カードを作るのは君だ!
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+ | 「カードを作るのは君だ!」の先駆けとなった企画。1999年秋~年末にかけて開催。[https://web.archive.org/web/19991129045956/http://www.wizards.com/Magic/starter/playmagic/createcreature.asp 公式ページ(Internet Archive)]で募ったクリーチャーイラストのアイデアのうち11案に[[Glen Angus]]がイラストを与え、それらに対して投票を行い最上位のものがカードとなる。なお応募・投票できるのはクリーチャーの名前とイラストのみについてである。 | ||
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+ | 優勝した'''[[魂売り/Spiritmonger]]'''は[[アポカリプス]]に収録された。 | ||
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+ | *投票候補一覧については魂売りの[https://web.archive.org/web/20010520182301/http://wizards.com:80/magic/expert/apocalypse/ap_article_rememberme.asp プレビュー記事(Internet Archive)]を参照のこと。 | ||
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+ | *[https://web.archive.org/web/19991129033250/http://www.wizards.com/Magic/starter/playmagic/contestrules.asp 応募ルール(Internet Archive)] | ||
+ | *[https://web.archive.org/web/20000510221315/http://www.wizards.com:80/Magic/starter/playmagic/createacreature/winnerannounce.asp 結果発表(Internet Archive)] | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] |
2024年1月31日 (水) 19:20時点における最新版
「カードを作るのは君だ!/You Make the Card!」とは、Daily MTG(旧Magicthegathering.com)の人気企画。ユーザーが投票を通じて間接的にカード作りに参加できる。
これまでの4回で次のカードが作り出された。
- 第1回:忘れられた古霊/Forgotten Ancient
- 第2回:世界のるつぼ/Crucible of Worlds
- 第3回:記憶への消失/Vanish into Memory
- 第4回:無駄省き/Waste Not
ここでの「惜しい」アイディアが実際のカードになったこともある。二段攻撃や幽体の照明灯/Spectral Searchlight、悪魔の契約/Demonic Pactがその一例。
- 第2回と第3回の各回のコラムは日本語に翻訳されている。Magicthegathering.comの言語設定を「日本語」にすれば日本語で表示される。
[編集] 第4回:無駄省き/Waste Not
2013年3月11日から開催。前回から8年ぶりの開催となる。Ethan Fleischerが進行を務める。
完成した無駄省き/Waste Notは基本セット2015に収録された。
- ステップ1では、「アーティファクト」「クリーチャー」「エンチャント」「インスタント/ソーサリー」「土地」の中から投票を行い、「エンチャント」と「土地」が26票の僅差で並んだ。
- ステップ2では、「エンチャント」と「土地」の決選投票を行い「エンチャント」にすることが決定した。
- ステップ3では、5色の中から色を選び、黒に決定した。
- ステップ4では、「オーラ」か「全体エンチャント」かを選び、全体エンチャントに決定した。
- ステップ5では、メカニズムを募集する。
- ステップ6では、投稿された7709のメカニズムのうちから選ばれた8枚に対して投票を行い、4枚に絞った。
- ステップ6では、選ばれた上位4枚から再び投票を行い、さらに上位2枚に絞った。
- ステップ7では、選ばれた上位2枚から投票を行い、以下のメカニズムに決定した。
