悪魔の教示者/Demonic Tutor
提供:MTG Wiki
たった2マナで、デメリットもなくどんなカードでも手札に加えることができるぶっ壊れたカード。実質的に、デッキに眠るカードの制限枚数が+4されているのと同じなので、早々に制限・禁止されてしまった。
色さえ合えば、あらゆるデッキに使えるサーチカードであり、実際ヴィンテージでは、パワー9と太陽の指輪/Sol Ringとともに、ほとんどのデッキに投入されている。それほど便利なカードであるが、ソーサリーゆえのマナ計算だけには気をつける必要がある。
- リバイズドまでのイラストには額に魔法陣が描かれているが、サマーマジック版のものでは、宗教関係の揉め事が起きると面倒と言うことで消されている。名前にも「Demon」(悪魔)が使われており、宗教上何かといわくのあるカードである。
- ディヴァインvsデモニックにScott Chouによる新規イラストで再録された。再録禁止カードリストから外されているとはいえ、禁止・制限されているカードの再録は極めて珍しい。
- 直系的な修正版は魔性の教示者/Diabolic Tutor。その他、多数の強力な亜種が存在する。
- InQuestのジョークカードでAngelic Tutorなるものが存在する。
1994年3月23日より、Type1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。Type1.5では制定当時から禁止カードに指定されており、2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。
関連カード
「Tutor(教示者)」と名のつくカードは、ミラージュ・ブロックのサイクルをはじめとするサーチカードのシリーズとして定着している。詳細は教示者を参照。
主な亜種
「Tutor」に限らず、これの亜種として探す制限のない黒のサーチカードが多数作られており、その多くは何らかのデメリットが付加されている。
- 吸血の教示者/Vampiric Tutor - 手札ではなくライブラリーの一番上に置き、ライフを2点失う。1マナインスタント。
- リスティックの教示者/Rhystic Tutor - 誰かに2マナ支払われると無効化されるリスティック呪文。3マナソーサリーで、Demonic Tutorの下位互換。
- 悪魔の意図/Diabolic Intent - 追加コストとしてクリーチャー1体の生け贄を要求する。2マナソーサリーで、Demonic Tutorの下位互換。
- 魔性の教示者/Diabolic Tutor - マナ・コストが2倍に増えたDemonic Tutorの下位互換。
- 冥府の教示者/Infernal Tutor - 暴勇状態でなければ手札の同名カードしかサーチできない。2マナソーサリーで、Demonic Tutorの下位互換。
- 悪魔の談合/Demonic Collusion - バイバック付き。5マナソーサリー。
初心者向けセットの亜種
- 残酷な教示者/Cruel Tutor - 手札ではなくライブラリーの一番上に置き、ライフを2点失う。3マナソーサリー。ポータルで登場。
- 伝国の玉璽/Imperial Seal - 手札ではなくライブラリーの一番上に置き、ライフを2点失う。1マナソーサリー。ポータル三国志で登場。
- Grim Tutor - ライフを3点失う。3マナソーサリー。スターターで登場。
参考
- 壁紙・待受
- Where Have All The Demons Gone? (WotC、文:Mark Rosewater、英語)
- サーチカード
- カード個別評価:リバイズド - アンコモン
- カード個別評価:アンリミテッド - アンコモン
- カード個別評価:Masters Edition 4 - レア