暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
9行: 9行:
 
*この手のカードのお約束として、対戦相手に無理やりクリーチャーを出させるカード群と併用することで[[ダメージソース]]になる。[[狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon|狩り立てられたサイクル]]や、同時収録の[[探査の短剣/Dowsing Dagger]]などが一例。
 
*この手のカードのお約束として、対戦相手に無理やりクリーチャーを出させるカード群と併用することで[[ダメージソース]]になる。[[狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon|狩り立てられたサイクル]]や、同時収録の[[探査の短剣/Dowsing Dagger]]などが一例。
 
*[[本質の吸収/Essence Drain]]のようなダメージ+ライフ回復の[[除去]]では[[状況起因処理]]まで暴れ回るフェロキドンが[[戦場]]に残っているため、ライフを得られないことに注意。[[ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt]]のような直接[[破壊]]か[[追放]]除去ならばフェロキドンが戦場を離れた後にライフを得る[[イベント]]に移るため、ライフを得ることができる。
 
*[[本質の吸収/Essence Drain]]のようなダメージ+ライフ回復の[[除去]]では[[状況起因処理]]まで暴れ回るフェロキドンが[[戦場]]に残っているため、ライフを得られないことに注意。[[ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt]]のような直接[[破壊]]か[[追放]]除去ならばフェロキドンが戦場を離れた後にライフを得る[[イベント]]に移るため、ライフを得ることができる。
 +
*[[2018年]]1月19日([[Magic Online]]では1月15日)より、スタンダードで禁止カードに指定される<ref name="0030144">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-15-2018-banned-and-restricted-announcement-2018-01-15 January 15, 2018 Banned and Restricted Announcement]/[http://mtg-jp.com/publicity/0030144/ 2018年1月15日 禁止制限告知]</ref>。エネルギー・デッキの弱体化を目的とする禁止措置を行うにあたり、エネルギー・デッキが弱まればどのデッキも[[ラムナプ・レッド]]に勝てないというデッキ1種だけの[[メタゲーム]]になることが予測された。そのため赤デッキに対しても弱体化する措置が必要と判断され、[[ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins]]と共に環境から取り除かれた。このカードの場合、[[メインデッキ]]への採用枚数はデッキによってまちまちだったものの、[[サイドボード]]に枚数を増やすことで、クリーチャーを並べライフを得るという赤[[アグロ]]戦略への対抗策を封殺し相性差をひっくり返してしまうことが問題視された。下記の開発秘話も参照。
 +
 +
==開発秘話==
 +
このカードは元々、デベロップ上の不十分なチェックから誕生してしまった[[サヒーリコンボ]]([[守護フェリダー/Felidar Guardian]]と[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]による[[速攻]]付き[[無限トークン]][[コンボ]])デッキがスタンダード環境を支配しつつあった頃、その対抗策としてデザインされたものだった。しかし後に守護フェリダーは急遽禁止カードに指定される運びとなり、このカードは本来の役割を失ったままリリースされることとなった。その結果、赤の[[アグロ]]戦略に対抗することを主眼とした他のデッキにむやみに被害を与えるという事態を招いてしまった<ref name="0030144"/>。
 +
 +
==脚注==
 +
<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/0019482/ 対策カードを作る理由](Card Preview 2017年9月8日)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/0019482/ 対策カードを作る理由](Card Preview 2017年9月8日)
 
*[[カード個別評価:イクサラン]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:イクサラン]] - [[レア]]

2018年1月16日 (火) 03:42時点における版


Rampaging Ferocidon / 暴れ回るフェロキドン (2)(赤)
クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)

威迫
プレイヤーはライフを得られない。
他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、暴れ回るフェロキドンはそのクリーチャーのコントローラーに1点のダメージを与える。

3/3

ライフ回復を禁止する常在型能力と、他のクリーチャー戦場に出るたびコントローラー本体火力を飛ばす誘発型能力を持った、中型恐竜

レアだけあって3マナ3/3威迫持ちと本体性能は良好で、同じマナ・コストボガートの粗暴者/Boggart Bruteを上回り、これに対応するためにブロッカーを増やすだけでもダメージが飛ぶため、クロックとしての確実性が増している。ダメージ誘発自分にも及ぶが、早期に決着をつけるなら悪影響が少なく、回復禁止能力も含めてビートダウンでのアタッカー適性が高い。

スタンダードではラムナプ・レッドサイドボードに早速3~4枚が採用され、構成によってはメインデッキに1~2枚が割かれる事も。登場時から青白コントロール副陽の接近/Approach of the Second Sun王神の贈り物発明の天使/Angel of Inventionなど、勝利手段として強力な回復カードを擁するデッキが存在しており、これ以外にもラムナプ・レッドの隆盛を受けて領事の権限/Authority of the Consuls禁制品の黒幕/Contraband Kingpin陽光鞭の勇者/Sunscourge Champion霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvesterといった回復カード群の需要が増えた事情もあって、その対策として有用。なかでもクリーチャーの展開とライフゲインの両方を軸とする白黒トークンに対しては特に強烈に突き刺さる。

開発秘話

このカードは元々、デベロップ上の不十分なチェックから誕生してしまったサヒーリコンボ守護フェリダー/Felidar Guardianサヒーリ・ライ/Saheeli Raiによる速攻付き無限トークンコンボ)デッキがスタンダード環境を支配しつつあった頃、その対抗策としてデザインされたものだった。しかし後に守護フェリダーは急遽禁止カードに指定される運びとなり、このカードは本来の役割を失ったままリリースされることとなった。その結果、赤のアグロ戦略に対抗することを主眼とした他のデッキにむやみに被害を与えるという事態を招いてしまった[1]

脚注

  1. 1.0 1.1 January 15, 2018 Banned and Restricted Announcement/2018年1月15日 禁止制限告知

参考

QR Code.gif