隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand
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Kethis, the Hidden Hand / 隠された手、ケシス (白)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) アドバイザー(Advisor)
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) アドバイザー(Advisor)
あなたが伝説の呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたの墓地から伝説のカード2枚を追放する:ターン終了時まで、あなたの墓地にある各伝説のカードはそれぞれ「あなたは墓地からこのカードをプレイしてもよい。」を得る。
伝説のエルフ・アドバイザー。伝説の呪文のコストを軽減する常在型能力と、墓地の伝説のカードをコストに他の伝説のカードを唱えられるようにする起動型能力を持つ。
3色3マナ3/4というスペック自体は可もなく不可もなしといったところなので、やはりシステムクリーチャーとしての運用が本命となる。能力が両方とも伝説のカードを要求しているため、伝説の呪文を中心とした構築をしてやれば互いの能力が噛み合うようになる。特に伝説のパーマネントはレジェンド・ルールにより能動的に墓地に送り込むことが可能なため、「1番目の能力で軽く唱えた伝説のカードをそのまま墓地に置き2番目の能力のコストとし、軽くなっている墓地の他の伝説のカードを唱える」と言った芸当も可能。スタンダードではこれと精励する発掘者/Diligent Excavatorをメインエンジンに据えたケシス・コンボが短期間ながら成立した。
- 白かつ黒のエルフは史上初。
- 戦場に存在する伝説のパーマネントには特に影響を及ぼさないため、不同の力線/Leyline of Singularityのようなパーマネントにのみ作用するカードとはシナジーを形成できない。
- 2020年8月3日付で、パイオニアのメタゲームをコンボデッキから離す目的で禁止カードに指定された。単独での勝率は問題のあるレベルに達していなかったが、同時に禁止された他の3種を含んだコンボデッキが競技メタゲームの大部分を占めており、パイオニアのプレイヤー数も減少させていたため[1]。
ルール
- 1番目の能力により軽減されるのは、コストのうち不特定マナの部分だけである。大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortionの無色マナの部分を軽減するといったことはできない。
- 2番目の能力は、能力の解決時に墓地にある伝説のカードにのみ影響する。解決後に墓地に置かれた伝説のカードは唱えることができない。
- 2番目の能力の起動自体はインスタント・タイミングで行えるが、墓地のカードを唱えられるタイミングが変更されるわけではない。各々のカードにつき、通常通り手札から唱える時と同じタイミングで唱えなければならない。
- 2番目の能力により唱えられるようになった墓地のカードを唱えるためのコストは、追加コストや代替コストも含めて全て支払わなければならない。
- それらを唱える時にケシスが戦場にいれば、コスト軽減も適用される。
関連カード
サイクル
基本セット2020の楔3色の伝説のクリーチャーサイクル。いずれも神話レア。
- 隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand(白黒緑)
- 風の憤怒、カイカ/Kykar, Wind's Fury(青赤白)
- 冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated(黒緑青)
- 天頂の探求者、カーリア/Kaalia, Zenith Seeker(赤白黒)
- 乱動の座、オムナス/Omnath, Locus of the Roil(緑青赤)