藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper
提供:MTG Wiki
クリーチャー — カエル(Frog) ビースト(Beast)
カードを2枚捨てる:藪跳ねアヌーリッドを追放する。次の終了ステップの開始時に、藪跳ねアヌーリッドをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
3/43マナ3/4という優れたマナレシオに加えて自身を解放/Liberateする起動型能力を持つ、コスト・パフォーマンスが高い共鳴者。緑白が優遇されたジャッジメントで登場した緑白の多色クリーチャーだけのことはある大盤振る舞いなスペック。
その能力は一見起動コストが重すぎるように思えるが、様々な除去をほぼ確実に回避でき、当時のルールでは当て逃げも可能であったため、対戦相手にもカード1枚を消費させて実質的なカード・アドバンテージを1枚損に抑えるプレイングが取りやすく、しかもマッドネスやフラッシュバックなどと組み合わせればそれさえも帳消しにできたため、見た目よりははるかに扱いやすくかつ強力である。特に同じ色には日を浴びるルートワラ/Basking Rootwallaや栄光/Gloryがいたため、これらを捨てる手段としても活用されていた(→白緑マッドネス)。手札2枚を常に確保しておくというのは特にビートダウンでは若干面倒な条件ではあり、うまく活用できない場面もままあるが、当時としては基本スペックだけでも高水準であったため、バニラクリーチャーのつもりで使っても損することがない優秀な中堅クリーチャーである。
野生の雑種犬/Wild Mongrelや賛美されし天使/Exalted Angelと共に、当時の白緑ビートダウンで活躍した。さらにオンスロート以降はビーストのクリーチャー・タイプを活かして争乱の崖地/Contested Cliffsや貪欲なるベイロス/Ravenous Balothとともにビーストデッキを生み出した。その他ウェイクのサイドボードにも必ずと言ってよいほど採用され、ミラーマッチにおける攻防の要となった。
- 次の終了ステップに戦場に戻る能力は遅延誘発型能力なのでもみ消し/Stifleで打ち消せる。これを打ち消すと追放されたまま戻ってこなくなるので、対抗手段の1つとなりえる。
- 同じ3マナ3/4と言うコスト・パフォーマンスのクリーチャーに俊足の豹/Fleetfoot Pantherがいる。ただし、あちらは開門と言うメリットにもデメリットにもなり得る能力を持ったものであり、藪跳ねアヌーリッドのように無条件のメリット能力ではない。