破れ翼トビ/Tatterkite
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「カウンターが置かれない」という珍しい、しかも使い出のある能力を持っているが、サイズが普通なので、構築では萎縮や感染を主軸としたビートダウンが出てこないかぎり出番はないであろう。カウンターが乗らないことを利用したコンボでも発見されれば別であるが、現状ではせいぜい不安定性突然変異/Unstable Mutationで強化するくらいか。
能力に注目がいきがちだが、3マナ2/1飛行というだけでアーティファクト・クリーチャーとしてはかなりの性能である。リミテッドであれば、色拘束がないためどのデッキでも手軽に採用できる強力な航空戦力になり、萎縮対策にも使え、最高クラスの除去である増え続ける荒廃/Incremental Blightにも影響されない。安定した活躍が期待できる。
- 後のミラディン包囲戦にてメリーラの守り手/Melira's Keepersという同じ能力を持つクリーチャーが登場した。
- カード名は誤訳の可能性が高い。「kite」は確かにタカ目タカ科の鳥であるトビを指す単語でもあるが、これがカカシ・アーティファクト・クリーチャーであること、鳥のクリーチャー・タイプを持っていないこと、イラスト、フレイバー・テキスト、とあらゆる点に鑑みて、凧(タコ)を指していると見るべきだろう。
「枝と屑鉄をつなぎ合わせたんだけど、どうした加減か調整抜きで完璧に決まったんだ。」― 纏め鍛治のブラエ
ルール
- この能力は、戦場にある間に加えて、このカードが戦場に出る際にも機能する。魂の大鍋/Cauldron of Soulsによって頑強を得て死亡した場合、それはカウンターが置かれずに戦場に戻る。
- 戦場以外では機能しない。遅延/Delayによって打ち消されれば、追放領域で時間カウンターが置かれる。
- この能力はカウンターを取り除かない。何らかの原因でこの能力を失っている間に置かれたカウンターは、能力が戻っても取り除かれることはない。