風立ての高地/Windbrisk Heights
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ローウィンの秘匿能力を持つ土地(秘匿ランド)の白。白の秘匿は、3体以上のクリーチャーで攻撃することでカードをプレイできる。
リミテッド・構築を問わず、これは達成がかなり容易な部類に入る。ウィニー系ビートダウンなどの手数で押すデッキならば3体以上の攻撃は普通に行われるため使い易い。特にローウィン・ブロックでは、まさに白のキスキンが「攻撃を行う際にメリットが発生する能力」を持つ部族として位置づけられているため、このカードとの相性は抜群。
構築では幽体の行列/Spectral Processionという優秀なトークン生成カードの存在もあり、キスキンデッキを始め白黒トークンや赤白ヒバリ・緑白トークンといった所謂白系トークンデッキに4枚投入されている。エクステンデッドでも白ウィニーに採用されるほか、マナ・クリーチャーで条件を満たしファッティの高速召喚につなげる緑白秘匿のキーカードとなった。モダンでも白黒トークンで採用される。
リミテッドでも3体以上の攻撃は普通に行われるので、白を絡められるならば投入して良いだろう。
- 「あなたが3体以上のクリーチャーで攻撃していた」とは、「3体以上の異なるクリーチャーを攻撃クリーチャーとして指定した」を意味する。刃砦の英雄/Hero of Bladeholdなどの「攻撃している状態で戦場に出るクリーチャー」は数に含まない。攻撃している状態で戦場に出るの項も参照。
- このカードは、トークンを大量に発生させつつ、デッキ全体的のマナ・コストが高い傾向にあるデッキと相性がよい。このことを利用してワープワールドではキーカードとして採用されている。エンドカードのボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや歪んだ世界/Warp Worldを早いターンにプレイできるため。このシナジーは、2007年の滋賀県選手権の優勝者のデッキに採用されている。
- サイクルの内で唯一、秘匿したカードを自分のターン中にしかプレイできない。
- 秘匿したカードをプレイする条件が、後に登場したボロス軍/Boros Legionの能力語、大隊を連想させる。色も噛み合っているので、それらと併用させてもいいだろう。
関連カード
サイクル
ローウィンの秘匿ランドサイクル。すべて秘匿4を持つタップインの土地であり、特定の条件下で秘匿したカードをマナ・コストを支払うことなくプレイできる。
シャドウムーアの目覚めたクリーチャー(awakened creature)サイクルに対応している。括弧内は目覚めたクリーチャー。
- 風立ての高地/Windbrisk Heights (風立ての猛禽/Windbrisk Raptor)
- 殻船着の島/Shelldock Isle (島背の落とし子/Isleback Spawn)
- 吠え歯のうろ穴/Howltooth Hollow (うろ穴生まれのバーゲスト/Hollowborn Barghest)
- 背骨岩の小山/Spinerock Knoll (山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon)
- 苔汁の橋/Mosswort Bridge (苔橋のトロール/Mossbridge Troll)
秘匿したカードをプレイできるかどうかは、起動型能力の解決時のみに条件をチェックする。起動時に条件を満たすかは考慮しない。
ストーリー
昼の世界ローウィン/Lorwynには、夜の世界シャドウムーア/Shadowmoorの怪物が土地に姿を変えて何世代も目覚めの時、大オーロラ/Great Auroraを待っている。
風立ての高地/Windbrisk Heightsは風の吹きすさぶ絶壁で、風立ての猛禽/Windbrisk Raptorが封じられている。(変貌前の画像、変貌後の画像)