冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light
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− | [[ | + | 登場時の[[スタンダード]]では特定のカード・タイプへの除去に絞るのであれば2マナと軽い[[運命的不在/Fateful Absence]]や[[解呪/Disenchant]]がライバルとなる。それらよりも除去可能な範囲が広いことによる汎用性の高さ、追放除去による後腐れの無さを取るならば優先度が上がる。 |
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+ | [[モダン]]や[[エターナル]]ではマナ総量が0や1である[[パーマネント]]が多く、それらに対処するために使用されている[[虹色の終焉/Prismatic Ending]]と比較されることになる。そちらが[[土地]]を対象にできないのと違い、こちらは[[ウルザの物語/Urza's Saga]]のように土地でもある[[パーマネント]]を視野に入れることも可能。一方、こちらは[[プレインズウォーカー]]や[[バトル]]を対象にできないので注意。 | ||
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+ | *日本語版の[[名前|カード名]]は[[誤訳/名訳|誤訳]]。otherworldlyには「あの世の」の意味もあるが、現し世/Utsushiyoと隠り世/Kakuriyoのある[[神河/Kamigawa]]のカードであることを踏まえると、ここでは「別世界の」「異世界の」の意味だろう。 | ||
+ | *淡光フレーム版{{Gatherer|id=552458}}で先頭を切っているのは[[祝いの神/Kami of Celebration]]({{Gatherer|id=553846}})。 | ||
+ | *同イラスト左下に描かれている緑色の神にはmochi-kamiという名前が与えられており、ダイス入れとして商品化されている<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=DPrq5jk5J04&t=3454s Magic Showcase 2021]([[2021年]]8月24日 公式Youtubeチャンネル)</ref>。 | ||
+ | **[[神河ブロック]]の背景ストーリーでは[[三日月の神/Kami of the Crescent Moon]]に'''望'''/''Mochi''という名が与えられているが、{{Gatherer|id=546287}}における類似は認められない。 | ||
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+ | ==ルール== | ||
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+ | 唱える手順は以下の通り。(→[[唱える]]も参考) | ||
+ | #[[X]]の値と、[[追加コスト]]として[[追放]]するカードの枚数を決める。 | ||
+ | #他のカードによるコスト増加効果があれば適用する。 | ||
+ | #他のカードやこのカード自身の効果によるコスト減少効果を適用する。 | ||
+ | #[[総コスト]]を変更する効果([[三なる宝球/Trinisphere]])があれば適用する。これで総コストが決定する。 | ||
+ | #総コストを支払う。 | ||
+ | *追加コストとしてカードを追放しても、Xの値や[[呪文]]としての[[マナ総量]]は変わらない。 | ||
+ | *手札1枚につき2マナ分を支払えるのは[[代替コスト]]ではなく、好きな枚数の追加コスト+枚数に応じたコスト減少なので、Xの値に関係なく手札を何枚追放してもよい。 | ||
+ | *何らかの手段で[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]場合、Xの適正な選択は0のみである。このときに手札を追放してもよいが、追放してもXは0である。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | <references /> | ||
+ | *[[マナ・コストにXを含むカード一覧]] | ||
*[[カード個別評価:神河:輝ける世界]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:神河:輝ける世界]] - [[レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年6月10日 (月) 19:42時点における最新版
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたはあなたの手札にある望む枚数の白のカードを追放してもよい。この呪文を唱えるためのコストは、これにより追放されたカード1枚につき(2)少なくなる。
アーティファクトやクリーチャーやエンチャントのうちマナ総量がX以下である1つを対象とする。それを追放する。
白の行進は追放除去。マナ総量がX以下のアーティファクト、クリーチャー、エンチャントを対象にできる。
単体除去であり、普通に唱えるとテンポ・アドバンテージで、追加コストを使用するとカード・アドバンテージで遅れを取ることになる。それでも選択肢が増えるのはありがたく、追放なので死亡誘発や破壊不能にも強く、白の除去にありがちなタップ、攻撃クリーチャーなどの状態に関する条件もないので扱いやすい。トークンやクリーチャー化したミシュラランドなら1マナで除去できる点も強み。リミテッドでは汎用性の高い除去として活躍できるだろう。
登場時のスタンダードでは特定のカード・タイプへの除去に絞るのであれば2マナと軽い運命的不在/Fateful Absenceや解呪/Disenchantがライバルとなる。それらよりも除去可能な範囲が広いことによる汎用性の高さ、追放除去による後腐れの無さを取るならば優先度が上がる。
モダンやエターナルではマナ総量が0や1であるパーマネントが多く、それらに対処するために使用されている虹色の終焉/Prismatic Endingと比較されることになる。そちらが土地を対象にできないのと違い、こちらはウルザの物語/Urza's Sagaのように土地でもあるパーマネントを視野に入れることも可能。一方、こちらはプレインズウォーカーやバトルを対象にできないので注意。
- 日本語版のカード名は誤訳。otherworldlyには「あの世の」の意味もあるが、現し世/Utsushiyoと隠り世/Kakuriyoのある神河/Kamigawaのカードであることを踏まえると、ここでは「別世界の」「異世界の」の意味だろう。
- 淡光フレーム版イラストで先頭を切っているのは祝いの神/Kami of Celebration(イラスト)。
- 同イラスト左下に描かれている緑色の神にはmochi-kamiという名前が与えられており、ダイス入れとして商品化されている[1]。
- 神河ブロックの背景ストーリーでは三日月の神/Kami of the Crescent Moonに望/Mochiという名が与えられているが、イラストにおける類似は認められない。
[編集] ルール
[編集] サイクル共通のルール
唱える手順は以下の通り。(→唱えるも参考)
- Xの値と、追加コストとして追放するカードの枚数を決める。
- 他のカードによるコスト増加効果があれば適用する。
- 他のカードやこのカード自身の効果によるコスト減少効果を適用する。
- 総コストを変更する効果(三なる宝球/Trinisphere)があれば適用する。これで総コストが決定する。
- 総コストを支払う。
- 追加コストとしてカードを追放しても、Xの値や呪文としてのマナ総量は変わらない。
- 手札1枚につき2マナ分を支払えるのは代替コストではなく、好きな枚数の追加コスト+枚数に応じたコスト減少なので、Xの値に関係なく手札を何枚追放してもよい。
- 何らかの手段でマナ・コストを支払うことなく唱える場合、Xの適正な選択は0のみである。このときに手札を追放してもよいが、追放してもXは0である。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
神河:輝ける世界の行進サイクル。マナ・コストに(X)を含むインスタントで、追加コストとして追放した手札の同色のカード1枚につき(2)軽くなる。稀少度はレア。
- 冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light
- 渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist
- 不憫な悲哀の行進/March of Wretched Sorrow
- 無謀なる歓喜の行進/March of Reckless Joy
- 芽吹く生命の行進/March of Burgeoning Life
[編集] 参考
- ↑ Magic Showcase 2021(2021年8月24日 公式Youtubeチャンネル)