アトランティスの王/Lord of Atlantis

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(14人の利用者による、間の17版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Lord of Atlantis}}
 
{{#card:Lord of Atlantis}}
  
[[マーフォーク]]の[[ロード]]。
+
[[マーフォーク]]の[[ロード (俗称)|ロード]]。[[第7版]]までは[[皆勤賞]]だったが、[[クリーチャー・タイプ]]再編の波に飲まれて姿を消した(詳しくは[[マーフォーク]]の項を参照)。
[[第7版]]までは[[皆勤賞]]だったが、[[クリーチャー・タイプ]]再編の波に飲まれて姿を消した(詳しくは[[マーフォーク]]の項を参照)。
+
古えの[[青]][[ウィニー]]([[フィッシュ]])に必須のカードであり、他の[[マーフォーク]]とともに猛威を振るった。
+
青には珍しい2[[マナ]]2/2でもある。
+
  
[[ザ・ダーク]][[マーフォークの暗殺者/Merfolk Assassin]]が登場するまで、これは[[真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident]]のためだけに存在したのである。
+
[[マーフォーク (デッキ)|マーフォークデッキ]]を支え続けたカードであり、かつてはこれの存在の有無で同デッキが[[環境]]に存在できるかどうかが決まると言っても過言ではなかった(現在では他にロードが存在するため、そこまでの意味はない)。
  
[[ローウィン]]から[[多相]]クリーチャーの参入により、島渡りを与える能力が逆に痛手となる局面が見られるかもしれないので注意が必要だ。
+
黎明期の[[]]には珍しい2[[マナ]]2/2でもある。
逆に多相クリーチャーをこちらが多用する場合、[[軽い]]支援カードとして見ても有能である。
+
  
*[[幻覚/Mind Bend]]などで[[渡り]]の[[土地タイプ]]を書き換える[[コンボ]]が知られている。他の[[ロード]]でも可能だが、[[色]]が合う点で最も相性がいいだろう。
+
*[[幻覚/Mind Bend]]などで[[土地渡り]]の[[土地タイプ]]を書き換える[[コンボ]]が知られている。他のロードでも可能だが、[[色]]が合う点で最も相性が良いだろう。
 
*[[高潮の戦士/Tidal Warrior]]や[[潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic]]で[[島]]を無理やり作って渡らせることもできる。
 
*[[高潮の戦士/Tidal Warrior]]や[[潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic]]で[[島]]を無理やり作って渡らせることもできる。
*[[人工進化/Artificial Evolution]]で[[クリーチャー・タイプ]]を書き換える[[コンボ]]を使う人もいる。[[P/T]]を上げる[[ロード]]が青にはあまり多くないので、重宝されている。
+
*[[人工進化/Artificial Evolution]]で[[クリーチャー・タイプ]]を書き換える[[コンボ]]を使う人もいる。[[P/T]]を上げるロードが青にはあまり多くないので、重宝されている。
*アトランティスとは大西洋に沈んだとされている伝説の都市。だが後に、[[ドミナリア/Dominaria]]を舞台とした話に取り込むために、[[エトラン・シース/Etlan Shiis]]というマーフォークの地名が人間に伝わって訛ったと設定された。
+
*[[リミテッド・エディション]]にある他のロードが3マナであるのに対し、これのみ2マナと[[軽い]]。軽量[[クリーチャー]]の貧弱な青にあってこのことは非常に珍しい。
*[[サイクル]]中これのみなぜか2マナと[[軽い]]。軽量[[クリーチャー]]の貧弱な青にあってこのことは非常に珍しい。
+
*[[時のらせんブロック]]で共に収録されたマーフォークは[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]を含めても数えるほどしかいなかったが、続く[[ローウィン・ブロック]]では[[白]]と[[青]]のメイン[[クリーチャー・タイプ]]に採用されたため、[[WotC]]が以前発表した「国民はもうちょっと増える」旨が現実のものとなった。
*[[第9版]]で[[ロード]][[クリーチャー・タイプ]]再編が行われたが、[[再録]]された[[カード]]のみ行われたので、この[[カード]]は長らく[[マーフォーク]]になっていなかった。が、[[時のらせん]][[タイムシフト]]カードとして再録。無事マーフォークとなることができた。これにより、他の[[ロード]]と同様に2体並ぶことでその恩恵を受けられるようになった。
+
*アトランティスとは大西洋に沈んだとされている伝説の都市。だが後に、[[ドミナリア/Dominaria]]を舞台とした話に取り込むために、[[エトラン・シース/Etlan Shiis]]というマーフォークの地名が人間に伝わってなまったと設定された。
**だが、[[時のらせん]]で共に収録されたマーフォークは[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]を含めても他に3種、[[次元の混乱]]でも追加で2種のみと、国民の数は昔に比べて恐ろしく減ってしまった。
+
 
