効果
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(→主な効果) |
|||
(3人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | + | '''効果'''/''Effect''は、[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]、および[[常在型能力]]により生じるものの呼称。 | |
− | + | すべての効果は重複できるが、効果次第では重複が意味をなさないこともある。 | |
− | * | + | *効果が実行不可能なことを要求している場合、可能な部分だけを実行する([[マジックの黄金律]]、{{CR|609.3}})。 |
*古い[[カード]]で「効果」という言葉が出てきたとき、「能力」と置き換える場合があるので注意。例えば、現在の[[被覆]]を「呪文と効果の対象にならない」と表現していたりする。 | *古い[[カード]]で「効果」という言葉が出てきたとき、「能力」と置き換える場合があるので注意。例えば、現在の[[被覆]]を「呪文と効果の対象にならない」と表現していたりする。 | ||
+ | *[[基本セット2010]]より前のルールでは[[状況起因処理]]を「状況起因'''効果'''」と呼んでおり、この定義の例外だった。 | ||
==主な効果== | ==主な効果== | ||
*[[継続的効果]] | *[[継続的効果]] | ||
*[[単発的効果]] | *[[単発的効果]] | ||
− | *[[ | + | *[[置換効果]] |
− | + | **[[自己置換効果]] | |
− | + | **[[移し替え効果]] | |
+ | *[[軽減効果]] | ||
+ | *[[文章変更効果]] | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
+ | |||
+ | {{#CR:609}} |
2023年9月17日 (日) 03:23時点における最新版
効果/Effectは、呪文や能力の解決、および常在型能力により生じるものの呼称。
すべての効果は重複できるが、効果次第では重複が意味をなさないこともある。
- 効果が実行不可能なことを要求している場合、可能な部分だけを実行する(マジックの黄金律、CR:609.3)。
- 古いカードで「効果」という言葉が出てきたとき、「能力」と置き換える場合があるので注意。例えば、現在の被覆を「呪文と効果の対象にならない」と表現していたりする。
- 基本セット2010より前のルールでは状況起因処理を「状況起因効果」と呼んでおり、この定義の例外だった。
[編集] 主な効果
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 6 呪文、能力、効果
- 609 効果
- 609.1 「効果/effect」とは、呪文や能力の結果としてゲーム内で起こる出来事のことである。呪文や起動型能力、誘発型能力は、解決されると、1つまたは複数の単発的効果または継続的効果を発生させる。常在型能力は、1つまたは複数の継続的効果を発生させる。文章そのものは効果ではない。
- 609.2 効果は、効果の文章に特にそう書いてある場合や、明らかに他の領域に存在するオブジェクトにしか適用できない場合を除いて、パーマネントにのみ影響する。
- 609.3 効果が実現不可能なことを要求している場合、可能な部分だけを実行する。
- 609.4 プレイヤーが何らかの条件を満たしている「かのように/as though」何かをしてもよい、あるいはクリーチャーが何らかの条件を満たしている「かのように」何かをできると書かれている効果が存在する。それはその効果にだけ適用される。その効果に関しては、その条件を完全に満たしているかのように扱い、それ以外に関しては通常通り扱う。
- 609.4a 2つの能力がそれぞれ、プレイヤーやクリーチャーが同一のことを違う状況である「かのように/as though」行動してもよい(行動できる)となっていた場合、両方の状況が適用される。もし一方がもう一方の「かのように」の条件を満たしていた場合、両方の効果が適用される。
- 609.4b プレイヤーがマナを「望む[[[タイプ]]/色]のマナであるかのように/as though it were mana of any [type or color]」支払ってもよいとする効果は、プレイヤーがマナを支払う方法にのみ影響し、コストを変更することも、実際にそのコストを支払うために支払われたマナの種類も変更することはない。同じことが、「任意のタイプのマナを支払ってもよい/mana of any type can be spent」という効果にも適用される。
- 609.5 ある効果の結果が「引き分け/in a tie」で終わる可能性がある場合には、その効果を発生させた呪文や能力の文章にその場合にどうするのかが記されている。マジックにおいて、引き分けの場合どうするかという一般則はない。
- 609.6 継続的効果の中には、置換効果や軽減効果が存在する。rule 614、rule 615 参照。
- 609.7 「このターン、あなたが選んだ赤の発生源1つが次にあなたに与えるダメージを軽減する。」というような、特定の発生源からのダメージに適用される効果が存在する。
- 609.7a 効果によってダメージの発生源を選ぶ場合、選択できるのは、パーマネント、(パーマネント 呪文を含む)スタック上の呪文、またはスタック上のオブジェクトか適用待ちの置換・軽減効果か誘発待ちの遅延誘発型能力によって参照されるオブジェクト(もとあった領域から離れているものも含む)、または統率領域にあるオモテ向きのオブジェクトのいずれかである。その発生源が実際にダメージを与えられるものでなくても適正な選択である。この選択は、その効果が作られる時に行う。プレイヤーがパーマネントを選んだ場合、軽減効果はそのパーマネントからの次のダメージに適用され、それが呪文や能力の効果によるものか、それともそれが与える戦闘ダメージかは問題としない。パーマネント 呪文を選んだ場合、この効果はその呪文やその呪文が解決されてなるパーマネントからのダメージに適用される。
- 609.7b 呪文や能力によって、クリーチャー、あるいはある特定の色、といった、特定の性質の発生源からのダメージだけに影響を及ぼす軽減効果が発生することがある。その類の限定のある軽減の盾は、ダメージを軽減するときにもう一度発生源の特性を確認する。その特性が適合していなければ、ダメージは軽減されない。何らかの理由によって盾がダメージを軽減しなかった場合にはその盾は消耗しない。
- 609.7c 常在型能力の効果で、特定の性質を持つダメージの発生源からのダメージを軽減したり置換したりするものがある。これらの効果については、その軽減・置換効果はその性質を持つパーマネントだけでなく、戦場以外の領域にある、その性質を持つあらゆる発生源にも適用される。
- 609.8 効果の中には、現在のゲームの状況ではなく時間を遡って過去のゲームの状態や処理を見るものがある。その種の効果がオブジェクトやオブジェクト群を参照する場合、その特定の時点でその領域にあって条件を満たしていれば、それらのオブジェクトはその処理の時点で存在した領域にあり続けている必要はなく、その処理に記されている条件を満たしている必要もない。
- 609 効果