジャンドの基本パーツの位置を占めており、やはりスタンダードにおける活躍が素晴らしい。
モダンでもジャンドやグリクシスデルバー、グリクシスコントロールといった色が合うデッキで採用されている。
リミテッドでも間違いなく最高クラスのカード。パウパーでも優れたカードであり、特に対処しにくいギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpactを破壊できる点が評価が高いが、多色化しづらい環境であるため多色であるという扱いづらさも相対的に大きい。
- 2006年3月のフライデー・ナイト・マジックのプロモーション・カードとなった。これはディセンション発売前の時期であり、ピンラインが黒と赤の2色に色分けされた初のカードとなった。
- 2009年のエイプリル・フールでは、パックの中におかしなカードばかりの入ったドラフトビューアが公開されていたが、その中に新イラストの終止が紛れており、アラーラ再誕での再録が示唆されていた。
- モダンマスターズ2017でも再録され、レアリティがアンコモンに引き上げられるとともに新イラストが与えられた。
- モダンマスターズ2017版のイラストでは太陽のタイタン/Sun Titanが破壊されている。この2枚のフレイバー・テキストを並べて見ると感慨深い。統率者2017版でもこのイラストが使用されている。
沈まない燃え盛る太陽。(出典:太陽のタイタン/Sun Titan)
沈まない太陽などない。(出典:終止/Terminate)
関連カード
類似カード
クリーチャーを色やタイプを問わず破壊する他の呪文は殺害/Murderを参照。
- 戦慄掘り/Dreadbore - 終止と同じマナ・コスト。プレインズウォーカーを破壊可能になった一方、再生を許すとともにソーサリーになっている。(ラヴニカへの回帰)
- 終末の苦悶/Terminal Agony - 通常は2マナ増えているが、マッドネス時は終止と同じマナ・コスト。再生を許すとともにソーサリーになっている。(モダンホライゾン2)
サイクル
プレーンシフトのコモンの多色呪文サイクル。いずれも友好色の組み合わせである。
ストーリー
プレーンシフト版は、5人のPrimeval Dragonの長でありシヴ/ShivのDragon Nation(ドラゴン国)を率いる点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniterの最期を描いたもの(イラスト)。彼を始めとするドラゴンたちは、ファイレクシア/Phyrexiaの脅威よりも他のドミナリア/Dominaria勢との戦争に没頭してしまう。破滅的な結末を悟ったデアリガズはドミナリアを守るため火山に身を投じて、自身の生涯とドラゴンの戦争を終止/Terminateさせる。(→小説Planeshift参照)
一方、アラーラ再誕版は、ナヤ/Nayaの人間/Humanがこの呪文で消し炭のようになった場面(イラスト)。
掌編The Day a Vedalken Explodedでは、Keimon(ケイモン)が唱えた天候呪文は大渦/The Maelstromの影響で暴走し、謎のスフィンクス/Enigma Sphinxや徴兵されたワーム/Enlisted Wurm、血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfを次々に出現させた後に、この呪文がケイモン自身を絶命させる。
参考
- カード個別評価:アラーラ再誕 - コモン
- カード個別評価:プレーンシフト - コモン
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - アンコモン
- カード個別評価:モダンマスターズ2017 - アンコモン
- カード個別評価:アサシンクリード - アンコモン
- Secret Lair Drop Series: Absolute Annihilation