チェックランド
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M10ランド(M10 Land)は、2色地形のサイクルの1つ。友好色2色のマナを出せるものが基本セット2010で初登場し、いずれも基本セット2011、基本セット2012、基本セット2013、イクサランで4回も再録された。対抗色のものはイニストラードで初登場し、その後ドミナリアで再録された。
土地
氷河の城砦は、あなたが平地(Plains)か島(Island)をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
(T):(白)か(青)を加える。
土地
森林の墓地は、あなたが沼(Swamp)か森(Forest)をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
(T):(黒)か(緑)を加える。
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解説
対応する基本土地タイプを持つパーマネントをコントロールしていればアンタップインになる、タップインデュアルランドの上位互換。
対応する基本土地を1つでもコントロールしていればアンタップインになり、既存の有力な2色地形であるショックランドやペインランドと比較してもライフを圧迫しないので、特に土地が多いコントロールデッキでは扱いやすい。ビートダウンデッキでもメインカラーとタッチカラーの2色デッキであれば、メインカラーの基本土地からアンタップインに繋がり上手く働く。一方で、基本的に第1ターンにアンタップインさせることはできないので、第1ターンからどちらの色も必要になり得る均等2色のアグロデッキには向いていない[1]。
アンタップインのために基本土地タイプを持つ土地(大抵は基本土地)をデッキに入れる必要があるため、他の基本でない土地とは相性が悪い。スタンダードでは多色デッキでこれを不採用にできるほど基本でない土地に恵まれることは滅多に無いが、ローウィン+アラーラ期やより広いフォーマットのような他の基本でない土地が豊富に存在する環境では、枚数を減らされることや採用されないこともある。デュアルランドが使えるエターナルではそちらが優先されるだろう。
扱いやすく強力な2色地形であるが、対抗馬も充実しているのでよく比較して選びたい。
- 基本でない土地でも、基本土地を戦場に出せるフェッチランドや基本土地タイプを持つショックランドなどとはむしろ相性が良い。例えばショックランドと共存したスタンダードで行われたグランプリ名古屋12では、基本土地0枚で魂の洞窟/Cavern of Souls4枚以外はM10ランドとショックランドのみというデッキが優勝している。
- 環境に大きな影響を及ぼす強力な2色地形であり、友好色の5枚は基本セットに4セット連続で収録された。レアの3連続再録には非難の声もあり、基本セット2013の発売時の公式コラムでもこの再録がよく検討された物である事が繰り返し語られた[2]。相次ぐ再録の影響か、強力な性能にもかかわらず他の基本でない土地に比べてシングルカード価格が安くなっている。その後の基本セット2014では、ラヴニカへの回帰ブロックのために強化したスタンダードのマナ基盤を調節するために収録されなかった[3]。
- 公式記事や海外では"チェックランド/check land"[4]あるいは"buddy land"[5][6]と呼ばれている。
該当カード
友好色
- 氷河の城砦/Glacial Fortress
- 水没した地下墓地/Drowned Catacomb
- 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit
- 根縛りの岩山/Rootbound Crag
- 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
対抗色
こちらはイニストラードで初登場したことから「イニストランド」と称されることもある。
- 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
- 硫黄の滝/Sulfur Falls
- 森林の墓地/Woodland Cemetery
- 断崖の避難所/Clifftop Retreat
- 内陸の湾港/Hinterland Harbor
脚注
- ↑ The Promised Land/約束の土地(Web Archive)(Daily MTG 2010年9月17日)
- ↑ マジック2013のカード達 パート2(Daily MTG 2012年7月13日)
- ↑ スタンダードのマナ基盤(Daily MTG 2013年7月5日)
- ↑ Making Mana(Daily MTG 2014年6月27日)
- ↑ Four Lessons From 2013(Daily MTG 2013年12月10日)
- ↑ Tuning Top Modern Decks for Budget Players(Daily MTG 2016年2月19日)