墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan
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アーティファクト クリーチャー — リバイアサン(Leviathan)
トランプル
島渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
青の巨大種族、リバイアサンのアーティファクト・クリーチャー。
通常、アーティファクト・クリーチャーであることはアーティファクトとクリーチャー両方に対する除去に引っかかるデメリットとされるが、これは被覆によってある程度克服されており、むしろアーティファクトを参照するサーチカードなどを利用できる利点ともなる。さらに土地渡りとトランプルの2種類の回避能力を備えており、除去にも戦闘にも強く、十二分にフィニッシャー役を果たせる。
特にヴィンテージにおいて、リアニメイトや修繕/Tinkerでマナ・コストを踏み倒して用いられる。環境柄、全体除去よりも軽い単体除去が優先されるため被覆が強力な除去耐性として機能すること、デュアルランドが蔓延しているため島渡りが機能しやすいことの2点が強みである。有色アーティファクトである点も特徴で、意志の力/Force of Willのピッチコストにできることも見逃せない。
ただし仮に1ターン目に戦場に出せたとしても3回攻撃して4ターン目にならないと勝利できない。通常の環境ならともかく、ことヴィンテージではその間に逆転されることが珍しくない。そのためより早く決着をつけられる荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusの登場後はその後塵を拝しているのが実情。ただし巨像が苦手とする剣を鍬に/Swords to Plowsharesやバウンスに耐性があるのは強みであるため、両方投入もしくはサイドチェンジされることはある。
- リバイアサンはその多くがアップキープ・コストなどの甚大なデメリットを持つが、これはマナ・コストが重い以外の弱みはない。後述の通り、人為的な強化を施されたおかげでデメリットが取り除かれているのかもしれない。
- 類似の設定があるリバイアサンとしてシミックの空呑み/Simic Sky Swallowerが存在する。性能もやや似ている。
- P/Tとコンビニ名をかけ合わせて7/11(セブン-イレブン)の愛称がある。
- 後に同じ7/11であるウラモグの種父/Spawnsire of Ulamogが登場した。
ストーリー
墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanはエスパー/Esperの海のひとつ墨溜まり/Inkwellに生息するリバイアサン(イラスト)。エスパーの寓話では、七つの海を飲み込んだと伝えられる。アーティファクト・クリーチャーであることからエーテリウム/Etherium強化処理済みと考えられる。
一般的にエスパーのリバイアサンとは、身も凍る海の深みのさらに下に潜む強大な怪物で、ヴィダルケンの潮汐支配の魔法に影響されず、プレインズウォーカー/Planeswalkerの気まぐれにすらほとんど動じないとされる。船の装甲に似た幅広い鎧状の外皮は、エーテリウム欠乏に喘ぐエスパー人の羨望の的である。
- エスパーに住むリバイアサンの存在はアラーラの断片の時点で明らかにされていた[1][2]。ケデレクトのリバイアサン/Kederekt Leviathan#ストーリーも参照。
参考
- ↑ Fiends and Behemoths/怪物と巨獣(Daily MTG 2008年9月15日)
- ↑ Ask Wizards - 2008/10/08(Daily MTG 2008年10月)