神聖な訪問/Divine Visitation
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エンチャント
あなたのコントロール下でクリーチャー・トークンが1体以上生成されるなら、代わりに、それに等しい数の、飛行と警戒を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを生成する。
自軍で生成されるクリーチャー・トークンを全てセラの天使/Serra Angel相当に変えてしまうという豪快なエンチャント。
これが戦場に出ていれば、コモンカードの刎頸の友/Sworn Companionsすらフィニッシャーと化してしまう。これ自体が5マナといささか重いが、エンチャントの除去されにくさを考えれば、生き残ってターンが返ってくる公算は高いだろう。
この手のカードのお約束ではあるが、先出ししておく必要があり、2枚目以降が腐るという二点が大きな弱点。オーバーキルにもなりやすく、場合によっては単純な全体強化手段を優先させたほうが手っ取り早いという、根本的な問題もある。採用の際はデッキ全体の構成をよく考慮した上で決定し、特に投入枚数は慎重に判断したい。
登場時点のスタンダードでは、当初は豊富なトークン生成手段を備えるセレズニア・トークンやセレズニア・ミッドレンジで試されたが、次第に数を減らしていった。上述した「全体強化で十分」という懸念が、同時収録かつ点数で見たマナ・コストまで同じの不和のトロスターニ/Trostani Discordantによって証明されてしまった格好。その後はこれを採用した白赤トークンが結果を残している。軍勢の戦親分/Legion Warbossや英雄的援軍/Heroic Reinforcementsから速攻付きで天使が飛び出してくるため、のんびりとした動きが補われているのが特徴。
トークン生成手段を必要とするため、リミテッドで活用できるかはカードプールに大きく左右される不安定なカード。2~3体程度天使を生成するだけでもフィニッシャー足りうるが、これを出した後にトークン生成カードを引かないと完全に置物と化してしまうし、これ自体を全く引けないということもあり得る。
- イラストではボロス軍/Boros Legionの天使の一団が舞い降りてくる場面を描いているが、よく見れば降下している場所はただの公園で、後ろの方には犬を連れた市民等が小さく描かれている。フレイバー・テキストを見るに、公園で鳥に餌を与えていたところに天使の一団が降りてきて、思わず餌を差し出してしまったのだろう。ラヴニカ/Ravnicaの日常風景に天使がいることを印象付けられる、コミカルな一幕である。
天使たちは申し出には感謝したが、鳥の餌を食べることを礼儀正しく拒んだ。
ルール
- 置換される前のトークンに適用されるはずだった、そのトークンの特性以外の効果は、置換後の天使・トークンにそのまま適用される。
- 機械の行進/March of the Machinesが戦場に出ているときにアーティファクト・トークンを生成する場合、それは神聖な訪問によって置換されない。
- トークンがどのプレイヤーのコントロールで生成されるかを変更する効果(狡猾な巾着切り/Crafty Cutpurseなど)がある場合、それは神聖な訪問よりも前に適用される。
- トークンがどのプレイヤーのコントロールで戦場に出るかを変更する効果(標本集め/Gather Specimensなど)がある場合、それは神聖な訪問より後に適用される。
関連カード
サイクル
- 神聖な訪問/Divine Visitation
- 夢喰い/Dream Eater
- 破滅を囁くもの/Doom Whisperer
- 弧光のフェニックス/Arclight Phoenix
- 無効皮のフェロックス/Nullhide Ferox