願い

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{{Otheruses|[[サイクル]]|[[フォーゴトン・レルム探訪]]初出の[[ソーサリー]]・[[カード]]|願い/Wish}}
 
'''願い'''/''Wish''は、[[ジャッジメント]]に登場した、[[ゲームの外部]]から[[カード]]を持ってくることのできる、[[サーチ]]系[[呪文]]の[[サイクル]]。後に[[未来予知]]でも1枚再登場した。
 
'''願い'''/''Wish''は、[[ジャッジメント]]に登場した、[[ゲームの外部]]から[[カード]]を持ってくることのできる、[[サーチ]]系[[呪文]]の[[サイクル]]。後に[[未来予知]]でも1枚再登場した。
  
 
{{#card:Golden Wish}}
 
{{#card:Golden Wish}}
  
[[サイドボード]]を利用した[[シルバーバレット]](通称[[ウィッシュボード]])という画期的な戦略を可能とするシステムである。これによって[[サーチカード]]の最大の問題点である、[[メインデッキ]]の[[スロット]]を占有するという弱点や、シルバーバレットのパーツまたはサーチカードそのものが[[腐る]]という心配がなくなる。おかげで「特定の状況下で強烈に効くが、それ以外では全く役に立たない」という尖った対策カードが扱いやすくなり、強力な[[コンボデッキ]]やシルバーバレット型[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]を生み出す要因となった。
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[[サイドボード]]を利用した[[シルバーバレット]](通称'''[[ウィッシュボード]]''')という画期的な戦略を可能とするシステムである。これによって[[サーチカード]]の最大の問題点である、[[メインデッキ]]の[[スロット]]を占有するという弱点や、シルバーバレットのパーツまたはサーチカードそのものが[[腐る]]という心配がなくなる。おかげで「特定の状況下で強烈に効くが、それ以外では全く役に立たない」という尖った対策カードが扱いやすくなり、強力な[[コンボデッキ]]やシルバーバレット型[[コントロールデッキ]]を生み出す要因となった。
  
 
*[[Ring of Ma'ruf]]の[[効果]]が元ネタである。
 
*[[Ring of Ma'ruf]]の[[効果]]が元ネタである。
**また、ジャッジメントから[[2006年|4年後]]の[[ディセンション]]では[[研究+開発/Research+Development]]、[[2010年|8年後]]の[[エルドラージ覚醒]]では[[ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog]]が登場した。
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*どうしても手札に加えたいような[[キーカード]][[メインデッキ]]に3枚、[[サイドボード]]に1枚入れ、そのカードを手札に加えられる願いを[[メインデッキ]]に2枚以上入れることにより、キーカードを引く実質的な確率を水増しさせるといった使い方もある。
*どうしても手札に加えたいようなキーカードを[[メインデッキ]]に3枚、[[サイドボード]]に1枚入れ、そのカードを手札に加えられる願いを[[メインデッキ]]に2枚以上入れることにより、キーカードを引く実質的な確率を水増しさせるといった使い方もある。
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==ルール==
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*これの効果は「[[探す]]」という行動ではないので、[[疑念の影/Shadow of Doubt]]で妨害される事はない。
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*[[認定大会]]では、「外部のカード」とは[[サイドボード]]にあるカードのみである([[マジック大会規定]]3.5節)。
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**願いを使用すると[[ゲーム]]中にサイドボードの枚数が減少することになる。サイドボードに関するルールの改定により、[[構築]]であっても同じ[[マッチ]]内であるならサイドボードの枚数が減少していることに問題はなくなったが、次のマッチの開始時には元に戻す必要があるので、数え間違い等がないように注意。
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**[[対戦相手]]のサイドボードは、[[精神隷属器/Mindslaver]]などで[[他のプレイヤーをコントロールする|そのプレイヤーをコントロールしている]]状態ならば[[見る]]事ができる。ゆえにその対戦相手の願いを使って、同サイドボード内のカードを持ってくることが可能。詳しくは[[他のプレイヤーをコントロールする]]を参照。
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*[[カジュアルプレイ]]の場合、選択範囲を「所有カードすべて」等に拡大する例も多く見られる。サイドボードをしっかり用意しないような対戦ではメジャーな[[ハウスルール]]である。
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**これはカードの法的な所有権を問わないマジックのゲーム中でそれを問題とする例外である。
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**[[最悪ゲームから徹底的に永遠に除去]]領域は一応領域のためゲームの外部に含まれないので、ここにあるカードは持ってくることができない。
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===過去のルール===
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*[[基本セット2010]]以前は、ゲーム外領域(現在の[[追放]]領域)も外部であったため、そこからも選ぶことができた。そのため[[フラッシュバック]]を使ってしまった呪文や、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]を喰らい[[農場送り]]された[[クリーチャー]]を願いで手札に戻すという行動も可能であった。
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**ゲーム外領域にある[[裏向き]]のカードは、自分がそれの表側を見ることができる場合にはそのカードの[[特性]]を参照することができるため、選ぶことができた。裏向きで自分が見ることができないカードは、特性を参照しない[[死せる願い/Death Wish]]でのみ選ぶことができた。
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*他のプレイヤーをコントロールしている状態でも、ゲーム中は自分のサイドボードしか見られないと規定されていたために、特定のカード・タイプを引き込む願いは使用不能であった。[[死せる願い/Death Wish]]は[[特性]]を参照しないために使用させる事が出来たが、サイドボードの中身を見られないために、特定のカードでなく[[無作為に]]選択されたカードが手札に入る事となった。
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==該当カード==
 
