超能力蛙/Psychic Frog

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2025年1月20日 (月) 21:50時点における最新版

共鳴者能力で+1/+1カウンターによるパンプアップ、サボタージュ能力でドローできる自己完結した能力を持った青黒のカエル。プレインズウォーカーに戦闘ダメージを与えた場合もドローは誘発する。

素のスタッツは小型クリーチャーでしかないが、マナを使わない強化が防御プレイヤーにとっては非常に厄介。下手なクリーチャーでブロックすれば不要な手札がコンバット・トリックによる除去に化け、かといって通せばドローされると悩ましい二択を突き付けてくる。サイカトグ/Psychatogら先輩と違い強化が+1/+1カウンターで残るのも大きく、2度目以降のブロックでは同じブロッククリーチャー相手に手札を捨てる必要もない。仮に強化で越えられない大型のクリーチャーがいたとしても墓地のカード3枚と引き換えに飛行による回避が可能と、戦闘性能は見た目以上に高い。リアニメイトなど、墓地を利用するデッキであれば下準備を兼ねつつ、他の切削などで墓地に落ちた不要なカードを使って回避能力を獲得、カード・アドバンテージを稼いでくれる。

除去耐性はタフネスのみであり、手札を捨てるコストも考え無しに使いすぎると痛い目に遭うため注意。幸い青黒は除去と打ち消しを得意としているため、邪魔なクリーチャーは除去、こちらへの除去は打ち消しとうまくサポートしてあげよう。

墓地に関連した能力と柔軟性の高さは、構築でこそ輝く。登場直後から様々なフォーマットで採用され、実績をあげている。特に濁浪の執政/Murktide Regentは捨てた手札を探査のコストにしつつ、インスタント・タイミングで利用できる墓地の追放により強化と噛み合いが良好。

• 色や起動型能力、そして英語名から、モチーフはサイカトグ/Psychatogであろう。
• モダンホライゾン3が既存のカードのオマージュをふんだんに含むセットであることを踏まえれば、サボタージュ能力と回避能力の組み合わせは影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltratorを意識したデザインともとれる。サイカトグと同じオデッセイに収録されたが、高い事前評価にもかかわらずあまり活躍できなかったエピソードが有名。

[編集] 禁止指定

2024年12月16日付でレガシーにて禁止カードに指定された^[1]。悲嘆/Grief禁止後も青黒リアニメイトが依然として強力であり、同デッキの墓地対策耐性・フェアデッキ的な動きをこのカードが支えていたこと、またこのカードの存在によってレガシーのリアニメイトデッキとクロック・パーミッションデッキは青黒型が主流となり、これらのデッキタイプにおいてそれ以外の色の組み合わせが抑圧されていたことが問題視された。

[編集] 参考

1. ↑ BANNED AND RESTRICTED ANNOUNCEMENT – DECEMBER 16, 2024/2024年12月16日 禁止制限告知(Daily MTG 2024年12月16日)

• カード個別評価：モダンホライゾン3 - レア