怪物化した接合者/Modular Monstrosity
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怪物化した接合者/Modular Monstrosity (7)アーティファクト・クリーチャー ― 構築物(Construct)
対戦相手が呪文を唱えるたび、あなたは5秒の間にキーワードを1つ選ぶ。このキーワードはこの日にあなたが「怪物化した接合者」という名前のカードのために選んでおらず、クリーチャー・カードに印刷されているものでなければならない。そうしたなら、怪物化した接合者はその能力を得る。そうでなければ、怪物化した接合者は全てのキーワード能力を失う。
3/3対戦相手が呪文を唱えるたびに、あなたが5秒以内に選んだキーワード能力を獲得する構築物。キーワード能力を使った"山手線ゲーム"のようなものである。
7マナ3/3とマナレシオは悲惨だが、まず破壊不能や呪禁でほぼ全ての除去が通じず、シャドーや土地渡りでブロックも許さず、滅殺6で戦況をひっくり返す、高名6で9/9など、まさにやりたい放題できる。だが同じキーワードは一日の間に1つしか選べないので、1マッチ目で調子によって強力なキーワード能力を使い切ってしまうと2マッチ目以降が苦しくなる。記憶力と状況に応じた選択が必要なカード。
相手が真面目に勝敗にこだわってプレーする場合、事実上ほぼ一切の呪文を唱えられなくするといった働きになる。何か不用意にクリーチャーでも出そうものなら、滅殺6など致命的な能力を得られてしまうし、これを除去できる呪文は対象をとらない追放・布告などごく一部に限られる。
もっともからくりや拡張や各種起動型能力など、呪文以外の行動の選択肢もUnstableには多く、それらで上手くかわされたり、最悪除去されたりすることもしばしば。そうでなくても盤面で負けている時には、そのまま押し切られて3/3バニラのままに終わることもある。
- 得た能力はあなたが「5秒以内に選べなくなる」までは失われないため、次から次へと能力を得ることになる。処理が追いつかなくなったり、「この日に選んだキーワード」を再度指定しないようにも、ちゃんとメモを取っておくべきだろう。
- 英語カード名も接合(Modular)+怪物化(Monstrosity)。このカード名はプレイヤーを混乱させることを意図してつけられている。接合を選んだとしてもこれの上に+1/+1カウンターを置くことはできず、他の効果で+1/+1カウンターが置かれている場合にしか役立たない。そして怪物化はキーワード能力ではなくキーワード処理であるため、そもそも選ぶことが不適正である[1]。
ルール
- 選ぶキーワード能力やその指数は、既存のクリーチャー・カードに記載されているものでなくてはならない。滅殺9999のような設定は不可能だし、搭乗のようにクリーチャーに使われたことがないキーワードも不適である。Unstable以降に印刷されたカードでもいいので、マジックのセットが増えるたびに強化されるといえる。
- 逆にクリーチャー・カードに記載されてさえいれば良いので、血清スリヴァー/Lymph Sliverにおける吸収1などの「言及しているが持ってはいない」能力でも条件を満たす[2]。これを利用すれば共謀や反復などの通常はクリーチャーやクリーチャー・カードが持つ事は無い能力でも選択可能。勿論それらを得ても何の効果も無いが、能力を失うのを防ぐために利用することは考えられる。
- プロテクションや加虐など内容や数字によって変わるものも、一つのキーワードとして扱う。プロテクション(すべて)を選んだ後に、プロテクション(赤)を選ぶことはできない。
- 不適なキーワードを選んでも5秒以内なら選び直してよい。
- 選ぶのはキーワード能力であって、キーワード処理や能力語ではない。
- もっとも再生のようにキーワード能力からキーワード処理になったものなども存在する。全てを厳密に把握するのは困難なので、仲良く楽しむことを優先しよう。
- 能力の誘発は強制であり、追加の必要がなくても何かしら選ばなくてはならず、5秒以内に言えなければ全ての能力を失ってしまう。下手に防衛などと言う羽目にならないよう、マッドネスのような戦場では効果がないキーワードも覚えておく意味はある。
- ゲームを超えて「この日に」という期限設定を持つ能力を持つのは史上初。