稲妻の連鎖/Chain Lightning
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Chain Lightning / 稲妻の連鎖 (赤)
ソーサリー
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻の連鎖はそれに3点のダメージを与える。その後、そのプレイヤーかそのパーマネントのコントローラーは(赤)(赤)を支払ってもよい。そのプレイヤーがそうした場合、そのプレイヤーはこの呪文をコピーし、そのコピーの新たな対象を選んでもよい。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
稲妻/Lightning Boltの調整版である火力。コピー効果とソーサリーという二点のマイナス要素が追加された。
対戦相手にマナが残っていると反撃されるというリスクがあるものの、実際にはこのペナルティ能力が問題になる場面は少ない。単純に対戦相手がマナを残していない場面を狙うだけでよく、さらに赤マナ2点という色拘束の強いコストを要求するため、赤の濃いデッキでなければ支払うこともままならない。マナが余るゲーム終盤などでコピーされた場合でも、こちらもまたコピーしてしまえばよく、3マナ6点火力(あるいはそれ以上)になるなら逆に好都合であるため、それを嫌がり対戦相手がコピーを選ばない事も多い。したがってデメリットとしてはほとんど機能しておらず、稲妻に劣る点は実質ソーサリーであることくらいと言っていい。結果として、使い勝手の非常に良い優良呪文となっている。
現在もレガシーでは、赤単の主力火力として、また赤入りデッキの追加の稲妻として、高い頻度で採用されている。ただし、血染めの月/Blood Moonを加えたデッキでは反撃を食らう機会も多いことに注意。パウパーでも同様に赤系デッキでよく採用される。
- コピーは通常どおりスタックに乗るので打ち消すことが可能である。
- ストームや複製とはコピーの生成の仕方が異なる。ストームや複製は唱えたときに誘発する誘発型能力によって生成されるのに対して、こちらは呪文能力の一部として生成される。したがって、稲妻の連鎖自体(またはそのコピー)が打ち消されれば、マナが支払われるタイミングも無く、コピーが生成されることはない。
- 自分のぬいぐるみ人形/Stuffy Dollに撃ち込めば、赤マナ2つがある限り相手に3点ダメージを叩き込み続けることが可能になる。無色の発生源からのダメージであるため、赤の防御円/Circle of Protection: Redなどにも強いコンボ。
- このカードを元にChain Stasisやプラズマの連鎖/Chain of Plasma、一連の消失/String of Disappearancesが作られた。
- Premium Deck Series: Fire & Lightningへ収録された際に新規イラストが与えられた。筆を振るったのは基本セット2010版稲妻/Lightning Boltのイラストも手掛けたChristopher Moeller。
- エターナルマスターズではアンコモンとして再録。日本語訳のカード名も与えられた。
- かつては高額コモンカードとしても有名だった。採用率が高い一方で、当時の現物の入手手段はレジェンドか上述のPremium Deck Seriesしか無かったためである。その後エターナルマスターズを皮切りに度々再録されたため、シングルカード価格はかなり手頃になった。
参考
- Wallpaper of the Week: Chain Lightning(壁紙・待受、WotC)
- カード個別評価:レジェンド - コモン2
- カード個別評価:Jumpstart - アンコモン
- カード個別評価:バトルボンド - アンコモン
- カード個別評価:ドミナリア・リマスター - コモン
- カード個別評価:エターナルマスターズ - アンコモン
- カード個別評価:Vintage Masters - コモン
- カード個別評価:Masters Edition 3 - コモン2
- Secret Lair Drop Series: Purrfection
- Amonkhet Invocations