調査官の日誌/Investigator's Journal
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アーティファクト — 手掛かり(Clue)
調査官の日誌は、プレイヤー1人がコントロールしているクリーチャーの数のうち最も多い数に等しい個数の容疑(suspect)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
(2),(T),調査官の日誌の上から容疑カウンター1個を取り除く:カード1枚を引く。
(2),調査官の日誌を生け贄に捧げる:カード1枚を引く。
2マナ払って1枚ドローする、文字どおりの手掛かり。ジェイムデー秘本/Jayemdae Tomeのコストが軽くなったが起動回数に制限のある亜種。
引ける枚数は生け贄に捧げる時のものも合計して、最大で「戦場に出た際にプレイヤーがコントロールしているクリーチャーの数のうち、最大のもの+1枚」。
コストはさほど重すぎず、自分のターンに起動して引いたカードをそのままプレイするのも難しくはない。生け贄にするのにはタップが必要ないので、4マナあれば最後のみ1ターンに一気に2枚引くことも可能。
とはいえ効率がいいわけでもなく、青ならばドロー呪文の選択肢は豊富。同時期のスタンダードだと他の色にも手札を増やす手段は存在している。またこの手の使い回しのきくドロー手段は本来コントロールデッキ向きだが、これはノンクリーチャー気味のデッキで使うと引ける枚数が対戦相手に依存してしまい不安定。自力で一定数のカウンターが置けるビートダウンデッキでの採用になるだろう。ビートダウンで気がかりな息切れを防げるのは優秀。
ヒストリックやパイオニア以下では、4回固定かつ占術や回復も行える精神迷わせの秘本/Mazemind Tomeという強力なライバルと比較されることになる。
リミテッドではクリーチャーが横に並びやすく、他のドロー手段にも限りがあるため選択肢として悪くない。無色アーティファクトなのも嬉しい。
- 前編のイニストラード:真夜中の狩りには調査を行うカードが5枚あったが、続くイニストラード:真紅の契りに収録された手掛かりはこれのみ。トークンでない手掛かりはマイアの小包/Parcel Myrに続いて2枚目(本流のセットでは初)。
- 1ヶ月後のアルケミー:イニストラードには討伐者の報奨/Slayer's Bountyも。
ドラキュラシリーズ・カード
ドラキュラシリーズ・カード版はハーカーの日誌/Harker's Journal(イラスト)。
ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」は、各章が登場人物の日誌や手紙という体裁をとっている。特にジョナサン・ハーカー/Jonathan Harkerの日誌とジョン・セワード博士/Dr.John Sewardの日誌となっている章が多く、二人がメインの語り部となっている。