勇気の徳目/Virtue of Courage

Virtue of Courage / 勇気の徳目 (３)(赤)(赤)
エンチャント

あなたがコントロールしている発生源１つが対戦相手１人に戦闘ダメージでないダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上にあるその点数に等しい枚数のカードを追放してもよい。このターン、それらのカードをプレイしてもよい。

Embereth Blaze / エンバレスの猛火 (１)(赤)
インスタント — 出来事(Adventure)

１つを対象とする。エンバレスの猛火はそれに２点のダメージを与える。（その後、このカードを追放する。後で追放領域にあるこのエンチャントを唱えてもよい。）

出来事部分はショック/Shockよりも1マナ重く、火力としての効率は悪い。しかし5マナと重いエンチャント部分を唱えるまでの時間稼ぎとしては噛み合っており、また既に戦場に出た勇気の徳目の誘発条件にもなれる。

エンチャント部分は火力から次の火力に繋げることができるため、上手く連鎖すれば1ターンで膨大なダメージを与えられる。しかしその重さゆえ、速度を重視したバーン気味のデッキとは相性が悪い。どちらかといえば熱錬金術師/Thermo-Alchemistやウラブラスク/Urabraskなど、呪文にダメージ効果をオマケするカードと合わせてチェイン・コンボ的な挙動を狙った方が合っている。リミテッド範囲でも物騒なカタパルト/Unruly Catapultが熱錬金術師の代役になれる。

出来事の性能はかつてのスタンダードで猛威を振るった砕骨の巨人/Bonecrusher Giantのそれに近い性能である。しかし砕骨の強みは2マナ→3マナという序盤の動きを1枚でこなせる点やクリーチャー部分と合わせれば簡単に1:2交換を取れる点にあり、結果としてカード全体の性質は大きく変わっている。当事者カードは出来事と本体の両方で評価が決まるという良い例であろう。

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