マッドネス
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マッドネス/Madness | |
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種別 | 常在型能力、誘発型能力 |
登場セット | トーメント 時のらせんブロック |
CR | CR:702.35 |
マッドネス/Madnessは、トーメントで登場し、時のらせんブロックで復活したキーワード能力。これを持つカードが手札にある時に機能する常在型能力(置換効果)と、その置換効果が適用されたときに誘発する誘発型能力からなる。
Arrogant Wurm / 尊大なワーム (3)(緑)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)
クリーチャー — ワーム(Wurm)
トランプル
マッドネス(2)(緑)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
定義
マッドネス [コスト]/Madness [コスト]は以下の2つの能力からなる。
- いずれかのプレイヤーが自分の手札からこのカードを捨てようとする場合、そのカードは捨てられるが、そのカードを墓地に置く代わりに追放してもよい。(常在型能力)
- このカードがこの方法で追放されたとき、そのオーナーは、マナ・コストではなく[コスト]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしない場合、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く。(誘発型能力)
解説
マッドネスを持つカードを捨てる場合、墓地に置く代わりに追放することで、それをマッドネス・コストを支払って唱えるか、自分の墓地に置くかどちらかを選ぶことになる。要約すると、そのカードを捨てたときマッドネス・コストを支払えば唱えられる、ということだが、厳密には前述のような定義である。
非常にややこしいルールであったため、時のらせんでの再登場時にルールが大きく変更された。
ルール
- マッドネスの1番目の能力は、カードを捨てたときの行き先を変更するだけで、「カードを捨てる」こと自体は行われているので、偏頭痛/Megrimなどは通常通り誘発する。
- マッドネスの2番目の誘発型能力は、マッドネスによって呪文を唱えることを含む。ルール変更により、これは誘発型能力の効果の一部ということになった。これをもみ消し/Stifleで打ち消すと唱えられなくなるので、そのカードは追放領域から戻ってこない(墓地に置くのも能力の一部なので、墓地に行くこともない)。
- マッドネスの2番目の能力がスタックにある状態で、オアリムの詠唱/Orim's Chantで呪文を唱えることを禁止されると、そのカードを唱えられなくなる。その場合、誘発型能力を解決する際にマッドネス呪文のコントローラーはそのカードを墓地に置くことしか選べない。結果的に、そのカードは墓地へ置かれることとなる。
- マッドネスはあくまで唱えることを許可する能力なので、この能力で唱えて呪文になってしまえば普通に対抗呪文/Counterspellなどで打ち消すことができる。
- 黒枠ではありえないことだが、オーナー以外の手札からマッドネス・カードが捨てられた場合(→Gifts Given)は、捨てたプレイヤーが追放するかどうかを選び、この方法で追放された場合に限り、オーナーが唱えるかどうか選べることになる。
旧ルール
以前の誘発型能力の方のルールは「次に優先権をパスするまでこれを唱えてもよい」というものであり、これを利用した以下のようなテクニックも存在していた。現在ではこれらのようなテクニックは使用できなくなっているので注意。
- 基本土地を2つコントロールする状態で、マーフォークの物あさり/Merfolk Looterの起動型能力を起動し、森/Forestを引いて尊大なワーム/Arrogant Wurmを捨てる。この場合、森をプレイしてから尊大なワームをマッドネスで唱えることができた。土地のプレイによって優先権の放棄は生じないためである。
- 対戦相手がそのプレイヤーのターンに何らかの方法であなたの堂々巡り/Circular Logicを捨てさせた場合、その直後に対戦相手がプレイしたソーサリー呪文を堂々巡りで打ち消すことができた。このときまだあなたは優先権を得ておらず、得ていないものをパスはできないので、マッドネス呪文を唱えることができた、ということである。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール