ブラストダーム/Blastoderm

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2012年5月25日 (金) 13:40時点におけるさまようひつじ (トーク | 投稿記録)による版
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Blastoderm / ブラストダーム (2)(緑)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消散3(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)

5/5

ファイアーズをはじめとする、当時のスタンダードにおけるデッキの主力クリーチャーの1つ。

消散で基本的に3回しか殴れないデメリットがあるとはいえ、4マナ5/5の被覆持ちと破格の性能を誇る。当時のスタンダードエクステンデッドなどで、ビートダウンコントロールデッキ問わず活躍していた。

一種の「使い捨てクリーチャー」であるため、何らかの形で再利用するギミックが組まれることも多い。例えば「墓地からの回収」、「開門能力によるバウンス(→ファイアーズ)」、「夢で忍び寄るもの/Dream Stalker忍術によるバウンス(→Pauper)」など。普通に何の工夫もせず使い捨てで使っても強く、アングリーノンハーミットなどでは除去耐性のあるアタッカーとしてそのまま使われた。

ファイアーズではヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaによる速攻付加や、シヴのワーム/Shivan Wurmなどの開門能力、火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuによるブロッカーの排除など、デメリットを軽減して使われる。マスクス・ブロック構築では、限られた攻撃回数をフルに生かすべくの各種除去を豊富に積んデッキも成立した(→スナフ・オ・ダーム)。

コモンであるため、リミテッドでの影響力も高い。チャンプブロックなどを強制させ、アドバンテージを得ることもできるだろう。Pauperでも系ビートダウンやクロック・パーミッションの主力を担っている。

ストーリー

ブラストダーム/Blastodermラース/Rathに生息する体長10メートルを超える大型の獣(イラスト)。黄褐色の胴と尾を有し、群青色の四肢に、物を掴める指がそれぞれ3本、頭部・顔面は白く、突き出た下あごに発達した牙2本、後頭部は板状に張り出している。

背部一面や足の一部はパララクス/Parallaxの影響によりまるで泡立っているかのような状態(→パララクス/Parallax#パララクスと消散参照)。ただし、はじける子嚢/Saproling Burstイラスト右下を考慮すると、背中の“泡立ち”は苗木の詰まった“嚢”との解釈も成り立つ。

一方、別の次元/Planeオナッケ/Onakkeを舞台とした設定のデュエルデッキでも登場している。外見はラースのものより丸みを帯び、体色は緑がほぼ全体を占めている(イラスト)。

  • 「Blastoderm」は「blast-(胚・卵子・芽、発芽する・芽生える)」と「-derm(皮膚)」による合成語。「(パララクス効果で泡立ち)胚のように分裂を繰り返しているような皮膚を持つ者」あるいは「苗木が芽生える皮膚を持つ者」くらいの意か。一方、「Blastoderm」は発生学では「胚盤葉」のことを指す。

参考

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