地獄界の夢/Underworld Dreams
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[[テフェリーの細工箱/Teferi's Puzzle Box]]や[[真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth]]などでドローの回数を強制的に増やせば、相手の顔色を真っ青にできる凶悪[[コンボ]]が完成する(→[[ドリームボックス]])。 | [[テフェリーの細工箱/Teferi's Puzzle Box]]や[[真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth]]などでドローの回数を強制的に増やせば、相手の顔色を真っ青にできる凶悪[[コンボ]]が完成する(→[[ドリームボックス]])。 | ||
− | かつては[[タイプ1]]や[[タイプ1.5]]で[[制限カード|制限]]・[[禁止カード|禁止]]となっていたが、現在では普通に4枚使うことができる。その上、上記の通り[[基本セット]]にて再録され、さらには[[テーマデッキ]]入りまで果たすという遍歴を持つこととなった。ただ、テーマデッキ入りが仇となったか、[[シングルカード]]の値段はレジェンド当時から暴落している。 | + | *かつては[[タイプ1]]や[[タイプ1.5]]で[[制限カード|制限]]・[[禁止カード|禁止]]となっていたが、現在では普通に4枚使うことができる。その上、上記の通り[[基本セット]]にて再録され、さらには[[テーマデッキ]]入りまで果たすという遍歴を持つこととなった。ただ、テーマデッキ入りが仇となったか、[[シングルカード]]の値段はレジェンド当時から暴落している。 |
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*レジェンド出身のカードであったために[[ワールド・エンチャント]]であると思われがちだが、普通のエンチャントである。そのため複数[[張る]]ことも可能。 | *レジェンド出身のカードであったために[[ワールド・エンチャント]]であると思われがちだが、普通のエンチャントである。そのため複数[[張る]]ことも可能。 | ||
*日本語版が初めて出たのは[[第8版]]だが、[[ミラージュ]]のルールブックに登場していたため、初期の日本語版から入ったプレイヤーにも知名度は高かった。 | *日本語版が初めて出たのは[[第8版]]だが、[[ミラージュ]]のルールブックに登場していたため、初期の日本語版から入ったプレイヤーにも知名度は高かった。 | ||
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{{フレイバーテキスト|眠気を誘うような思考の洞窟の暗い奥で、夢は日中の様々なものが落としていった欠片から巣をつくるのだ。|ラビンドラナート・タゴール}} | {{フレイバーテキスト|眠気を誘うような思考の洞窟の暗い奥で、夢は日中の様々なものが落としていった欠片から巣をつくるのだ。|ラビンドラナート・タゴール}} | ||
*海外で行われた[[双頭巨人戦]]トーナメントの[[プロモーション・カード]]にもなっている。 | *海外で行われた[[双頭巨人戦]]トーナメントの[[プロモーション・カード]]にもなっている。 | ||
+ | *[[テーロス還魂記]]で久方ぶりに[[アンコモン]]で再録。[[信心]][[メカニズム]]、そして[[死の国/The Underworld|死の国/The '''Underworld''']]にスポットを当てたテーロス還魂記に相応しい一枚である({{Gatherer|id=476372}})。日本語版だと[[カード名]]の翻訳が踏襲され「地獄界」となっているため、「死の国/The Underworld」由来のものと分かりづらいのが残念。 | ||
− | + | [[1994年]]8月1日、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[タイプ1.5]]で[[禁止カード]]に指定されるが、[[1999年]]10月1日にそれぞれ解除される。 | |
==ルール== | ==ルール== | ||
*[[対象]]はとらない。そのため、[[象牙の仮面/Ivory Mask]]などで防ぐことはできない。 | *[[対象]]はとらない。そのため、[[象牙の仮面/Ivory Mask]]などで防ぐことはできない。 | ||
− | *[[能力]]は1枚引くたびに1回[[誘発]]し、複数枚引く場合でもその枚数分能力が誘発する。そのため、[[物語の円/Story Circle]]や[[黒の防御円/Circle of | + | *[[能力]]は1枚引くたびに1回[[誘発]]し、複数枚引く場合でもその枚数分能力が誘発する。そのため、[[物語の円/Story Circle]]や[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]で[[軽減]]される[[ダメージ]]は1[[マナ]]につき1点だけとなる。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
特筆の無い限り黒単色のカードである。 | 特筆の無い限り黒単色のカードである。 | ||
− | *[[ケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasite]] - [[赤]]のパーマネントを[[ | + | *[[ケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasite]] - [[赤]]のパーマネントを[[コントロール]]している間のみ機能する地獄界の夢を[[内蔵]]したクリーチャー。1マナ。([[コンフラックス]]) |
*[[精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer]] - [[吠えたける鉱山/Howling Mine]]と地獄界の夢を内蔵した[[青黒赤]]の[[伝説のクリーチャー]]。5マナ。([[統率者2013]]) | *[[精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer]] - [[吠えたける鉱山/Howling Mine]]と地獄界の夢を内蔵した[[青黒赤]]の[[伝説のクリーチャー]]。5マナ。([[統率者2013]]) | ||
*[[運命をほぐす者/Fate Unraveler]] - 地獄界の夢を内蔵した[[クリーチャー・エンチャント]]。4マナ。([[神々の軍勢]]) | *[[運命をほぐす者/Fate Unraveler]] - 地獄界の夢を内蔵した[[クリーチャー・エンチャント]]。4マナ。([[神々の軍勢]]) | ||
