目くらまし/Daze
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ピッチスペルとしての常で、その存在自体がいくらかの牽制になり、また[[パーミッション]]同士で起こる[[打ち消す|打ち消し]][[呪文]]の掛け合いにおいてすさまじい威力を発揮するため、[[マスクス・ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、さまざまな[[フォーマット]]で活躍している。 | ピッチスペルとしての常で、その存在自体がいくらかの牽制になり、また[[パーミッション]]同士で起こる[[打ち消す|打ち消し]][[呪文]]の掛け合いにおいてすさまじい威力を発揮するため、[[マスクス・ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、さまざまな[[フォーマット]]で活躍している。 | ||
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− | + | [[マスクス・ブロック]]当時に流行した[[ライジングウォーター]]や[[ブルーオーブ]]などの[[マナ拘束]]型[[ロック]]デッキと極めて相性がよかった。[[マナ]]を用意しづらい状況を作ることで打ち消しが成功しやすくなることに加え、自分の[[タップ]]状態の島を手札に戻せる点も有利に働く。戻した島は改めて[[プレイ]]して再利用するだけでなく、さらに[[撃退/Foil]]の[[代替コスト|ピッチコスト]]に充てられることも多かった。 | |
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− | [[Magic Online]] | + | また、[[コモン]]なので[[パウパー]]でも使用可能だった。しかしパウパーはエターナルほどは早くはない上にデュアルランドも無く、これをコストに当てられる有用な代替コストを持つカードも少ないことから他の環境よりも[[腐る|腐り]]やすく、そこまで多く使われているカードではなかった。それでも序盤の攻防にこれが有用となる場面は少なくないため、[[青]]系の[[Delver-Go#パウパー|デルバー]]デッキで使われていた。特に[[撃退/Foil]]がコモンで再録されてからは非常に高い使用率となった。 |
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+ | その需要の多さから、コモンながら並の[[レア]]以上の高額で取引されるカードとなっている。特に[[Magic Online]]では[[マスクス・ブロック]]がマスクス・ブロック・ブースターという特殊な形態で発売していた関係上、コモンであってもかなり出にくくなっていることから、並のレアどころかトップクラスの[[神話レア]]並の扱いで取引されていた。その後[[エターナルマスターズ]]への[[再録]]、Magic Onlineでの販売開始によって新たな供給源ができたため、ある程度の落ち着きを見せている。 | ||
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+ | *エターナルマスターズでは{{Gatherer|id=414084|新規イラスト}}で収録され、その際に稀少度が[[アンコモン]]に格上げされた。 | ||
+ | *このカードから、不確定カウンターを警戒して支払い用のマナを残しておく[[プレイング]]を通称「デイズケア」と呼ぶ。 | ||
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+ | [[2019年]]5月20日、[[パウパー]]において[[禁止カード]]に指定された。隙を見せずゲームプランを整えられることが問題視された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/may-20-2019-banned-and-restricted-announcement May 20, 2019 Banned and Restricted Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032539/ 2019年5月20日 禁止制限告知](News 2019年5月20日 [[Ian Duke]]著)</ref>。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[不確定カウンターカード]] | *[[不確定カウンターカード]] | ||
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:ネメシス]] - [[コモン]] | ||
− | *[[ | + | *[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[アンコモン]] |
+ | *[[Amonkhet Invocations]] |
2024年8月4日 (日) 10:45時点における最新版
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を1つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、打ち消す。
ピッチスペルの不確定カウンター。1マナ重くした代わりに代替コストでも唱えられる魔力の乱れ/Force Spike。
ピッチスペルとしての常で、その存在自体がいくらかの牽制になり、またパーミッション同士で起こる打ち消し呪文の掛け合いにおいてすさまじい威力を発揮するため、マスクス・ブロック構築からエターナルまで、さまざまなフォーマットで活躍している。
島を1枚手札に戻してしまうというのは小さからぬテンポロスであり、最序盤に使うと後々の展開に大きな悪影響が起きかねない。特にじっくり土地を伸ばしたい長期戦志向のデッキでは見た目以上に厳しい損失となる。しかし逆に、既にクロックやロックのためのパーマネントを展開した後でそれを守るために使うならそこまで痛くない。その特性上、クロック・パーミッションタイプのデッキと相性が良く、使用可能なフォーマットにおけるその手のデッキでは4枚積まれていることも多い。
マスクス・ブロック当時に流行したライジングウォーターやブルーオーブなどのマナ拘束型ロックデッキと極めて相性がよかった。マナを用意しづらい状況を作ることで打ち消しが成功しやすくなることに加え、自分のタップ状態の島を手札に戻せる点も有利に働く。戻した島は改めてプレイして再利用するだけでなく、さらに撃退/Foilのピッチコストに充てられることも多かった。
エターナルは多色環境だが、デュアルランドがあるため問題なく使用できる。軽いカードが多くマナ基盤がタイトな環境であるため、こちらの展開を阻害せずに序盤から牽制できる性質は非常に心強い。中盤以降でも打ち消しの機会は少なくないし、最悪でも意志の力/Force of Willの代替コストにできるので無駄にならない。
また、コモンなのでパウパーでも使用可能だった。しかしパウパーはエターナルほどは早くはない上にデュアルランドも無く、これをコストに当てられる有用な代替コストを持つカードも少ないことから他の環境よりも腐りやすく、そこまで多く使われているカードではなかった。それでも序盤の攻防にこれが有用となる場面は少なくないため、青系のデルバーデッキで使われていた。特に撃退/Foilがコモンで再録されてからは非常に高い使用率となった。
その需要の多さから、コモンながら並のレア以上の高額で取引されるカードとなっている。特にMagic Onlineではマスクス・ブロックがマスクス・ブロック・ブースターという特殊な形態で発売していた関係上、コモンであってもかなり出にくくなっていることから、並のレアどころかトップクラスの神話レア並の扱いで取引されていた。その後エターナルマスターズへの再録、Magic Onlineでの販売開始によって新たな供給源ができたため、ある程度の落ち着きを見せている。
2019年5月20日、パウパーにおいて禁止カードに指定された。隙を見せずゲームプランを整えられることが問題視された[1]。
[編集] 脚注
- ↑ May 20, 2019 Banned and Restricted Announcement/2019年5月20日 禁止制限告知(News 2019年5月20日 Ian Duke著)