正義の命令/Decree of Justice
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 |
|||
(24人の利用者による、間の27版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Decree of Justice}} | {{#card:Decree of Justice}} | ||
− | 大量[[マナ]]から[[トークン]]が出てくる、[[サイクル]] | + | 大量[[マナ]]から[[トークン]]が出てくる、[[サイクル]]中最強ともうたわれる[[カード]]。 |
− | + | 大抵の場合、普通に[[唱える|唱えて]][[天使]]・トークンを[[生成]]するよりも、[[対戦相手]]の[[終了ステップ]]に[[サイクリング]]から[[兵士]]・トークンを出す目的で使われる。これにより[[神の怒り/Wrath of God]]などの[[ソーサリー]][[全体除去]]を一度は掻い潜って[[攻撃]]できるのが強み。 | |
− | + | ||
− | + | [[打ち消す|打ち消]]されにくく、また隙を作らずに[[クロック]]を生成できること、さらに[[行き詰まり/Standstill]]を初めとして、[[シナジー]]を持つカードが多いのも優秀な点である。[[オンスロート・ブロック構築]]から[[レガシー]]まで幅広く使われている良カードであり、[[白]]を含む[[コントロールデッキ|コントロール]]系[[デッキ]]で、[[フィニッシャー]]として多用された実績を持つ。 | |
− | + | ||
− | + | ||
− | * | + | *サイクリング時の([[X]])の値を指定し[[支払う]]のは、[[サイクリング誘発型能力]]の[[解決]]時である。サイクリング・[[コスト]]の支払い時ではない。[[誘発型能力]]を[[もみ消し/Stifle]]された場合に、浮いたマナが無駄になるので注意。登場当時はまだ[[マナ・バーン]]の[[ルール]]があったため、より気をつける必要があった。 |
− | **[[マナ能力]] | + | **呪文や[[能力]]の解決中であっても、ルールや[[効果]]によりマナの支払いを求められたならば起動型[[マナ能力]]を[[起動]]することができる。 |
− | * | + | *長い間、単体かつ[[インスタント・タイミング]]で任意の数のトークンを出せる唯一の[[呪文]](厳密には違うが)であった。その上[[キャントリップ]]かつ(もみ消し/Stifleなどでなければ)[[打ち消されない]]とくれば、注目されない方がおかしい。 |
+ | **後に[[白の太陽の頂点/White Sun's Zenith]]や[[荒野の確保/Secure the Wastes]]など、トークン生成という点のみで見ればより効率の良いカードが登場した。 | ||
+ | *[[ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter]]や同サイクルの[[苦痛の命令/Decree of Pain]]や、[[残響する真実/Echoing Truth]]で一掃されないよう注意。 | ||
+ | *[[ミラーリの目覚め/Mirari's Wake]]との相性は抜群で、[[ウェイク]]を[[メタゲーム]]の中心にまで押し上げる原動力となった。トークンを生み出すための[[マナ]]は倍増し、出てきたトークンも全て強化される。 | ||
+ | *[[2013年]]4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、[[2003年]]を代表するカードとして展示された<ref>[https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース](マジック日本公式Facebook)</ref>。 | ||
+ | *[[デュエルデッキ]]:[[エルズペスvsキオーラ]]に{{Gatherer|id=394426|新規イラスト}}で収録された。[[バント/Bant]]の天使が描かれている。 | ||
− | == | + | ==関連カード== |
− | + | ===サイクル=== | |
− | + | {{サイクル/スカージの命令}} | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[[ | + | <references /> |
+ | *[[マナ・コストにXを含むカード一覧]] | ||
+ | *[[カード個別評価:スカージ]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:モダンホライゾン3]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[レア]] |
2024年5月31日 (金) 19:15時点における最新版
Decree of Justice / 正義の命令 (X)(X)(2)(白)(白)
ソーサリー
ソーサリー
白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
大量マナからトークンが出てくる、サイクル中最強ともうたわれるカード。
大抵の場合、普通に唱えて天使・トークンを生成するよりも、対戦相手の終了ステップにサイクリングから兵士・トークンを出す目的で使われる。これにより神の怒り/Wrath of Godなどのソーサリー全体除去を一度は掻い潜って攻撃できるのが強み。
打ち消されにくく、また隙を作らずにクロックを生成できること、さらに行き詰まり/Standstillを初めとして、シナジーを持つカードが多いのも優秀な点である。オンスロート・ブロック構築からレガシーまで幅広く使われている良カードであり、白を含むコントロール系デッキで、フィニッシャーとして多用された実績を持つ。
- サイクリング時の(X)の値を指定し支払うのは、サイクリング誘発型能力の解決時である。サイクリング・コストの支払い時ではない。誘発型能力をもみ消し/Stifleされた場合に、浮いたマナが無駄になるので注意。登場当時はまだマナ・バーンのルールがあったため、より気をつける必要があった。
- 長い間、単体かつインスタント・タイミングで任意の数のトークンを出せる唯一の呪文(厳密には違うが)であった。その上キャントリップかつ(もみ消し/Stifleなどでなければ)打ち消されないとくれば、注目されない方がおかしい。
- 後に白の太陽の頂点/White Sun's Zenithや荒野の確保/Secure the Wastesなど、トークン生成という点のみで見ればより効率の良いカードが登場した。
- ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooterや同サイクルの苦痛の命令/Decree of Painや、残響する真実/Echoing Truthで一掃されないよう注意。
- ミラーリの目覚め/Mirari's Wakeとの相性は抜群で、ウェイクをメタゲームの中心にまで押し上げる原動力となった。トークンを生み出すためのマナは倍増し、出てきたトークンも全て強化される。
- 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2003年を代表するカードとして展示された[1]。
- デュエルデッキ:エルズペスvsキオーラに新規イラストで収録された。バント/Bantの天使が描かれている。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
スカージの命令/Decreeサイクル。サイクリング誘発型能力を持つ。
- 正義の命令/Decree of Justice
- 静寂の命令/Decree of Silence
- 苦痛の命令/Decree of Pain
- 滅殺の命令/Decree of Annihilation
- 凶暴の命令/Decree of Savagery
コンセプトはカローナ/Karona自身がかけた強力な呪文(Sketches: Decree of Annihilation)。スカージ版のイラストにはいずれもカローナのシルエットが描かれている。
後年に登場したモード呪文の命令/Commandサイクルとは、日本語名が同じなだけで無関係。
[編集] 参考
- ↑ ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース(マジック日本公式Facebook)
- マナ・コストにXを含むカード一覧
- カード個別評価:スカージ - レア
- カード個別評価:モダンホライゾン3 - アンコモン
- カード個別評価:ジャンプスタート2022 - レア
- カード個別評価:マスターズ25th - レア
- カード個別評価:Vintage Masters - レア