− | *[[憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Hate-Twisted]] - 地獄界の夢を内蔵した[[ | + | *[[憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Hate-Twisted]] - 地獄界の夢を内蔵した[[プレインズウォーカー]]。5マナ([[灯争大戦]]) |
*[[愚者の知恵の呪い/Curse of Fool's Wisdom]] - [[呪い]]版。2点ずつ[[ドレイン]]。6マナ。[[マッドネス]]4マナ。([[統率者2019]]) | *[[愚者の知恵の呪い/Curse of Fool's Wisdom]] - [[呪い]]版。2点ずつ[[ドレイン]]。6マナ。[[マッドネス]]4マナ。([[統率者2019]]) | ||
+ | *[[黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse]] - 2点ずつ失わせる。あなたがカードを引くとあなたが2点回復する。4マナの伝説のクリーチャー。([[団結のドミナリア]]) | ||
===自分にも影響するカード=== | ===自分にも影響するカード=== | ||
*[[ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny]] - カードを引くたび2マナ[[支払う|支払わ]]ないと2点[[ライフロス]]させる青黒赤のエンチャント。3マナ。([[プレーンシフト]]) | *[[ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny]] - カードを引くたび2マナ[[支払う|支払わ]]ないと2点[[ライフロス]]させる青黒赤のエンチャント。3マナ。([[プレーンシフト]]) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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2023年7月4日 (火) 12:34時点における最新版
対戦相手がカードを引くたびにダメージを与えるエンチャント。第8版以降何度か基本セットに再録されている、レジェンドでも有数の強力カードである。
カードを引かないデッキはほとんど存在しないため、ただ置くだけでも十分強いが、ドロー呪文を多用するコントロールデッキに対して大きな圧力をかけることができる。
テフェリーの細工箱/Teferi's Puzzle Boxや真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truthなどでドローの回数を強制的に増やせば、相手の顔色を真っ青にできる凶悪コンボが完成する(→ドリームボックス)。
- かつてはタイプ1やタイプ1.5で制限・禁止となっていたが、現在では普通に4枚使うことができる。その上、上記の通り基本セットにて再録され、さらにはテーマデッキ入りまで果たすという遍歴を持つこととなった。ただ、テーマデッキ入りが仇となったか、シングルカードの値段はレジェンド当時から暴落している。
- レジェンド出身のカードであったためにワールド・エンチャントであると思われがちだが、普通のエンチャントである。そのため複数張ることも可能。
- 日本語版が初めて出たのは第8版だが、ミラージュのルールブックに登場していたため、初期の日本語版から入ったプレイヤーにも知名度は高かった。
- フレイバー・テキスト(レジェンド~基本セット2010)は、ノーベル文学賞を受賞したインドの詩聖・タゴールの詩の一節が引用されている。
眠気を誘うような思考の洞窟の暗い奥で、夢は日中の様々なものが落としていった欠片から巣をつくるのだ。― ラビンドラナート・タゴール
- 海外で行われた双頭巨人戦トーナメントのプロモーション・カードにもなっている。
- テーロス還魂記で久方ぶりにアンコモンで再録。信心メカニズム、そして死の国/The Underworldにスポットを当てたテーロス還魂記に相応しい一枚である(イラスト)。日本語版だとカード名の翻訳が踏襲され「地獄界」となっているため、「死の国/The Underworld」由来のものと分かりづらいのが残念。
1994年8月1日、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、タイプ1.5で禁止カードに指定されるが、1999年10月1日にそれぞれ解除される。
[編集] ルール
- 対象はとらない。そのため、象牙の仮面/Ivory Maskなどで防ぐことはできない。
- 能力は1枚引くたびに1回誘発し、複数枚引く場合でもその枚数分能力が誘発する。そのため、物語の円/Story Circleや黒の防御円/Circle of Protection: Blackで軽減されるダメージは1マナにつき1点だけとなる。
[編集] 関連カード
特筆の無い限り黒単色のカードである。
- ケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasite - 赤のパーマネントをコントロールしている間のみ機能する地獄界の夢を内蔵したクリーチャー。1マナ。(コンフラックス)
- 精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer - 吠えたける鉱山/Howling Mineと地獄界の夢を内蔵した青黒赤の伝説のクリーチャー。5マナ。(統率者2013)
- 運命をほぐす者/Fate Unraveler - 地獄界の夢を内蔵したクリーチャー・エンチャント。4マナ。(神々の軍勢)
- 憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Hate-Twisted - 地獄界の夢を内蔵したプレインズウォーカー。5マナ(灯争大戦)
- 愚者の知恵の呪い/Curse of Fool's Wisdom - 呪い版。2点ずつドレイン。6マナ。マッドネス4マナ。(統率者2019)
- 黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse - 2点ずつ失わせる。あなたがカードを引くとあなたが2点回復する。4マナの伝説のクリーチャー。(団結のドミナリア)
[編集] 自分にも影響するカード
- ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny - カードを引くたび2マナ支払わないと2点ライフロスさせる青黒赤のエンチャント。3マナ。(プレーンシフト)
- 悪意に満ちた幻視/Spiteful Visions - 吠えたける鉱山と(自分にも影響する)地獄界の夢を併せた黒赤の混成エンチャント。4マナ。(シャドウムーア)
[編集] 参考
- トリプルシンボルカード
- カード個別評価:テーロス還魂記 - アンコモン
- カード個別評価:レジェンド - アンコモン1
- カード個別評価:基本セット2010 - レア
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- Secret Lair Drop Series: Death Is Temporary, Metal Is Forever