対戦相手がクリーチャー・カードを1枚捨てるたび、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
対戦相手が土地・カードを1枚捨てるたび、あなたのマナ・プールに(黒)(黒)を加える。
- ステップ8では、イラストの五つのコンセプトから投票を行い、その内の一つに決定した。
- ステップ9では、3枚のスケッチから投票を行い、そのうちの1枚に決定した。
- ステップ10では、カード名の募集が行われた。
- ステップ11では、4,000を超える応募から選ばれた8つのカード名候補に対して投票を行い、4つに絞った。
- ステップ12では、選ばれた上位4枚から再び投票を行われたが、ソフトウェア障害により再投票となってしまった。
- ステップ13では、ステップ12のトラブルから、カード名の決定投票を8つの候補からの再投票とし、「無駄省き/Waste Not」に決定した。
[編集] 関連コラム
[編集] 第3回:記憶への消失/Vanish into Memory
2005年1月25日から開催。アメリカ在住の読者から絵を投稿して貰い、それを題材にカードを作るという新手法を取り入れている。
完成した記憶への消失/Vanish into Memoryはコールドスナップに収録された。
- ステップ1では、261枚の応募から選ばれた10枚に対して投票を行い、使用するイラスト1つを決定した。
- ステップ2では「クリーチャー」「エンチャント」「インスタントかソーサリー」の3つで投票を行い、カード・タイプを「インスタントかソーサリー」にすることが決定した。
- ステップ3では、カードのメカニズムの募集が行われた。
- ステップ4では、1万を超える応募から選ばれた10のメカニズムに対して投票を行い、以下の効果に決定した。
クリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除き、それのパワーに等しい枚数のカードを引く。次のあなたのアップキープの開始時に、それを場に戻し、それのタフネスに等しい枚数のカードを捨てる。
- ステップ5では、カード・タイプとマナ・コストの投票を行い、(2)(W)(U)のインスタントに決定した。
- ステップ6では、カード名の募集が行われた。
- ステップ7では、4,000を超える応募から選ばれた10のカード名候補に対して投票が行われ、「記憶への消失/Vanish into Memory」に決定した。
- ステップ8では、フレイバー・テキストの募集が行われた。
- ステップ9では、応募から選ばれた10のフレイバー・テキスト候補に対して投票を行い、以下のテキストに決定した。
Out of sight, into mind.
遠く離れて心の内に。
[編集] 第2回:世界のるつぼ/Crucible of Worlds
2003年1月31日から開催。第1回で作られた緑以外のカードを作ることになった。
完成した世界のるつぼ/Crucible of Worldsはフィフス・ドーンに収録された。
- ステップ1では、白・青・黒・赤・アーティファクトから投票を行い、アーティファクトにすることを決定した。
- ステップ2では、クリーチャーにするかどうかで投票を行い、クリーチャーでないアーティファクトにすることを決定した。
- ステップ3では、機能先行とイメージ先行のどちらでデザインを行うかの投票を行い、機能先行に決定した。
- ステップ4では、カードのメカニズムの募集が行われた。
- ステップ5では、2万5千近い応募から選ばれた10のメカニズム候補に対して投票を行い、上位4つに絞った。
- ステップ6では、前回得票数の近かった4つのメカニズム候補で決選投票を行い、以下の効果に決定した。
- ステップ7では、イラストのコンセプトの募集が行われた。
- ステップ8では、応募から選ばれた10のコンセプト候補に対して投票を行い、以下のようなコンセプトのイラストにすることを決定した。
- 砂時計。上の部分には破壊された森があり、下の部分には美しく茂った森がある。
- ステップ9では、10人のアーティスト候補から投票を行い、Ron Spencerがイラストを描くことに決定した。
- ステップ10では、カード名の募集が行われた。
- ステップ11では、3つのイラストのラフスケッチで投票が行われ、一つに決定した。
- ステップ12では、応募から選ばれた10のカード名候補に対して投票を行い、カード名を「世界のるつぼ/Crucible of Worlds」に決定した。
- ステップ13では、フレイバー・テキストの募集が行われた。
- ステップ14では、4600以上の応募から選ばれた10のフレイバー・テキスト候補に対して投票を行い、以下のテキストに決定した。
Amidst the darkest ashes grow the strongest seeds.
