終末の祟りの先陣/End-Raze Forerunners
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クリーチャー — 猪(Boar)
警戒、トランプル、速攻
終末の祟りの先陣が戦場に出たとき、ターン終了時まで、あなたがコントロールしている他のクリーチャーは+2/+2の修整を受け、警戒とトランプルを得る。
緑の十八番である踏み荒らし/Overrun系全体強化を内蔵したクリーチャー。猪のクリーチャー・タイプやマナ・コストは州民を滅ぼすもの/Decimator of the Provincesを髣髴とさせる。
非常に重く色拘束も厳しいが、7/7に警戒トランプル速攻を併せ持っており、単独でも良質。全体強化の効果についても、トランプルによってチャンプブロックを許さず、警戒が付いてくるので攻撃しても隙を晒さず、攻防一体になっており非常に優秀。超克/Overcomeや品種改良の力/Engineered Mightあたりを考えるとコスト・パフォーマンスに優れていることが分かるだろう。性質上フルアタックが推奨されるが、構築で使うなら残骸の漂着/Settle the Wreckageには注意したい。
スタンダードでは鉄葉ストンピィなどの緑の濃いデッキで少数採用されることがある。エルドレインの王権期のシミック・ランプでは1枚挿しされ破滅の終焉/Finale of Devastationでサーチされる。
リミテッドでは言うまでもなくエンドカード。ある程度クリーチャーを並べた状態で唱えられれば凄まじいダメージを叩き込むことができ、あるいは防衛線をズタズタに引き裂くことができるだろう。一度の攻撃でトドメを刺せずとも、警戒のおかげで相手から殴り返される可能性も低く、7/7警戒トランプルが残ればそれだけで勝ちが見える。ただし根の罠/Root Snareが同時に収録されていることには留意しておきたい。緑主体では勝ち筋に繋がるカードが少ない関係上、色が合うなら絶対に採用しておきたい一枚。
[編集] 開発秘話
このカードは当初、自身の持つキーワード能力をすべて他のクリーチャーにも与えるデザインであったが、赤でなく緑のカードが速攻を付与するのは問題があった。多くの場合、ETB能力の恩恵を受けるのは前のターンからコントロールしているクリーチャーであり、色の役割を曲げるほどの価値はないと判断されたため、速攻の付与は削除された[1]。
[編集] その他
- フランス語版は名前がやたら長い(Avant-coureurs du Grand Terrassement=33文字)上にトリプルシンボルも手伝って、カード名のフォントがかなり小さい(画像)。イタリア語版はさらに長く(Avanguardia della Devastazione Finale=34文字)、ラヴニカの献身収録時は名前が若干下の方に寄っている(画像、比較用・カルドハイム統率者デッキ収録時)。
[編集] 脚注
- ↑ M-Files: Ravnica Allegiance – Monocolor/Mファイル『ラヴニカの献身』編・単色(Play Design 2019年1月25日 Dan Musser著)