黄道の龍/Zodiac Dragon

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[[ポータル三国志]]の中国の十二支をモチーフにした12体の黄道[[サイクル]]の1体。これは「辰(タツ)」を表している。
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[[ポータル三国志]]の中国の十二支をモチーフにした12体の黄道[[サイクル#カード群|サイクル]]の1体。これは「辰(タツ)」を表している。
  
サイクルのうち唯一[[土地渡り]]を持たないが、[[戦場]]から[[墓地]]へ落ちたとき[[手札]]へ[[戻す|戻る]][[能力]]とサイクル最大の[[サイズ]]を有する。
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サイクルのうち唯一[[土地渡り]]を持たないが、[[戦場]]から[[墓地に置く|墓地に置かれた]]とき[[手札]]へ[[戻す|戻る]][[能力]]とサイクル最大の[[サイズ]]を有する。
  
普通に[[除去]]したのではまた出てきてしまう。[[ポータル三国志]]の範囲でこれに対処するには、[[打ち消す]]か[[戦場に出る]]前に[[捨てる|捨て]]させるしかない。
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普通に[[除去]]したのではまた出てきてしまう。[[ポータル三国志]]の範囲でこれに対処するには、[[打ち消す]]か[[戦場に出る]]前に[[捨てる|捨て]]させるしかない(ただし後述の通り、当初のカードテキストの通りに解釈すれば、それも対策にならなかった)。
  
*[[騙し討ち/Sneak Attack]]との相性は抜群。[[回避能力]]がないため瞬殺レベルにはならないが、非常に嫌がられることは請け合い。
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*このカード、今となっては[[シヴのフェニックス/Shivan Phoenix]]などと同種の能力だが、[[エラッタ]]が出るまではかなりぶっ[[壊れ]]た[[カード]]であった。「戦場から」という一節が無く、いずれの[[領域]]からでも墓地に置かれたらその能力が[[誘発]]するような[[ルール文章]]になっていた。[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]すらかすんで見える能力だ。
*このカード、今となっては[[シヴのフェニックス/Shivan Phoenix]]などと同種の能力だが、[[エラッタ]]が出るまではかなりぶっ壊れた[[カード]]であった。「戦場から墓地に」という一節が無く、いずれの[[領域]]からでも墓地に置かれたらその能力が[[誘発]]するような[[テキスト]]になっていた。[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]すらかすんで見える能力だ。
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**エラッタの内容としては[[ルフ鳥の卵/Rukh Egg]]とほぼ同じ事情だが、手札に戻るという性質上こちらのほうがたちが悪い。
 
**例えば、これが手札にあるだけで[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]や[[サイカトグ/Psychatog]]の[[無限強化]]が可能となる。さらに、[[スカージの使い魔/Skirge Familiar]]から[[無限マナ]]を生み出すこともできるようになる。
 
**例えば、これが手札にあるだけで[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]や[[サイカトグ/Psychatog]]の[[無限強化]]が可能となる。さらに、[[スカージの使い魔/Skirge Familiar]]から[[無限マナ]]を生み出すこともできるようになる。
***これらは[[銀枠]]ありならば[[R&D's Secret Lair]]にて再現可能。
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***これらは[[アン・ゲーム]]ならば[[R&D's Secret Lair]]にて再現可能。
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***ポータル三国志の環境内では、手札を捨てることをコストとする能力は存在しないので積極的な悪用は困難であった。とはいえ、戦場から[[墓地送り]]にするのみならず打ち消しや[[手札破壊]]を受けても手札に戻るというのはかなりいやらしい。
 
**ポータル三国志のカードが公式[[オラクル]]に追加される前は、当時[[NetRep]]の[[Stephen D'Angelo]]によって、「非ポータルのルールでは[現在のテキスト]として扱う」という裁定が出されていた([http://www.crystalkeep.com/magic/rules/changes/rule-cards-chg-0600.txt 参考])。
 
**ポータル三国志のカードが公式[[オラクル]]に追加される前は、当時[[NetRep]]の[[Stephen D'Angelo]]によって、「非ポータルのルールでは[現在のテキスト]として扱う」という裁定が出されていた([http://www.crystalkeep.com/magic/rules/changes/rule-cards-chg-0600.txt 参考])。
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*[[騙し討ち/Sneak Attack]]との相性は抜群。[[回避能力]]がないため瞬殺レベルにはならないが、非常に嫌がられることは請け合い。
 
*[[飛行]]を持たず、かつ自身の能力でも飛行を得ることができない数少ない[[ドラゴン]]。これは[[ポータル三国志]]に飛行が存在しないため。
 
*[[飛行]]を持たず、かつ自身の能力でも飛行を得ることができない数少ない[[ドラゴン]]。これは[[ポータル三国志]]に飛行が存在しないため。
  
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==参考==
 
==参考==
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/cotd/0503 Card of the Day 05/02/2003]([http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200305.shtml 邦訳])
 
*[[カード個別評価:ポータル三国志]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ポータル三国志]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[レア]]

2022年12月21日 (水) 18:33時点における最新版


Zodiac Dragon / 黄道の龍 (7)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

黄道の龍が戦場からあなたの墓地に置かれたとき、あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。

8/8

ポータル三国志の中国の十二支をモチーフにした12体の黄道サイクルの1体。これは「辰(タツ)」を表している。

サイクルのうち唯一土地渡りを持たないが、戦場から墓地に置かれたとき手札戻る能力とサイクル最大のサイズを有する。

普通に除去したのではまた出てきてしまう。ポータル三国志の範囲でこれに対処するには、打ち消す戦場に出る前に捨てさせるしかない(ただし後述の通り、当初のカードテキストの通りに解釈すれば、それも対策にならなかった)。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

中国の十二支をモチーフとした黄道(Zodiac)クリーチャーサイクルに6枚、に3枚ずつの12枚からなる。

  • 黄道サイクルのフレイバー・テキストには三国志演義のあらすじが書かれている。十二支の中では6時方向に位置する蛇(巳)からストーリーが始まり、一周して戻ってきた龍(辰)で完結。
  • 黄道/Zodiacとは、地球から見た太陽の通り道(実際は地球が動いているので、あくまで見かけ上のもの)。この部分に見える星座が占いなどで有名な「黄道12星座」である。詳しくはWikipedia:ja:黄道を参照。
    • 12星座の発想は十二支によく似たものだが、直接関係があるものかは解っていない。しかし、その辺りをこじつけて十二支を"Chinese Zodiac"と呼ぶので、このサイクルはそれをカード化したものである。

[編集] 参考

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