アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg

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非常に[[頭でっかち]]なスペックを持つ[[伝説の]][[カエル]]・[[スピリット]]。いわゆる[[バニラ]]である。
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非常に[[頭でっかち]]な[[P/T]]を持つ[[伝説の]][[カエル]]・[[スピリット]]。いわゆる[[バニラ]]である。
  
5[[マナ]]にしてデメリットなしで[[パワー]]が9ある[[クリーチャー]]は史上初と言って良い。[[タフネス]]が低いのが玉に瑕なので、[[装備品]]等で補ってやろう。特に[[馬上槍/Jousting Lance]]などを[[装備]]させれば凶悪極まりないアタッカーとなる。[[構築]]であれば[[投げ飛ばし/Fling|投げ飛ばし]]てやっても良いだろう。
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5[[マナ]]の[[クリーチャー]]としては歴代最高クラスの[[パワー]]を持つ。同条件では単純なパワーだけならば[[無限のワーム/Endless Wurm]]や[[地ならし屋/Leveler]]といったライバルがいるものの、伝説である点以外に目立った[[ペナルティ能力|デメリット]]を持たないという使いやすさが画期的。[[タフネス]]が低いのが玉に瑕なので、[[コンバット・トリック]]や[[装備品]]などで補ってやろう。特に[[馬上槍/Jousting Lance]]などを[[装備]]させれば凶悪極まりない[[アタッカー]]となる。[[構築]]であれば[[投げ飛ばし/Fling]]や[[心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore]]で[[投げる|投げてしまう]]という手もある。
  
 
*伝説の[[バニラクリーチャー]]が通常の[[エキスパンション]]で収録されるのは[[神河物語]]の[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda]]([[タイムシフト]]まで含めれば[[ジャスミン・ボリアル/Jasmine Boreal]])以来となる。
 
