リリアナの契約/Liliana's Contract

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2021年10月15日 (金) 12:47時点における版


Liliana's Contract / リリアナの契約 (3)(黒)(黒)
エンチャント

リリアナの契約が戦場に出たとき、あなたはカードを4枚引き、あなたは4点のライフを失う。
あなたのアップキープの開始時に、あなたが異なる名前のデーモン(Demon)を4体以上コントロールしている場合、あなたはこのゲームに勝利する。


リリアナと4体のデーモンとの契約を表したカードETBでのライフと引き換えのドローと、勝利条件という、2つの能力を持つ。

ソーサリー・タイミングでの5マナ4ドローは、連絡/Tidings並の効率。ライフを失うデメリット付きとはいえ、大きなカード・アドバンテージを得ることができる。

勝利条件は、名前が異なる4体のデーモンをコントロールすること。デーモンはファッティが多い種族であるため、4種類のデーモンをコントロールしていればこのカードなしでも勝利は近いだろう。勝利条件カードの例に漏れず、こちらはいささか迂遠な能力。クリーチャー・タイプを変更するカードと組み合わせるなど、何かしら工夫を凝らしたい。

構築では、ドロー能力だけでも十分に採用を検討できるだろう。スタンダードでは、秘儀での順応/Arcane Adaptationが相方候補になる。アモンケット・ブロックには比較的軽いデーモンが存在するため、それと組み合わせるのも手か。

ルール

開発秘話

このカードは、リリアナ・ヴェス/Liliana Vessが4体の悪魔と契約を交わすストーリー上の出来事からトップダウン・デザインで作られた。ライフと引き換えのドローはこれまでにもでしばしば用いられてきた、「邪悪な存在との取引」を表す効果である[1]

初期案ではソーサリーで、ドロー・ライフロス・勝利条件のチェックはすべて呪文能力だったが、ドローかライフロスで敗北すると同時に勝利する場合、どちらが優先されるのか分かりにくいという問題を抱えていた(ルール上は、状況起因処理で敗北するよりも先に勝利できる)。カード・タイプエンチャントにすることで、ドロー&ライフロスと勝利条件のチェックを別の能力に分割できるようになり、この問題は解決された[2]

また、基本セット2019にはデーモンは1種類(惨劇の悪魔/Demon of Catastrophes)しか収録されていないが、これは意図的なものである。このカードで勝利したいと思ったプレイヤーは、必然的に他のセットに目を向け、マジックの広大な世界と出会うことになる[2]

関連カード

サイクル

基本セット2019の、プレインズウォーカーに関する呪文サイクル。各レアに1枚ずつ存在する。

脚注

  1. In the Cards, Part 2/カードの中で その2Making Magic 2018年7月2日 Mark Rosewater著)
  2. 2.0 2.1 M-Files: M19 Edition – White, Blue, and Black/Mファイル『基本セット2019』編・白青黒(Play Design 2018年7月13日 Dan Musser著)

参考

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