古代を継ぐ者、ナヒリ/Nahiri, Heir of the Ancients
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ゼンディカーの夜明けで登場したナヒリ。忠誠度能力はいずれも装備品に関連している能力。
- +1能力
- 1/1のコー・戦士・トークンを生成し、コントロールする装備品をそれにつける。
- 初代石術師、ナヒリ/Nahiri, the Lithomancerの出てくるトークンのクリーチャー・タイプのみ異なる互換能力だが、このマナ・コストや忠誠度設定はやはり場持ちの良さで鳴らした遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errantを思い起こさせる。
- トークン生成の面だけ見てもコスト相応で、クリーチャーが全滅させられて腐るという装備品のデメリットをも防ぐ。+能力で何らかのパーマネントを増やしていける4マナプレインズウォーカーはまだまだ少なく、装備品をつける事ができたならタフな戦力を忠誠度5スタートで整える事も可能。スカイクレイブの大鎚/Maul of the Skyclavesや荒廃者の鎚鉾/Ravager's Maceとは噛み合わせがよい。また重い装備コストを踏み倒す目的でも、ローテーションで落ちてしまったが巨像の鎚/Colossus Hammerなどの利用に貢献する。
- -2能力
- ライブラリーの一番上6枚の中から戦士か装備品を衝動サーチする。デッキ構成に制限はあるが、素直にアドバンテージを取れる効果。
- 装備先は+1能力でまかなえるため装備品を探す事が多くなるが、生体武器のあるフォーマットでもない限り潰しの効きやすさでは戦士にもある程度目配せしたい。いくら6枚めくれると言えど、デッキに投入できる装備品はたかが知れており10枚程度では外れやすくそれだけで実用するのは厳しい。戦士はゼンディカーの夜明けの主要職業の一つであるため、優秀な戦士と装備品を多く採用できる目はある。恐れなき探査者、アキリ/Akiri, Fearless Voyagerは皮肉にも特に好相性。
- -3能力
- クリーチャーかプレインズウォーカーへの火力。奥義というよりはもう一つのマイナスの実用的選択肢で、最初に撃ってもまだ戦場に残れる。ダメージ量はコントロールしている装備品の2倍の値。
- 装備品を扱わないデッキに採用する事は考えづらく、2~4点は恒常的に出せるだろう。ただそれ以上を狙うとなると装備品主体のデッキでも途端にハードルが高くなり、大型クリーチャーは対処しづらい。貴重な盤面に干渉する能力であるが、忠誠度消費もかさむのでよく考えて利用したい。
石術師、ナヒリ同様、コー/Kor、そして彼女らしい装備品に関連した能力で固めたプレインズウォーカー。それぞれ過去の似た性質の4マナプレインズウォーカーと比べても見劣りしない忠誠度能力を持つが、環境にどれだけ優秀な装備品(と戦士)が存在するかで活躍は変わってくるだろう。
関連カード
- 石術師、ナヒリ/Nahiri, the Lithomancer
- 先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger
- 石の嵐、ナヒリ/Nahiri, Storm of Stone
- 古代を継ぐ者、ナヒリ/Nahiri, Heir of the Ancients
- 慈悲無き者、ナヒリ/Nahiri, the Unforgiving
- 激情で錬磨された者、ナヒリ/Nahiri, Forged in Fury
ストーリー
故郷ゼンディカー/Zendikarに帰還したナヒリ/Nahiri。石成の核/The Lithoform Coreの力を用いて、乱動/The Roilなき「過去」のゼンディカーを取り戻そうとする――「今」のゼンディカーを顧みずに。
詳細はナヒリ/Nahiriを参照。