*伝説の[[バニラクリーチャー]]が通常の[[エキスパンション]]で収録されるのは[[神河物語]]の[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda]]([[タイムシフト]]まで含めれば[[ジャスミン・ボリアル/Jasmine Boreal]])以来となる。
*史上2枚目の伝説の[[カエル]]。
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*史上初の9/3のクリーチャー<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/stories-dominaria-part-3-2018-04-30 Stories from Dominaria, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030528/ 『ドミナリア』での話 その3]([[Making Magic]] [[2018年]]4月30日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>であり、史上2枚目の伝説の[[カエル]]。
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*3ヶ月後の[[基本セット2019]]にデメリットなしで5マナ10/10の[[ギガントサウルス/Gigantosaurus]]が登場し、5マナバニラ内最大のパワーという記録はあっさりと塗り替えられた。
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==人気==
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英語圏では[[嵐雲のカラス/Storm Crow]]や日本での[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm]]に通ずる妙な人気を獲得しており、その反響から公式もヤーグルを推した企画を何度か行っている。いずれも彼のP/Tに基づき9月3日に行われている。
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===[[2020年]]===
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*[[Secret Lair Drop Series/2020年#Happy Yargle Day!|Secret Lair Drop Series: Happy Yargle Day!]]が発売された。収録カードのほとんどは既存[[絵|イラスト]]の人物をヤーグルに変えたものとなっている。
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*[[MTGアリーナ]]では「ヤーグル・デー」が開催された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/happy-yargle-day-2020-09-02 Happy Yargle Day!](Magic Digital 2020年9月2日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。ヤーグル入りの構築済みデッキ5種から1種を選び対戦するイベントで、「あなたがカエル・[[呪文]]を[[唱える]]ための[[コスト]]は(2)少なくなる」[[紋章]]を各[[プレイヤー]]が得た状態でゲームを行う。また、ヤーグル以外の全カードはコモンになっている。報酬は一勝目が'''9'''00EXP、二勝目が'''3'''00EXP。
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**なお、[[デッキ]]名は[[基本セット2021]]に収録された単色[[プレインズウォーカー]][[サイクル]]のパロディとなっている。
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===[[2021年]]===
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*前年に引き続きMTGアリーナで「ヤーグル・デー」が開催された。[[フォーマット]]は構築済み[[ヒストリック・ブロール]]となっているが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-digital/mtg-arena-announcements-september-01-2021 MTG Arena Announcements, September 1, 2021]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035382/ MTGアリーナニュース(2021年9月1日)](Magic Digital 2021年9月1日 Wizards of the Coast著)</ref>、紋章や報酬は前回と同様である。
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**[[統率者]]はヤーグルの他に[[怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle]]、[[無傷のハクトス/Haktos the Unscarred]]、[[ファイヤー・ジャイアントの公爵、ザルトー/Zalto, Fire Giant Duke]]、[[力の具現、ジローサ/Zilortha, Strength Incarnate]]と、いずれもパワー/タフネスが極端に偏った面々となっている。
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===[[2022年]]===
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*恒例行事と化したのか、MTGアリーナで『ヤーグル・デー:技食同源/Yargle Day:You are what you eat』が開催された。従来同様の紋章・報酬に加え、新たに「カエル1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはクリーチャー1体を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]てもよい。そうしたなら、あなたはカード1枚を引き、そのカエルはその生け贄に捧げられたクリーチャーのすべての[[能力]]を得る。」効果を持った技食同源(ぎしょくどうげん)の紋章が使用される。
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**使用する構築済みデッキはヤーグルが'''9'''枚投入されており、デッキ名は色とヤーグル/Yargleを組み合わせたものとなっている(例:黒単色ならブラーグル/Blargle、[[白黒]]ならワーグル/Wargleなど)。
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**"You are what you eat"は「あなたは、あなたの食べたもので出来ている」といった意味で、食生活が健康に繋がることを表した諺である。日本語訳の「技食同源」は、中国における同様の考えである「医食同源(いしょくどうげん)」を捩ったものだろう。
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===[[2023年]]===
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*アリーナで昨年の「技食同源」を踏襲した構成のイベントが行われた。紋章や各構築済みデッキにヤーグルが9枚投入されている事などは共通だが、デッキはここ1年で追加されたカードを踏まえて更新されている。特に緑の「ガーグル/Gargle」には[[ヤーグルとムルタニ/Yargle and Multani]]もしっかり投入されている。
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===[[2024年]]===
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*アリーナの定期イベント「ミッドウィーク・マジック」を乗っ取って、「ミッドウィーク・マジック:[[ヤーグルとムルタニ/Yargle and Multani|グルルシャーガルルガフゲコ]]」が開催された。紋章に関しては前年通りだが、今回のフォーマットはヒストリック・ブロールで、統率者は伝説のカエル(と[[カエル乗り、達成/Tatsunari, Toad Rider|カエル乗り]])から選択してデッキ構築を行う形式。なんと未所持のカードも使用可能となっており、非常に自由度が高い。
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**直前に発売された[[ブルームバロウ]]でカエルがピックアップされたこともあり、昨年まで6枚だった伝説のカエルはイベント開催時点で11枚まで数を増やした。
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***その反面、能力を持たないヤーグル(とムルタニ)は統率者としては他のカエルに押され気味で、主役であるはずのヤーグルの出番は専ら[[貪欲な乗りもの、ギトラグ/The Gitrog, Ravenous Ride|ギトラグ]]の餌であった。
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==関連カード==
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{{同一の存在を表すカード/ヤーグル}}
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==ストーリー==
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'''ヤーグル'''/''Yargle''は、[[アーボーグ/Urborg]]に棲まう巨大な[[カエル]]の[[スピリット/Spirit|精霊]]({{Gatherer|id=444346}})。
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詳細は[[ヤーグル/Yargle]]を参照。
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==脚注==
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[バニラクリーチャー]]
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*[[バニラクリーチャー]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[アーボーグ/Urborg]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[アーボーグ/Urborg]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:多元宇宙の伝説]] - [[アンコモン]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2024年#Just Add Milk: Second Helpings|Secret Lair Drop Series: Just Add Milk: Second Helpings]]
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__NOTOC__