***しかし[[第10版]]では[[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]][[ルートウォーターの女族長/Rootwater Matriarch]]などが[[再録]]。続く[[ローウィン]]では[[]][[青]]のメイン[[部族]]に採用されたため、[[WotC]]が以前発表した「国民はもうちょっと増える」旨が現実のものとなっている。
+
==クリーチャー・タイプの変遷==
<!-- -後継は[[ローウィン]]で登場した[[メロウの騎兵/Merrow Reejerey]]。こちらは1マナ重い代わりに自分の[[マーフォーク]]だけに修正を与える。
+
初出の[[リミテッド・エディション]]では「'''Lord of Atlantis'''」と同名のクリーチャー・タイプを持っていた。その後、[[リバイズド]]収録時に[[ロード]]に変更される。リミテッド・エディション時点で[[マーフォーク]]は[[真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident]]しか存在せず、[[ザ・ダーク]]で[[マーフォークの暗殺者/Merfolk Assassin]]が登場するまでは真珠三叉矛の人魚専用のロードであった。
メロウの騎兵が11版に再録されアトランティスの王はされない、などにならないと後継とは言えないかと -->
+
 
 +
[[第9版]]での方針変更で他色のロードには対応するクリーチャー・タイプが与えられたが、これ自身は[[再録]]されなかったのでロード単体のままであった。その後、[[時のらせん]][[タイムシフト]]カードとして再録され、ようやく[[マーフォーク]]のクリーチャー・タイプを獲得した。これにより、複数出たときに王自身も恩恵を得られるようになった。
 +
 
 +
そして、ロードの廃止の決定に伴い(詳しくは[[ロード]]の項を参照)、[[2007年9月サブタイプ変更]]でロードのクリーチャー・タイプを失い、マーフォークのみとなった。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
長らくマーフォークのロードはアトランティスの王1種類だけであったが、[[ローウィン]]以降、新たなロードがいくつか作られている。これらはアトランティスの王とは違い自身のマーフォークのみを強化する。
 +
 
 +
*[[メロウの騎兵/Merrow Reejerey]] - (2)(青)2/2。マーフォーク[[呪文]][[唱える]]たびに[[パーマネント]][[タップ]]・[[アンタップ]]ができる。([[ローウィン]])
 +
*[[マーフォークの君主/Merfolk Sovereign]] - (1)(青)(青)2/2。自身を[[タップ]]することでマーフォーク1体を[[ブロックされない|アンブロッカブル]]にできる。([[基本セット2010]])
 +
*[[珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander]] - (青)(青)2/2→3/3[[飛行]]→4/4飛行の[[Lv系カード]]。累計(4)を支払うと最大レベルになりロード化する。([[エルドラージ覚醒]]
 +
*[[真珠三叉矛の達人/Master of the Pearl Trident]] - ()(青)2/2。[[島]][[渡り]]を与える。アトランティスの王の[[上位互換]]。([[基本セット2013]]
 +
*[[マーフォークの霧縛り/Merfolk Mistbinder]] - (青)(緑)2/2。([[イクサランの相克]]
 +
*[[ヴォーデイリアの呪詛抑え/Vodalian Hexcatcher]] - (1)(青)1/1[[瞬速]]。マーフォーク1体を[[生け贄に捧げる]]ことで非クリーチャー呪文へ(1)要求の[[不確定カウンター]]を行える。([[団結のドミナリア]])
 +
*[[霧の踊り手/Mist Dancer]] - (4)(青)3/3飛行。+1/+0修整だが、飛行も付与。[[再演]](5)(青)(青)。([[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]])
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]]
 
*[[カード個別評価:時のらせんタイムシフト]]
*[[カード個別評価:7版(7th)]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:第7版]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:クラシック(6th)]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:第6版]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:5版(5th)]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:第5版]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:4版(4th)]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:リバイズド(3rd)]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:アンリミテッド(2nd)]] - [[レア]]
+
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:スペシャルゲスト (イクサラン:失われし洞窟)]] - [[レア]]

2024年9月23日 (月) 03:07時点における最新版


Lord of Atlantis / アトランティスの王 (青)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk)

他のマーフォーク(Merfolk)は+1/+1の修整を受けるとともに島渡りを持つ。(それらは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)

2/2

マーフォークロード第7版までは皆勤賞だったが、クリーチャー・タイプ再編の波に飲まれて姿を消した(詳しくはマーフォークの項を参照)。

マーフォークデッキを支え続けたカードであり、かつてはこれの存在の有無で同デッキが環境に存在できるかどうかが決まると言っても過言ではなかった(現在では他にロードが存在するため、そこまでの意味はない)。

黎明期のには珍しい2マナ2/2でもある。

[編集] クリーチャー・タイプの変遷

初出のリミテッド・エディションでは「Lord of Atlantis」と同名のクリーチャー・タイプを持っていた。その後、リバイズド収録時にロードに変更される。リミテッド・エディション時点でマーフォーク真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Tridentしか存在せず、ザ・ダークマーフォークの暗殺者/Merfolk Assassinが登場するまでは真珠三叉矛の人魚専用のロードであった。

第9版での方針変更で他色のロードには対応するクリーチャー・タイプが与えられたが、これ自身は再録されなかったのでロード単体のままであった。その後、時のらせんタイムシフトカードとして再録され、ようやくマーフォークのクリーチャー・タイプを獲得した。これにより、複数出たときに王自身も恩恵を得られるようになった。

そして、ロードの廃止の決定に伴い(詳しくはロードの項を参照)、2007年9月サブタイプ変更でロードのクリーチャー・タイプを失い、マーフォークのみとなった。

[編集] 関連カード

長らくマーフォークのロードはアトランティスの王1種類だけであったが、ローウィン以降、新たなロードがいくつか作られている。これらはアトランティスの王とは違い自身のマーフォークのみを強化する。

[編集] 参考

QR Code.gif