==該当カード==
 
[[フレイバー・テキスト]]は全て'''彼(女)は______を願ったが、______を願い損ねた。'''という形で統一されている。
 
[[フレイバー・テキスト]]は全て'''彼(女)は______を願ったが、______を願い損ねた。'''という形で統一されている。
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*これを踏まえてか、[[マスターズ25th]]に[[再録]]された[[生ける願い/Living Wish]]のフレイバー・テキストはこの[[オマージュ]]となっている。
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;[[ジャッジメント]]
 
;[[ジャッジメント]]
 
*[[黄金の願い/Golden Wish]]
 
*[[黄金の願い/Golden Wish]]
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;[[未来予知]]
 
;[[未来予知]]
 
*[[きらめく願い/Glittering Wish]]
 
*[[きらめく願い/Glittering Wish]]
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後年には、願い以外にもゲームの外部のカードを利用できるカードが増えている。一覧は'''[[ゲームの外部#ゲームの外部を参照するカード]]'''を参照。
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==ルール==
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[[サイドボード]]や[[ゲームの外部]]の項も参照。
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*これの効果は「[[探す]]」という行動ではないので、[[疑念の影/Shadow of Doubt]]で妨害される事はない。
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*[[認定大会]]では、「外部のカード」とは[[サイドボード]]にあるカードのみである([[マジック・イベント規定]]3.5節)。
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**願いを使用すると[[ゲーム]]中にサイドボードの枚数が減少することになる。サイドボードに関するルールの改定により、[[構築]]であっても同じ[[マッチ]]内であるならサイドボードの枚数が減少していることに問題はなくなったが、次のマッチの開始時には元に戻す必要があるので、数え間違い等がないように注意。
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*[[精神隷属器/Mindslaver]]などによって[[他のプレイヤーをコントロールする|対戦相手をコントロールしている]]状態でも、その対戦相手の[[サイドボード]]は見られないし、その対戦相手にサイドボードを見て選ばせることもできない。このルールは過去複数回変更されているので注意。
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*[[カジュアルプレイ]]の場合、選択範囲は所有カードすべてであるが、認定大会同様にサイドボードのみとする[[ハウスルール]]もメジャーである。
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**これはカードの法的な所有権を問わないマジックのゲーム中でそれを問題とする例外である。
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**[[アン・ゲーム]]の[[最悪ゲームから徹底的に永遠に除去]]領域は一応領域のためゲームの外部に含まれないので、ここにあるカードは持ってくることができない。
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===過去のルール===
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*[[基本セット2010]]以前は、ゲーム外領域(現在の[[追放]]領域)も外部であったため、そこからも選ぶことができた。そのため[[フラッシュバック]]を使ってしまった呪文や、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]を喰らい[[農場送り]]された[[クリーチャー]]を願いで手札に戻すという行動も可能であった。
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**ゲーム外領域にある[[裏向き]]のカードは、自分がそれの表側を見ることができる場合にはそのカードの[[特性]]を参照することができるため、選ぶことができた。裏向きで自分が見ることができないカードは、特性を参照しない[[死せる願い/Death Wish]]でのみ選ぶことができた。
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*[[他のプレイヤーをコントロールする|他のプレイヤーをコントロールしている]]時にそのプレイヤーのサイドボードを見られるかどうかは過去2回変更されている。
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**他のプレイヤーをコントロールしている状態でも、ゲーム中は自分のサイドボードしか見られないと規定されていたために、特定のカード・タイプを引き込む願いは使用不能であった。[[死せる願い/Death Wish]]は[[特性]]を参照しないために使用させる事が出来たが、サイドボードの中身を見られないために、特定のカードでなく[[無作為に]]選択されたカードが手札に入る事となった。
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**その後ルールが変更され、そのプレイヤーのサイドボードを見たり、願いを唱えさせた上であなたが選んだカードを手札に加えさせることができるようになっていた。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[ウィッシュボード]]
 