2024年9月6日 (金) 05:52時点における最新版


Yargle, Glutton of Urborg / アーボーグの暴食、ヤーグル (4)(黒)
伝説のクリーチャー — カエル(Frog) スピリット(Spirit)

9/3

非常に頭でっかちP/Tを持つ伝説のカエルスピリット。いわゆるバニラである。

5マナクリーチャーとしては歴代最高クラスのパワーを持つ。同条件では単純なパワーだけならば無限のワーム/Endless Wurm地ならし屋/Levelerといったライバルがいるものの、伝説である点以外に目立ったデメリットを持たないという使いやすさが画期的。タフネスが低いのが玉に瑕なので、コンバット・トリック装備品などで補ってやろう。特に馬上槍/Jousting Lanceなどを装備させれば凶悪極まりないアタッカーとなる。構築であれば投げ飛ばし/Fling心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore投げてしまうという手もある。

[編集] 人気

英語圏では嵐雲のカラス/Storm Crowや日本での甲鱗のワーム/Scaled Wurmに通ずる妙な人気を獲得しており、その反響から公式もヤーグルを推した企画を何度か行っている。いずれも彼のP/Tに基づき9月3日に行われている。

[編集] 2020年

[編集] 2021年

[編集] 2022年

  • 恒例行事と化したのか、MTGアリーナで『ヤーグル・デー:技食同源/Yargle Day:You are what you eat』が開催された。従来同様の紋章・報酬に加え、新たに「カエル1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたはカード1枚を引き、そのカエルはその生け贄に捧げられたクリーチャーのすべての能力を得る。」効果を持った技食同源(ぎしょくどうげん)の紋章が使用される。
    • 使用する構築済みデッキはヤーグルが9枚投入されており、デッキ名は色とヤーグル/Yargleを組み合わせたものとなっている(例:黒単色ならブラーグル/Blargle、白黒ならワーグル/Wargleなど)。
    • "You are what you eat"は「あなたは、あなたの食べたもので出来ている」といった意味で、食生活が健康に繋がることを表した諺である。日本語訳の「技食同源」は、中国における同様の考えである「医食同源(いしょくどうげん)」を捩ったものだろう。

[編集] 2023年

  • アリーナで昨年の「技食同源」を踏襲した構成のイベントが行われた。紋章や各構築済みデッキにヤーグルが9枚投入されている事などは共通だが、デッキはここ1年で追加されたカードを踏まえて更新されている。特に緑の「ガーグル/Gargle」にはヤーグルとムルタニ/Yargle and Multaniもしっかり投入されている。

[編集] 2024年

  • アリーナの定期イベント「ミッドウィーク・マジック」を乗っ取って、「ミッドウィーク・マジック:グルルシャーガルルガフゲコ」が開催された。紋章に関しては前年通りだが、今回のフォーマットはヒストリック・ブロールで、統率者は伝説のカエル(とカエル乗り)から選択してデッキ構築を行う形式。なんと未所持のカードも使用可能となっており、非常に自由度が高い。
    • 直前に発売されたブルームバロウでカエルがピックアップされたこともあり、昨年まで6枚だった伝説のカエルはイベント開催時点で11枚まで数を増やした。
      • その反面、能力を持たないヤーグル(とムルタニ)は統率者としては他のカエルに押され気味で、主役であるはずのヤーグルの出番は専らギトラグの餌であった。

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

ヤーグル/Yargleは、アーボーグ/Urborgに棲まう巨大なカエル精霊イラスト)。

詳細はヤーグル/Yargleを参照。

[編集] 脚注

  1. Stories from Dominaria, Part 3/『ドミナリア』での話 その3Making Magic 2018年4月30日 Mark Rosewater著)
  2. Happy Yargle Day!(Magic Digital 2020年9月2日 Wizards of the Coast著)
  3. MTG Arena Announcements, September 1, 2021/MTGアリーナニュース(2021年9月1日)(Magic Digital 2021年9月1日 Wizards of the Coast著)

[編集] 参考

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