自然への回帰/Return to Nature
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2020年1月18日 (土) 17:15時点における版
Return to Nature / 自然への回帰 (1)(緑)
インスタント
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・アーティファクト1つを対象とする。それを破壊する。
・エンチャント1つを対象とする。それを破壊する。
・墓地にあるカード1枚を対象とする。それを追放する。
アーティファクト・エンチャント・墓地を対策できるインスタント。帰化/Naturalizeの亜種にして、そのほぼ上位互換。
3つもモードがあるため、魔除け級の汎用性を持つ。一方でいずれのモードも対戦相手に干渉することを想定している分だけ相手依存の要素があり、たとえば愚直にクリーチャーを並べるだけといったデッキ相手には腐ってしまうと、メインデッキでの採用はやや厳しい。また墓地から追放できるカードも1枚だけといささか頼りないため、サイドボードの枠を圧縮できる程度に考えておいた方がよいだろう。
エルドレインの王権期でのスタンダードでは、置物対策としては腐りにくい打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodonという競合相手が存在するものの、アリストクラッツの魔女のかまど/Witch's Ovenやパンくずの道標/Trail of Crumbsを標的にする場合はブロントドンではテンポ負けすることからこちらをサイドボードに採用するデッキも多い。
リミテッドでもサイドボード要員として利用されるが、クリーチャー・エンチャントや脱出持ちが蔓延するテーロス還魂記ではメインデッキに導入すべき。
- 帰化との違いとしては以下のような点がある。
- 効果がモードに分かれているため、コピーしたとき融通が利かない可能性がある。例えば、アーティファクト破壊のモードで唱えてから発展/Expansionでコピーした場合、モードは選び直せないのでコピーもアーティファクト破壊しかできない。帰化はモード呪文ではなく「アーティファクトかエンチャントであるパーマネント」であればよいので、「コピー元の方はアーティファクトを、コピーはエンチャントを対象に選ぶ」といったことができる。
- 他にも、唱えたあとで対象のパーマネント・タイプが「アーティファクト→エンチャント(あるいはその逆)」と変更された場合に立ち消える、といった細かな違いがある。
ストーリー
- 灯争大戦
- ニコル・ボーラス/Nicol Bolasとの戦争が終結した後のラヴニカ/Ravnicaにて、戦に使われたと思しき斧が、茸や植物に覆われゆく様子が描かれている(イラスト)。
「そう、自然は強い。木から建物が生えるのは見たことがないでしょう。」― イマーラ
- エルドレインの王権
- エルドレイン/Eldraineにて、魔法が解け、馬車がカボチャに、馬がハツカネズミに戻ってしまった場面が描かれている(イラスト)。
「魔法が解けたしばらく後も、ハツカネズミはあの壮大な疾走を思い返していた。」― フェイの物語
- テーロス還魂記
- テーロス/Therosにて、エルズペス/Elspethに信仰心を奪われて砕け散ったヘリオッド/Heliodの槍の穂先が、植物に覆われゆく様子が描かれている(イラスト)[2]。
「彼方を見通すクルフィックスは終末を垣間見た。地に落ちる壊れたヘリオッドの槍を。」― 「宇宙論」
脚注
- ↑ Eldraine or Shine/何があってもエルドレイン(Making Magic 2019年9月9日 Mark Rosewater著)
- ↑ Theros Beyond Death Story Summary/『テーロス還魂記』物語概要(Feature 2020年1月10日 Wizards of the Coast著)