ハウリング・オウル

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'''ハウリング・オウル''' (''Howling Owl'')[[イゼットカラー|青赤]]の[[タイム・デストラクション]]系[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。[[プロツアーホノルル06]]でベスト8に2人を輩出して話題になった。[[デッキ]]名の由来は[[キーカード]]となる2枚の[[アーティファクト]]から。「Owling Mine(オウリング・マイン)」との呼び方もある。
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'''ハウリング・オウル''' (''Howling Owl'')[[青赤]]の[[タイム・デストラクション]]系[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。[[プロツアーホノルル06]]でベスト8に2人を輩出して話題になった。[[デッキ]]名の由来は[[キーカード]]となる2枚の[[アーティファクト]]から。[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]と掛けて「Owling Mine(オウリング・マイン)」との呼び方もある。
  
 
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[[三日月の神/Kami of the Crescent Moon]]と[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]を置いてお互いの[[手札]]を増やし、[[黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke]]と[[突然の衝撃/Sudden Impact]]で勝利するのが基本構造である。
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[[三日月の神/Kami of the Crescent Moon]]と[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]を置いてお互いの[[手札]]を増やし、[[黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke]]と[[突然の衝撃/Sudden Impact]]で[[ダメージ]]を[[与える]]のが基本構造である。
  
大抵の場合[[ブーメラン/Boomerang]]と[[未達の目/Eye of Nowhere]]の“8ブーメラン”体制であり、それにより[[パーマネント]]を対処するとともに、相手の手札を増やす。初速の遅い[[コントロール (デッキ)|コントロール]]系デッキに対しては抜群に相性がよいのだが、[[ウィニー]]や[[バーン]]に対しては絶望的である。使用の際は[[メタ]]を読むことが必要となる[[デッキ]]といえる。
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大抵の場合[[ブーメラン/Boomerang]]と[[未達の目/Eye of Nowhere]]の「8ブーメラン」体制であり、それにより[[パーマネント]]を対処するとともに、[[対戦相手]]の手札を増やす。吠えたける鉱山の「相手の手札も増える」というデメリットを、[[バウンス]]や[[疲労困憊/Exhaustion]]等で[[土地]]を縛って[[呪文]]を[[唱える|唱え]]にくくさせることによりカバーしている。
  
[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]のデメリットである「相手の手札も増える」のを[[バウンス]]や[[疲労困憊/Exhaustion]]等で[[土地]]を縛り、[[マナ]]不足で[[呪文]]を[[プレイ]]しにくくさせる事によりカバーしている。
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初速の遅い[[コントロール (デッキ)|コントロール]]系デッキに対しては抜群に相性がよいのだが、[[ウィニー]]や[[バーン]]に対しては絶望的である。使用の際は[[メタゲーム|メタ]]を読むことが必要となる[[デッキ]]といえる。
  
*[[双つ術/Twincast]]を使用したバリエーションも存在する。[[脳髄の渦/Cerebral Vortex]]との組み合わせで軽く10点前後の[[ダメージ]]を叩き出したり、相手の[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]を[[コピー]]して跳ね返したりと、本家のそれより爆発力と柔軟性に富む。こちらは[[塩津龍馬]]氏が[[プロツアーホノルル06]]で使用した。
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*[[双つ術/Twincast]]を使用したバリエーションも存在する。[[脳髄の渦/Cerebral Vortex]]との組み合わせで軽く10点前後のダメージを叩き出したり、相手の[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]を[[コピー]]して跳ね返したりと、本家のそれより爆発力と柔軟性に富む。こちらは[[塩津龍馬]]氏が[[プロツアーホノルル06]]で使用した。
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**プロツアーホノルル06では、このデッキの[[メタゲーム|対策]]のためだけに[[空虚自身/One with Nothing]]を[[サイドボード]]に積んでいるデッキもあった。
 
*[[アネックス・ワイルドファイア]]、[[マグニボア・ワイルドファイア]]など他の[[イゼット団/The Izzet|イゼット]]系デッキと[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]した[[オウリング・ボア]]を[[石田格]]氏がデザインしている。
 
*[[アネックス・ワイルドファイア]]、[[マグニボア・ワイルドファイア]]など他の[[イゼット団/The Izzet|イゼット]]系デッキと[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]した[[オウリング・ボア]]を[[石田格]]氏がデザインしている。
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*ちなみに、「owl」の発音は実際は「アウル」に近い。
  
 
==サンプルレシピ==
 
==サンプルレシピ==
 
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアーホノルル06]] トップ4([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
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**[[プロツアーホノルル06]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
 
**使用者:[[Tiago Chan]]
 
**使用者:[[Tiago Chan]]
*フォーマット
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*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]])
  
 
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*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
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[[Category:コントロールデッキ|はうりんくおうる]]
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[[Category:青赤コントロールデッキ|はうりんくおうる]]
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[[Category:神河ブロックを含むスタンダードデッキ|はうりんくおうる]]
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[[Category:ラヴニカ・ブロックを含むスタンダードデッキ|はうりんくおうる]]

2013年4月8日 (月) 14:35時点における最新版

ハウリング・オウル (Howling Owl)は青赤タイム・デストラクションコントロールデッキプロツアーホノルル06でベスト8に2人を輩出して話題になった。デッキ名の由来はキーカードとなる2枚のアーティファクトから。吠えたける鉱山/Howling Mineと掛けて「Owling Mine(オウリング・マイン)」との呼び方もある。


Howling Mine / 吠えたける鉱山 (2)
アーティファクト

各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、吠えたける鉱山がアンタップ状態である場合、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。



Ebony Owl Netsuke / 黒檀の梟の根付 (2)
アーティファクト

各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーの手札にカードが7枚以上ある場合、黒檀の梟の根付はそのプレイヤーに4点のダメージを与える。


三日月の神/Kami of the Crescent Moon吠えたける鉱山/Howling Mineを置いてお互いの手札を増やし、黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke突然の衝撃/Sudden Impactダメージ与えるのが基本構造である。

大抵の場合ブーメラン/Boomerang未達の目/Eye of Nowhereの「8ブーメラン」体制であり、それによりパーマネントを対処するとともに、対戦相手の手札を増やす。吠えたける鉱山の「相手の手札も増える」というデメリットを、バウンス疲労困憊/Exhaustion等で土地を縛って呪文唱えにくくさせることによりカバーしている。

初速の遅いコントロール系デッキに対しては抜群に相性がよいのだが、ウィニーバーンに対しては絶望的である。使用の際はメタを読むことが必要となるデッキといえる。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60) サイドボード
クリーチャー (4) 3 マナ漏出/Mana Leak
4 三日月の神/Kami of the Crescent Moon 2 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
呪文 (34) 4 不忠の糸/Threads of Disloyalty
4 手練/Sleight of Hand 3 紅蓮地獄/Pyroclasm
4 ブーメラン/Boomerang 3 血染めの月/Blood Moon
4 疲労困憊/Exhaustion
2 脱出/Evacuation
4 未達の目/Eye of Nowhere
4 差し戻し/Remand
4 吠えたける鉱山/Howling Mine
4 突然の衝撃/Sudden Impact
4 黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke
土地 (22)
10 島/Island
2 山/Mountain
2 海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea
4 蒸気孔/Steam Vents
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
  • この大会、1位がグルール・ビートで2位がZooだった。さすがにそれらに対しては分が悪かったと言うことだろう。

[編集] 参考

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