メルカディアへの侵攻/Invasion of Mercadia
提供:MTG Wiki
メルカディア/Mercadiaがテーマのバトルから変身する両面カード。第1面はETBで捨ててから引くタイプのルーティングを行う包囲戦。第2面はトークンの生成と全体強化を行うゴブリン・スペルシェイパー。
第1面の性能は苦しめる声/Tormenting Voice相当であり、コスト・パフォーマンス的には上々と言える。バトルはそれを倒すためのクリーチャーや火力などと組み合わせてこそ真価を発揮するため、倒すためのカードを自力で引き込みやすいのは利点。
第2面はトークンの生成と全体強化を一度に行える自己完結したエンドカードである。インスタント・タイミングの生成も可能なのでチャンプブロック要員になる点も嬉しい。サイズこそ控えめで機能する前に除去されやすくはあるが、苦しめる声のオマケに除去を切らせたのであれば十分な働きをしたと言えるだろう。
機械兵団の進軍のリミテッドでは第2面がマナフラッド受けとして役立つ。逃亡者、梅澤哲子/Tetsuko Umezawa, Fugitiveと組み合わせると毎ターン4点ずつ総打点の増えるアンブロッカブルの軍勢で押し込めるため狙ってみるのも良いだろう。
- 新規スペルシェイパーの登場は未来予知以来約16年ぶりとなる。
- モダンホライゾン2でも復活が検討されていたが、没になった(→Fate Reforger)。
- どちらの能力も手札を捨てるため、第2面のフレイバー・テキストで言及されているメルカディアに居た時のスクイー/Squee(ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob)とは相性が良い。
伝説の英雄スクイーの物語に数多くの若きカイレンのゴブリンが感化され、魔法の技術や窮地に見せる勇気に倣おうと熱心であった。
開発秘話
このカードは第2面先行でデザインされたバトルである。メルカディアン・マスクスの特徴であるスペルシェイパーとメルカディアの特徴であるカイレン・ゴブリンを組み合わせたうえで、リミテッドにおける青赤の召集アーキタイプを助けるためトークン生成をつけた。第1面はアンコモンゆえに単純な効果である必要があり、捨ててから引く赤ルーターが選ばれた。偶然ながら、これは商取引が盛んなメルカディアのフレイバーに合致した効果となった[1]。
脚注
参考
- 共鳴者カード
- メルカディア/Mercadia(背景世界/ストーリー用語)
- カイレン・ゴブリン/Kyren goblin(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:機械兵団の進軍 - アンコモン