漆黒の灰燼にこそ、強靱な種が芽を葺く。
[編集] 関連コラム
- You Make The Card, Too (応募メカニズムについてのコメント、英語)
- ――惜しかったメカニズムを紹介 (上記コラムの和訳、ホビージャパン(リンク先はInternet Archive))
- 「カードを作りすぎたようだね、君たち」 (上記コラムの和訳、Abominable Empire)
[編集] 第1回:忘れられた古霊/Forgotten Ancient
2002年1月16日から開催。
完成した忘れられた古霊/Forgotten Ancientはスカージに収録された。
- ステップ1では、5つの色から投票を行い、緑にすることを決定した。
- ステップ2では、「クリーチャー」「エンチャント」「インスタント」「ソーサリー」の4つで投票を行いカード・タイプをクリーチャーにすることを決定した。
- ステップ3では、次に「メカニズム」「クリーチャー・タイプ」「サイズ」のどれを決定するかの投票を行い、メカニズムを決めることを決定した。
- ステップ4では、カードのメカニズムの募集が行われた。
- ステップ5では、5000以上の応募から選ばれた10のメカニズム候補に対して投票を行い、上位3つに絞った。
- ステップ6では、前回の得票数上位3つで決選投票を行い、以下の効果に決定した。
プレイヤーが呪文をプレイするたび、あなたは[カード名]の上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは[カード名]の上から好きな数の+1/+1カウンターを他のクリーチャーの上に移動してもよい。
- ステップ7では、壁にするかどうかの投票を行い、壁にしないことを決定した。
- ステップ8では、サイズを「大型」「中型」「小型」のどれにするかの投票を行い、小型にすることを決定した。
- ステップ9では、10のマナ・コスト・パワー・タフネスの組み合わせで投票を行い、上位3つに絞った。
- ステップ10では、前回の得票数上位3つで決選投票を行い、(1)(G)(G)の0/3にすることを決定した。
- ステップ11では、10のクリーチャー・タイプ候補で投票を行い、上位3つに絞った。
- ステップ12では、前回の得票数上位3つで決選投票を行い、クリーチャー・タイプをエレメンタルに決定した。
- ステップ13では、イラストのコンセプトの募集が行われた。
- ステップ14では、応募から選ばれた10のコンセプト候補に対して投票を行い、上位3つに絞った。
- ステップ15では、前回の得票数上位3つで決選投票を行い、以下のコンセプトに決定した。
- A humanoid elemental of moss supports itself with a hand against a dead tree. From where the elemental touches, it spreads wild regrowth.
- ステップ16では、8人のアーティスト候補から投票を行い、上位3人に絞った。
- ステップ17では、前回の得票数上位3人で決選投票を行い、Mark Tedinがイラストを描くことに決定した。
- ステップ18では、カード名の募集が行われた。
- ステップ19では、3つのイラストのラフスケッチで投票が行われ、一つに決定した。
- ステップ20では、ステップ10で決定したサイズに問題があることが分かり、新たな3つの候補から投票を行い、(3)(G)の0/3にすることを決定した。
- ステップ21では、応募から選ばれた10のカード名候補に対して投票を行い、上位3つに絞った。
- ステップ22では、前回の得票数上位3つで決選投票を行い、カード名を「忘れられた古霊/Forgotten Ancient」に決定した。
- ステップ23では、10のフレイバー・テキスト候補に対して投票を行い、上位3つに絞った。
- ステップ24では、前回の得票数上位3つで決選投票を行い、以下のテキストに決定した。
Its blood is life, its body is growth.
その血は生命。その肉は成長。
[編集] Create a Creature Contest
「カードを作るのは君だ!」の先駆けとなった企画。1999年秋~年末にかけて開催。公式ページ(Internet Archive)で募ったクリーチャーイラストのアイデアのうち11案にGlen Angusがイラストを与え、それらに対して投票を行い最上位のものがカードとなる。なお応募・投票できるのはクリーチャーの名前とイラストのみについてである。
優勝した魂売り/Spiritmongerはアポカリプスに収録された。
- 投票候補一覧については魂売りのプレビュー記事(Internet Archive)を参照のこと。