ファイレクシアの歩行機械/Phyrexian Walker
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羽ばたき飛行機械/Ornithopterの地上クリーチャー版。
パワーが0なのでほぼブロッカー専用だが、0マナにして2~3マナのクリーチャーを止め得るタフネスを持つ。
構築やエターナルでは、羽ばたき飛行機械同様に0マナクリーチャーであることを利用したコンボデッキで重宝される。親和や金属術は勿論、弱者選別/Culling the Weakでマナを溜めながらストームを稼ぐのに役立ったり、修繕/Tinkerのコストとして使われたりもする。
- 初出時はクリーチャー・タイプを持たなかったが、Magic Onlineでのビジョンズのリリースに伴う2006年1月のオラクル更新で構築物のクリーチャー・タイプを獲得した。ファイレクシアの略奪機/Phyrexian Marauderとともに構築物のクリーチャー・タイプを初めて与えられたカードである。さらに2021年6月のオラクル変更でファイレクシアンが追加された。
- 一時期はクリーチャー・タイプを持たず伝説でない唯一のバニラであった。
- フレイバー・テキストはファイレクシア/Phyrexiaの存在を確信してしまい恐れる人物の書簡だが、これはとあるゲームデザイナーがマジック:ザ・ギャザリングの最も壊れたカードは羽ばたき飛行機械/Ornithopterのような0マナクリーチャーだとRichard Garfieldに語ったことが元となっており、適正にデザインされた0マナクリーチャーを過剰に恐れることを揶揄している[1]。
以前、黒い雨が降り、大地は焼けただれ、鋼が悲鳴を上げるという、恐ろしい場所の話を聞いたことがあった。そのときは、熱に浮かされた誰かの作り話だろうと考えて、自分を元気づけることにしたのだが、今日になって、歩行機械をこの目で見てしまった ――― 今となっては、真実を恐れるばかりだ。― カシーブ・イブン・ナジー「書簡集」
[編集] 参考
- ↑ 霊気の道 その3(Making Magic 2017年1月30日 Mark Rosewater著)