ボガーダンの中心/Heart of Bogardan
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効果だけ見れば、プレイヤーかプレインズウォーカーと、そのコントロール下のクリーチャーすべてにダメージを与えるがあなた側にはまったく被害がないというなかなかの性能に見える。しかし、あまりにも遅く、重く、融通が利かなすぎる。
ルール文章だけを見ているとどれくらい遅いかわかりづらいが、これでダメージを発生させる最短コースは、
- 自分のターンに(2)(赤)(赤)支払って唱える・戦場に出る。
- 次の自分のアップキープに、累加アップキープ1回目で2マナ支払う。
- その次の自分のアップキープに、支払いを放棄。これが生け贄に捧げられ、2点ダメージ。
という流れになり、結局、出した2ターン後のアップキープまで待たねばならない。
スピードも遅く、マナもやたらと大量にかかるこのカードを使うぐらいなら、もっと違う火力を撃った方がいいだろう。
- この能力でダメージが発生するのは累加アップキープを支払わなかった場合のみ。何らかの手段で除去されると効果は発生しない。
- 無理に利点を探せば、エンチャントである点は特色と言える。エンチャントをサーチするギミックを組み込んだソフトロック・デッキならばあるいは噛み合うかも知れない。
- デュエルファイター刃では、バーンデッキのフィニッシャーとして使われた。
- Xが「経年カウンターの2倍から2を引いた点数に等しい」という書き方が回りくどくややこしいが、これは累加アップキープに経年カウンターを使うように変更された後の表記。当時のルールでは「最後に支払われた累加アップキープ・コストの点数に等しい」であった。
[編集] ストーリー
ボガーダンの中心/Heart of Bogardanは、火山の噴火と爆煙、吹き出し流れる溶岩、日常的な地震の土地であるボガーダン/Bogardanの中心地を表している(イラスト)。ボガーダンの憤怒獣/Bogardan Ragerのフレイバー・テキストによると、この中心地では「激しくぶつかる火山弾と飛び回る火山の獣とを見分けるのは難しい」。