塵へのしがみつき/Cling to Dust

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2020年10月6日 (火) 08:14時点における0503 (トーク | 投稿記録)による版
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Cling to Dust / 塵へのしがみつき (黒)
インスタント

墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する。それがクリーチャー・カードであるなら、あなたは3点のライフを得る。そうでないなら、あなたはカードを1枚引く。
脱出 ― (3)(黒),あなたの墓地から他のカード5枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)


墓地カード追放し、そのカード・タイプに応じてライフドローを得られる墓地対策インスタント脱出も持つ。

対象クリーチャー・カードならば影餌付け/Shadowfeed、そうでなければ死体焼却/Cremateと同性能。棺の追放/Coffin Purgeのように墓地からも唱えられるが、フラッシュバックでなく脱出により繰り返し利用でき、上手く運用すれば単体でカード・アドバンテージを稼ぐこともできる。

肝心の脱出コスト重さが大きな難点。支払う4マナも追放する5枚のカードも手軽に用意できるものではないため、複数回唱えることはおろか、単に脱出で唱えること自体が困難。結果としてスタンダードの墓地対策としては、より手軽な魂標ランタン/Soul-Guide Lantern死より選ばれしティマレット/Tymaret, Chosen from Deathなどが優先され、あまり活躍の場を見いだせていなかった。ローテーション後のスタンダードでは、ゼンディカーの夜明けで登場した対戦相手の墓地の枚数を参照して強化されるカード群を採用したならず者デッキが登場。同デッキへの対策として、脱出での墓地枚数削減兼、アドバンテージ獲得手段として、主にミラーマッチや黒の混じったコントロールデッキで採用されるようになった。

モダンにおいてはラクドス果敢に居場所を見つけている。単純に1マナキャントリップであるのに加えて、元々フェッチランドキャノピーランドが多い上に火力手札破壊を多用する関係上墓地が溜まりやすい。さらに夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denミシュラのガラクタ/Mishra's Baubleを使い回すために土地も伸びやすく、上記の欠点が解決されている。果敢窯の悪鬼/Kiln Fiendの誘発を複数回狙うこともできるため、メインデッキから4枚投入されることも珍しくない。 ヴィンテージではDoomsday Comboのキャントリップの追加枠をのぞき見/Peekなどと争っている。

  • 対戦相手が脱出で呪文を唱えることに対して、脱出呪文を追放したりコスト支払いを妨害することはできない。優先権を持つプレイヤーが呪文を唱えることを宣言してそのコストを支払い唱える手順を完了するまで、他のプレイヤーは行動する機会は無い。

参考

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