*[[ウィッシュボード]]
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[カードの俗称]]
*[[用語集]]
 
 
__NOTOC__
 
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2023年9月29日 (金) 23:11時点における最新版

願い/Wishは、ジャッジメントに登場した、ゲームの外部からカードを持ってくることのできる、サーチ呪文サイクル。後に未来予知でも1枚再登場した。


Golden Wish / 黄金の願い (3)(白)(白)
ソーサリー

あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるアーティファクト・カード1枚かエンチャント・カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。黄金の願いを追放する。


サイドボードを利用したシルバーバレット(通称ウィッシュボード)という画期的な戦略を可能とするシステムである。これによってサーチカードの最大の問題点である、メインデッキスロットを占有するという弱点や、シルバーバレットのパーツまたはサーチカードそのものが腐るという心配がなくなる。おかげで「特定の状況下で強烈に効くが、それ以外では全く役に立たない」という尖った対策カードが扱いやすくなり、強力なコンボデッキやシルバーバレット型コントロールデッキを生み出す要因となった。

[編集] 該当カード

フレイバー・テキストは全て彼(女)は______を願ったが、______を願い損ねた。という形で統一されている。

ジャッジメント
未来予知

後年には、願い以外にもゲームの外部のカードを利用できるカードが増えている。一覧はゲームの外部#ゲームの外部を参照するカードを参照。

[編集] ルール

サイドボードゲームの外部の項も参照。

[編集] 過去のルール

  • 基本セット2010以前は、ゲーム外領域(現在の追放領域)も外部であったため、そこからも選ぶことができた。そのためフラッシュバックを使ってしまった呪文や、剣を鍬に/Swords to Plowsharesを喰らい農場送りされたクリーチャーを願いで手札に戻すという行動も可能であった。
    • ゲーム外領域にある裏向きのカードは、自分がそれの表側を見ることができる場合にはそのカードの特性を参照することができるため、選ぶことができた。裏向きで自分が見ることができないカードは、特性を参照しない死せる願い/Death Wishでのみ選ぶことができた。
  • 他のプレイヤーをコントロールしている時にそのプレイヤーのサイドボードを見られるかどうかは過去2回変更されている。
    • 他のプレイヤーをコントロールしている状態でも、ゲーム中は自分のサイドボードしか見られないと規定されていたために、特定のカード・タイプを引き込む願いは使用不能であった。死せる願い/Death Wish特性を参照しないために使用させる事が出来たが、サイドボードの中身を見られないために、特定のカードでなく無作為に選択されたカードが手札に入る事となった。
    • その後ルールが変更され、そのプレイヤーのサイドボードを見たり、願いを唱えさせた上であなたが選んだカードを手札に加えさせることができるようになっていた。

[編集] 参考

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